【2026年版】調布市の精神科・心療内科クリニック6選|標榜27院から、初診の入口と診てもらえる範囲で選ぶ

【2026年版】調布市の精神科・心療内科クリニック6選|標榜27院から、初診の入口と診てもらえる範囲で選ぶ

本記事について

この科では「良い医師を探す」より前に、「初診の予約が取れるかどうか」でつまずきます。 本記事は、医師が公表している資格と経歴に加えて、初診の受け方診てもらえる範囲が公式サイトで確認できるかを軸に、調布市内の6院を選びました。

掲載順はおすすめ順ではありません。掲載料は受け取っていません(選定ポリシー)。

※市内の医療機関は厚生労働省 関東信越厚生局の保険医療機関一覧(令和8年8月1日現在)で全数を確認し、診療時間・資格・経歴・初診の受付状況は各院の公式サイトで確認しています。Google口コミは2026年9月9日時点。受診前に各院の公式サイト等で最新情報をご確認ください。

目次

いま、つらくて限界のときは、どこに連絡すればいい?

この記事を読んで受診先を選んでいる余裕がないときは、先に電話をしてください。 予約の順番を待つ必要はありません。

意識がはっきりしない、大量に薬を飲んでしまった、出血が止まらない——このときは迷わず119番です。

ご本人ではなく、身近な人のことで心配している場合も、上の窓口はすべて相談できます。 「本人が行きたがらない」「どう声をかけたらいいか分からない」という相談が、実際に多い入口です。

はじめに

調布市内には、精神科または心療内科を標榜している診療所が27院あります。 厚生労働省 関東信越厚生局の保険医療機関一覧(令和8年8月1日現在)で、市内の診療所201件すべてを確認した数です。うち精神科・心療内科を本体として診療していることが公式サイトで確認できるのは16院でした。

他の診療科と、選び方が2つ違います。

1つめは、初診にたどり着くまでが難しいことです。 内科なら「今日の午前に行ってみる」ができますが、この科では市内の本体16院のうち、公式サイトに「電話予約のみ」と書いている院が多数で、初診の受付そのものを止めている院もあります。2026年9月9日時点で、こころのクリニック調布は院長・非常勤医とも新患予約をすべて止めており潤クリニックは令和8年7月3日付で初診の受け入れ見合わせを告知しています。プライムクリニックの児童精神科も初診受付を一時停止中です。「良さそうな院を見つけたのに、そこは今、初診を受けていない」が普通に起こります。

2つめは、「診てもらえる範囲」が院ごとにはっきり違うことです。 この科では、多くの院が「自院では診ない範囲」を公式サイトに書いています。 中学生未満は診ない、18歳以上のみ、依存症は専門機関へ、希死念慮が切迫している場合は入院施設のある医療機関へ、カウンセリングと心理検査は行っていない——といった具合です。これは不親切なのではなく、精神科の治療が「入院できる体制があるか」「心理職がいるか」「小児を診てきたか」で実際に分かれるからです。 読者にとっては、行く前にここを読んでおくと、たどり着いてから断られずに済みます。

分布は京王線に沿っています。 27院の内訳は布田6院・仙川町5院・国領町4院・小島町4院・西つつじヶ丘3院・上石原2院・東つつじヶ丘1院・入間町1院・深大寺北町1院。布田と小島町で10院=市内の3分の1以上が調布駅と布田駅の徒歩圏に集まっています。 逆に、西調布・飛田給の側と、深大寺・神代の側には、精神科・心療内科を本体とする院がありません(上石原の2院・深大寺北町の1院・入間町の1院は、いずれも他の科を本体とする院です)。

この科の患者数は少なくありません。 厚生労働省「患者調査」(令和5年)をもとにした資料では、精神疾患を有する外来患者数は約576.4万人です(出典:厚生労働省「精神障害にも対応した地域包括ケアシステムにおける医療提供体制について」/令和5年患者調査より厚生労働省障害保健福祉部作成)。予約が取りにくいのは、あなたの探し方が悪いからではありません。

えんちゃんえんちゃん

まず「行けそうな院」を1つに絞らず、2〜3院の初診の受け方を並べて見ておくと、たどり着くまでが短くなります。

Google口コミはどこまであてになる?

本記事は星の高い順に並べていません。 医療機関の口コミは、診療の中身より「投稿を集める運用をしているかどうか」を強く映すためです。何もしなければ不満の側に偏り、受付で投稿を依頼している院は件数も星も上がります。件数が少なく星が低いことは、医療の質が低いという意味ではありません選定ポリシー)。

この科では、患者と医師の関係がもっとも長く濃いので、星は下がる側に振れます。 調布市でも、件数が29件でもっとも多い院が★1.7、件数が1件の院が★5.0という並びが出ました。掲載した6院は★5.0(1件)から★3.0(23件)までの範囲に収まっています。件数と星に相関はなく、件数が増えるほど星が下がる傾向のほうが強く出ます。

もうひとつ、この科では「話題の内訳」に特徴が出ます。 Googleが自動でまとめる話題の上位に、「電話」が「先生」と並んで来る院がありました。診療の中身ではなく、予約の電話がつながるかどうかが投稿の主題になっているということです。これはこの記事の軸そのものなので、各院の節でそのまま書いています。

口コミは、その院に行くかどうかを決める材料にはなりません。 何について書かれているかを眺める程度にとどめて、最後はご自身が受診して感じたことで判断されることをお勧めします。

どの院がどう違う?(比較一覧)

医院名院長・医師の専門性Google口コミ(参考)エリア初診の受け方診てもらえる範囲
調布の森クリニック鈴木 優一/日本精神神経学会 専門医・指導医、日本児童青年精神医学会 認定医、精神保健指定医。慈恵医大 精神医学講座 助教・森田療法センター★3.7/23件国領町(国領駅)毎週火曜11時〜12時の電話のみ・枠は2〜3名・約2週後中学生以上。高校生以下の初診は停止中
調布聖美会クリニック大久保 善朗/日本精神神経学会 精神科専門医・指導医・認知症診療医、てんかん学会認定医、精神保健指定医。東京医科歯科大学 教授、日本医科大学 精神医学教室 教授★3.0/23件小島町(調布駅)初診WEB予約てんかん・認知症・大人の発達障害まで。年齢の明記なし
博愛医院今津 清/日本専門医機構認定 精神科専門医、日本精神神経学会認定 精神科指導医・認知症診療医、精神保健指定医、医学博士(東京大学大学院)★5.0/1件布田(布田駅)メールのみ。初診は電話で病状を伺ってから可否を判断転医は現主治医の紹介状が必要。初診は60分ほど
ほんまクリニック本間 正一/日本精神神経学会 精神科専門医、精神保健指定医。慈恵医大 精神医学講座、鶴川サナトリウム病院★3.6/10件布田(調布駅1分)予約方法の記載なし(電話番号のみ公表)土曜は再診のみ。うつ病を中心に
GEN MENTAL CLINIC西尾 崇志/日本精神神経学会 精神科専門医・指導医、精神保健指定医、臨床研修指導医。昭和大学 精神医学講座 講師★3.3/15件仙川町(仙川駅)24時間WEB予約+電話。当日の初診も相談可児童・思春期精神科(保護者同伴)から認知症まで
つつじヶ丘こころのクリニック樋口 和義/精神保健指定医、日本医師会認定産業医。精神科専門病院の病院長を経て開院。統合失調症・依存症・うつ病★3.8/20件東つつじヶ丘(つつじヶ丘駅1分)WEB予約が原則。空き枠がWEBで見える統合失調症が専門。カウンセリング・心理検査は行っていない。診ない範囲を明示

※Google口コミの評価・件数は2026年9月9日時点。掲載順は駅の並び(国領・調布・布田・仙川・つつじヶ丘)を目安にしています。おすすめ順ではありません。博愛医院とGEN MENTAL CLINICは、Googleのビジネス情報がオーナー未管理でした。

初診の予約は、どうやって取る?

この科でいちばん詰まるのがここなので、独立した節にしました。 掲載6院にかぎらず、市内で確認できた初診の受け方をまとめます。

電話しか受け付けていない院がある

調布の森クリニックは、初診の電話受付が毎週火曜11時から12時の1時間だけです。 「受付時間内であっても予約枠が埋まり次第、初診予約受付を終了」「ご案内できる初診枠は、予約受付日ごとに2〜3名程度」と公式サイトに書かれています。2026年2月から、それまでの火曜・木曜が火曜のみに変わりました。初診日は電話をした日から2週後前後で、それより後の予約は原則受けていません。

博愛医院はメールのみです。 「メールでのご予約を申し受けます」とあり、電話は「常時対応はいたしかねます」と明記されています。初診の場合はクリニックから一度電話があり、病状を伺ったうえで自院で診察可能かを判断する流れです。

WEBで空き枠が見える院がある

つつじヶ丘こころのクリニックは、WEB予約が原則で、電話は「WEBでのご予約が困難な方のみ」です。初診枠の空き状況がWEB上で見えるため、「WEB予約で初診枠に空きがない場合は、当院にお問い合わせいただいてもお受けできません」とはっきり書かれています。GEN MENTAL CLINICは24時間WEB予約で、当日の初診についても「WEBでのご予約ができない場合でも、ご案内できる場合がございます」と電話での相談を案内しています。調布聖美会クリニックも初診WEB予約です。

初診の受付を止めている院がある

  • こころのクリニック調布(布田)——「現在の新患予約につきましては、院長、真人医師、柏倉医師ともすべてとらないことといたします」「新患予約再開については、決まり次第ホームページでご案内いたします」。理由として「子供も大人も患者様が急増しており、混雑しています」と公表されています
  • 潤クリニック(国領町)——令和8年7月3日付で「一時初診患者さん受け入れの見合わせにつきまして」を掲載。「再開は令和8年8月下旬を暫定的に考えております」とありますが、2026年9月9日時点で再開の告知は確認できませんでした
  • プライムクリニック(入間町)——児童精神科について「現在、患者様の新規での受付が困難な状況となっているため、一時的に中止しております」

年齢と学齢で切れている院がある

  • 調布の森クリニック——「中学生未満の方」は治療が困難な患者として明記。加えて2026年8月12日更新で「現在、高校生以下の方の初診受付は停止しています」
  • くらしなクリニック(仙川町)——「治療対象は18歳以上で、高校生には対応しておりません」
  • 調布メンタルクリニック(小島町)——「18歳(大学生)以上の方を対象に診療を行っています」
  • GEN MENTAL CLINIC——児童・思春期精神科を標榜し、「児童・思春期精神科は、保護者の方のご同伴をお願いいたします」
  • つつじヶ丘こころのクリニック——対象年齢の記述が公式サイト内で3通りに分かれています(後述)

お金の入口も先に見ておく

調布の森クリニックは、2026年9月1日の初診予約受付分から選定療養費3,000円がかかります(紹介状を持参する場合も対象)。公式サイトは初診の費用を「6,000円程度」、2回目以降を「1,500円程度」と案内し、支払いは現金のみとしています。潤クリニックは初診予約料4,400円(税込)を振込で先払いする方式です。

通院が続く見込みなら、自立支援医療(精神通院医療)を早めに調べておく価値があります。 通院の医療費の自己負担が原則3割から1割に軽減され、さらに世帯の所得に応じて1か月あたりの負担上限が設けられる制度です(出典:厚生労働省「自立支援医療(精神通院医療)について」厚生労働省「自立支援医療における利用者負担の基本的な枠組み」)。根拠は障害者総合支援法で、支給を受けるには市町村等の支給認定が必要です(e-Gov法令検索「障害者の日常生活及び社会生活を総合的に支援するための法律」第52条・第58条/令和8年9月3日施行)。掲載6院のうち、博愛医院とつつじヶ丘こころのクリニックは指定自立支援医療機関であることを公式サイトに明記しています。

えんちゃんえんちゃん

初診の受け方は院ごとに完全に違います。行きたい院の「初めての方へ」のページを、電話をかける前に一度読んでおいてください。

夜間・土日・祝日は、どこで診てもらえる?

掲載6院にかぎらず、調布市内で「いつ開いているか」をまとめます。 診療時間は掲載の基準にしていません(選定ポリシー)。

平日の夜

いちばん遅いのは「つつじヶ丘こころのクリニック」の19時まで(月・火・金・土。最終受付18:30)です。次に調布聖美会クリニックの水曜19時まで木曜は18:30まで(第4木曜は休診)。調布メンタルクリニックは木曜の18時から19時30分に夜間の枠がありますが、公式サイトに「再診枠のみ」と明記されており、17時から18時は閉鎖・電話対応もしていないと書かれています。GEN MENTAL CLINICと調布の森クリニックは18時までです。

19時より遅い時間まで診療している精神科・心療内科は、市内にありません。

曜日の穴に注意

水曜と木曜に休診が集まります。 調布の森クリニックは水曜終日休診、ほんまクリニックは水曜と木曜が休診、つつじヶ丘こころのクリニックは水曜午後と木曜が休診、調布聖美会クリニックは火曜午後と木曜午前が休診です。GEN MENTAL CLINICは水曜の午前だけ休診で午後は診療しています。

土曜

掲載6院で土曜の午後まで開いているのは、つつじヶ丘こころのクリニックだけです(10時〜13時/15時〜19時)。調布の森クリニックは土曜9時から13時の午前のみ調布聖美会クリニックとGEN MENTAL CLINICは土曜が終日休診です。ほんまクリニックは土曜も開いていますが「再診のみ受け付け」(受付12:40まで)で、初診はできません。掲載外では潤クリニックが土曜13時30分から17時30分調布メンタルクリニックが土曜9時から14時まで開いています。

日曜

市内で日曜に開いている精神科・心療内科は、つつじヶ丘こころのクリニックの第2・第4日曜の午前(10時〜13時)だけです。それ以外の日曜は市内のどの院も開いていません。

祝日

掲載6院はいずれも祝日が休診です。 例外として、調布の森クリニックは2025年9月17日付のお知らせで「11月3日(文化の日)は平日と同様診療いたします」と告知していました。祝日に行けるかどうかは、その院のお知らせを直前に見る以外に確かめる方法がありません。

市の休日夜間の窓口は、この科を対象にしていません

調布市休日夜間急患診療所(小島町3-68-10・042-484-1455)の診療科目は「内科小児科系」で、土曜・日曜・祝日・年末年始の19時から22時(受付21時45分まで)です(出典:調布市「休日・夜間診療、救急病院」)。精神科は対象の診療科として挙げられていません。 休日昼間の当番医も、公表されている当番の診療科目に精神科・心療内科は含まれていません。

つまり、夜間と休日にこの科で困ったときの入口は、市の窓口ではなく都の窓口です。

急いだほうがよい症状

死にたい気持ちが強くなっている、大量に薬を飲んでしまった、自分や人を傷つけそうで抑えられない、眠らずに動き続けて止まらない、幻聴や幻覚で身の危険を感じている——このときは次の通院日を待たないでください。 上の窓口か119番です。

なお、掲載6院のうち、つつじヶ丘こころのクリニックは「希死念慮(自殺願望)のある方は、当院での治療は困難です。入院施設のある医療機関をご検討ください」と公式サイトに明記しています。 調布の森クリニックも「死にたい気持ちが切迫している方」を治療が困難な患者として挙げています。これは追い返す意味ではなく、外来のクリニックでは入院が必要になったときに対応できないという体制の話です。

平日の日中に相談できる市の窓口もあります

  • 調布市 保健センター4階 健康推進課——月曜から金曜(祝日を除く)の8時30分から17時。保健師等の専門職が、本人や家族のこころとからだの健康について相談を受けています(出典:調布市「健康相談」
  • 調布市 市民相談課「心の相談」(予約制・無料)——第1火曜と第2から第4木曜の13時から16時、市役所2階。専門相談員または公認心理師が担当します。申し込みは 042-481-7032(出典:調布市「心の相談」

精神科と心療内科、どちらに行く?

調布市内では、この2つを分けて考える必要はほとんどありません。 標榜27院のうち、精神科と心療内科の両方を掲げている院が21院あり、掲載6院はすべて両方を標榜しています。「心療内科と書いてある院のほうが行きやすそう」という理由で選んでも、診ている医師は同じです。

分かれるのは、看板ではなく医師の経歴です。 本記事が資格と経歴を並べているのはそのためで、精神科の専門医資格を持つ医師が心療内科の看板も出しているのが市内の実態です。

精神保健指定医と精神科専門医は、別のものです。

掲載6院のうち5院の院長が精神科専門医で、うち4院が指導医まで持っています。 残る1院(つつじヶ丘こころのクリニック)は精神保健指定医で、専門医資格の記載は公式サイトで確認できませんでした。この差は医師の優劣ではありませんが、何を公表しているかの差ではあるので、そのまま書いています。

症状や場面ごとに、どう選べばいい?

眠れない・気分が落ちる・仕事に行けない(成人のうつ・適応障害)

掲載6院はすべて対応しています。 選ぶ手がかりになるのは、行ける時間予約の取りやすさです。平日の夜と土曜に通いたいなら、つつじヶ丘こころのクリニック(月火金土の19時まで、第2・第4日曜午前も)。とにかく早く診てほしいなら、当日の初診も相談できるGEN MENTAL CLINICか、WEBで空き枠が見えるつつじヶ丘こころのクリニックです。待ち時間を短くしたいなら、ほんまクリニックが「診察終了と同時に処方箋が発行され待ち時間がほとんどない」ことと、待合室のイスがシングルシートで診察室に防音ドアがあることを公式サイトに書いています。

中学生・高校生を診てほしい

市内でいちばん狭い入口です。 GEN MENTAL CLINICが児童・思春期精神科を標榜し、保護者の同伴を条件に診療しています。調布の森クリニックは院長が日本児童青年精神医学会の認定医ですが、「中学生未満の方」は治療が困難な患者として挙げており、加えて2026年8月12日更新で高校生以下の初診受付を停止しています。こころのクリニック調布は院長が児童精神医学を専門とし、「院長は、小学生以下のお子様のみ診察いたします。中学生以上の方の診察は、伊藤真人医師(男性)・柏倉美和子医師が担当となります」と役割を分けていますが、新患予約を全医師とも止めています。

なお、日本児童青年精神医学会の認定医は制度の移り変わりのなかにあります。 認定医は2025年4月1日現在で758名が認定されていますが、2025年11月13日付で新規認定を一定期間後に終了する方針が示され、精神科専門医を持つ認定医は児童精神科専門医・指導医へ移行することになりました(出典:日本児童青年精神医学会「認定医制度施行規則・施行細則」同「認定医から専門医への移行」)。今後は「児童精神科専門医」という表記に変わっていきます。

大人の発達障害を調べたい(ASD・ADHD)

調布聖美会クリニックが「大人の発達障害」の専用ページを持ち、必要に応じて心理検査を院内で行っています。 GEN MENTAL CLINICも発達障害の専用ページを持ちますが、ADHDの薬について「当院では新規のコンサータ錠の登録および処方は、当面の間見合わせております」と公表しています(他院から転院した場合は継続処方は可能・増量は不可、紹介状とコンサータIDの持参が必要)。薬を前提に考えているなら、ここは行く前に確認が必要な点です。

掲載外では、つつじヶ丘メンタルクリニック(西つつじヶ丘)が「成人期の発達障害を対象とする専門外来」を開設しています。 ASD・ADHDを中心に検査と診断を行い、「学習障害の診断は、専門の検査が実施できないため行っておりません」と範囲を明記しています。外来は毎週月曜、院長の診療時間内で、予約の際に発達障害外来の受診希望を伝える方式です。

もの忘れ・認知症を相談したい

調布聖美会クリニックと博愛医院は、院長が日本精神神経学会の「認知症診療医」です。 調布聖美会クリニックは多摩中央病院のサテライトクリニックで、「脳画像、脳波検査が必要な場合は本院または連携施設に受診していただきます」と、院内でできることと病院に渡すことを分けて書いています。GEN MENTAL CLINICも認知症の専用ページを持っています。 つつじヶ丘こころのクリニックは「認知症の方で症状が安定している方は当院をご受診いただけますが専門医ではありません」と、受けられる範囲を先に示しています。

てんかんを診てほしい

掲載6院で、てんかんを診療内容の柱として挙げているのは調布聖美会クリニックだけです。院長はてんかん学会の認定医(臨床専門医)で、専門領域に「てんかん」を掲げています。掲載外では仙川ムラタクリニックが「対応できる疾患」にてんかんを挙げています。

統合失調症で、注射の薬(持続性注射剤)を続けたい

つつじヶ丘こころのクリニックは「統合失調症が専門」と明記し、持続性注射剤(LAI)の専用ページを持っています。 GEN MENTAL CLINICも統合失調症などに持続性注射剤を導入しています。月に1回の注射で通院を続ける形を考えているなら、この2院が調べる先です。

カウンセリングや心理検査を受けたい

ここは市内で明確に分かれます。 調布聖美会クリニックは、必要に応じて血液検査と心理検査を院内で行います。 一方で、つつじヶ丘こころのクリニックは「公認心理師による心理カウンセリング、発達障害の精査を含めた知能検査・性格検査、認知症の方に対しての認知機能検査などの心理検査は行っておりません」調布メンタルクリニックは「当院ではカウセリングや心理検査を行うことはできません」(公式サイトの表記のまま)と、いずれも行っていないことを先に書いています。

掲載外では、くらしなクリニック(仙川町)が心理職の体制をもっとも詳しく公表しています。 「臨床心理士は医師による保険診療のサポートの他、保険外でカウンセリング(50分/8,000円)を担当しています」「全員が日本臨床心理士資格認定協会が指定する大学院の修士課程を修了し、臨床心理士と公認心理師の資格を取得しています」とあり、初診時には心理職が20分程度の予診を行う方式です。ただし治療対象は18歳以上で、高校生には対応していません。

依存症(アルコール・薬物・ギャンブル)を相談したい

掲載6院のなかに、依存症を専門として掲げている院はありません。 調布の森クリニックは「違法薬物・アルコール・ギャンブルなどの依存症で、専門的な治療を要する方」を治療が困難な患者として挙げ潤クリニックも「覚醒剤やアルコールなど依存性疾患のように、専門的な治療システムが不可欠の患者さん」は専門治療機関を案内するとしています。 つつじヶ丘こころのクリニックは院長の専門分野に依存症を挙げつつ、「薬物依存症、アルコール依存症…の方で症状が安定している方は当院をご受診いただけますが専門医ではありません」と書いています。 最初の相談先としては、上に挙げた市と都の窓口のほうが確実です。

通院しているが、本人が外に出られない

調布こころの訪問クリニック(国領町)は、精神科・心療内科に特化した往診・訪問診療の院です。 「困ったときは24時間365日対応、迅速な入院調整」を掲げ、うつ病・統合失調症・不安障害・認知症・アルコール依存症・発達障害を対象疾患として公表しています。外来もあり、月曜と金曜の午前(9時〜12時)のみです。GEN MENTAL CLINICは精神科に特化した訪問看護ステーションと医療提携しており、通院と訪問看護を組み合わせる形になります。

復職を考えている・診断書が必要

GEN MENTAL CLINICは「休職・各種診断書」の専用ページを持ち、復帰後のサポートも行っているとしています。 博愛医院と調布聖美会クリニックの院長は日本医師会認定産業医つつじヶ丘こころのクリニックの院長も日本医師会認定産業医です。産業医の資格は、職場に出す書類のやりとりを前提に話せるかどうかの手がかりになります。

えんちゃんえんちゃん

「行ける時間」と「診てもらえる範囲」の2つを先に決めると、候補が2〜3院に絞れます。

医師は何をやってきた?

医療の質を患者が評価するのは、ほぼ不可能です。 口コミが当てにならないのは前述のとおりです。そこで各院に、医師の専門医資格・経歴を載せました。何を何年やってきたかは、口コミよりは中身に近い情報です。

ただし医師の優劣ではありません。 経歴を公表していないことは質が低いことを意味しません(選定ポリシー)。

調布の森クリニック

京王線 国領駅から徒歩圏の、国領町3丁目のビル3階。初診の入口をここまで細かく公開している院は、市内で他にありません。

院長の鈴木 優一先生は、2007年に東京慈恵会医科大学を卒業し、附属柏病院で研修医。2009年に慈恵医大の精神医学講座に入局して附属病院と第三病院に勤務、2010年からは栃木県精神保健福祉センター・町田市民病院・高田西城病院・横手興生病院に勤務し、2015年に慈恵医大 精神医学講座 助教として附属第三病院と森田療法センターに。2021年5月にこのクリニックを開院しました。資格は日本精神神経学会 精神科専門医・指導医/日本児童青年精神医学会 認定医/精神保健指定医。所属学会に日本精神神経学会・日本児童青年精神医学会・日本森田療法学会・日本学校メンタルヘルス学会を挙げています。

森田療法センターでの勤務歴は、この院の性格を説明します。 森田療法は精神科医の森田正馬が1919年に創始した日本独自の精神療法で、強迫性障害、社交恐怖や広場恐怖などの恐怖症性不安障害、パニック障害、全般性不安障害、心気障害などの神経症性障害を元来の治療対象としてきました。不安も生きたい欲望も自然な人間性として受け入れ、「あるがまま」の自己を現実に生かせるように援助するという考え方です(出典:日本森田療法学会「森田療法とは」)。不安や強迫で動けなくなっている状態を、薬だけで扱わない選択肢があるということです。

初診の受け方が、この院のいちばん重要な情報です。 初診は完全予約制で電話のみ、受付は毎週火曜日(休診日を除く)の11時から12時。「受付時間内であっても予約枠が埋まり次第、初診予約受付を終了」「ご案内できる初診枠は、予約受付日ごとに2〜3名程度」「初診日は、お電話を頂いた日より2週後前後でのご案内」「2週間より後のご予約は原則承っておりません」と公式サイトに書かれています。2026年2月からは、それまでの火曜・木曜が火曜のみになりました。公式サイト自身が「お電話が非常に繋がりにくく、初診予約が大変取りづらい状況が続いております」と書いています。

2026年9月1日の初診予約受付分から、選定療養費3,000円がかかります(紹介状を持参する場合も対象)。初診の費用は「6,000円程度」(保険診療分3,000円程度+選定療養費3,000円)、2回目以降は「1,500円程度」で、支払いは現金のみ。初診は30〜40分、再診は5〜10分程度が目安とされています。本人以外の代理予約は18歳未満を除いて受けていません。

そして、2026年8月12日更新で「現在、高校生以下の方の初診受付は停止しています」と告知されています。 もともと「中学生未満の方」は治療が困難な患者として挙げられているので、現時点で新しく受診できるのは大学生・成人ということになります。

診療時間は月・火・木・金が9時から12時と14時から18時、土曜は9時から13時。受付開始は午前8時45分、午後13時45分。水曜・日曜・祝日が休診です。対象となる主な疾患として、うつ病、双極性感情障害、睡眠障害、社交不安症、パニック障害、強迫性障害、統合失調症、適応障害、発達障害を挙げています。治療が困難な場合として、死にたい気持ちが切迫している方、自傷行為が頻回な方・暴力や衝動性が高い方、依存症で専門的な治療を要する方、中学生未満の方、摂食障害で体重の減少を認める方、繰り返す入院歴がある方、セカンドオピニオンを希望される方を明記しています。

口コミの傾向(★3.7/23件)

Googleが自動でまとめる話題の上位が「先生」9件と「電話」9件で並んでいます。 診療についての言及と、予約の電話についての言及が同じ数だけあるということです。オーナーが投稿に返信しており、Googleのビジネス情報は管理されています。星は掲載6院のなかで2番目に高い一方、話題に「電話」が上位で入るのはこの院だけでした。

項目内容
クリニック名調布の森クリニック(2021年5月開院)
院長鈴木 優一/日本精神神経学会 精神科専門医・指導医/日本児童青年精神医学会 認定医/精神保健指定医
経歴東京慈恵会医科大学卒(2007年)/慈恵医大 精神医学講座 助教・附属第三病院・森田療法センター(2015年〜)/栃木県精神保健福祉センター・町田市民病院・高田西城病院・横手興生病院
住所〒182-0022 東京都調布市国領町3丁目3-20 よろずやビル3階
最寄駅京王線 国領駅
診療科心療内科・精神科
診療時間月・火・木・金 9:00〜12:00/14:00〜18:00、土 9:00〜13:00(受付は午前8:45/午後13:45から)
休診日水曜・日曜・祝日
予約方法完全予約制。初診は毎週火曜11:00〜12:00の電話のみ(枠は受付日ごと2〜3名程度・初診日は約2週後)
対応うつ病・双極性感情障害・睡眠障害・社交不安症・パニック障害・強迫性障害・統合失調症・適応障害・発達障害。2026年9月1日受付分から選定療養費3,000円・支払いは現金のみ
電話042-426-9105
Google口コミ(参考)★3.7/23件(2026年9月9日時点)
公式サイトhttps://chofu-forest.com/

このクリニックが向いている人:不安や強迫で動けなくなっていて、薬だけではない扱い方も相談したい大学生・成人。初診の電話が火曜の1時間に限られ、高校生以下の初診は停止中なので、そこを確認してから電話してください。

調布聖美会クリニック

京王線 調布駅の近く、小島町1丁目の調布アミックスビル5階。医療法人社団 聖美会の多摩中央病院のサテライトクリニック(付属メンタルクリニック)であることを公式サイトに明記しています。

理事長の大久保 善朗先生は、東京医科歯科大学を卒業し、同大学の精神科助教授、臨床生理学教授を務めたのち、2003年から日本医科大学 精神医学教室 教授。現在は医療法人聖美会 多摩中央病院の理事長です。専門領域は精神医学、神経精神薬理学、てんかん認知症。資格は精神保健指定医/日本精神神経学会 精神科専門医・指導医・認知症診療医/てんかん学会認定医(臨床専門医)/日本医師会認定産業医掲載6院のなかで、公式サイトに書かれている資格がもっとも幅広い院です。

大学で臨床生理学の教授だった経歴は、この院が扱う領域とそのままつながっています。 臨床生理学は脳波などの生体の電気的な記録を扱う分野で、てんかんと認知症は、いずれも脳波や脳画像が診断の柱になります。 公式サイトは診察の進め方として「必要に応じて血液検査、心理検査を行います(脳画像、脳波検査が必要な場合は本院または連携施設に受診していただきます)」と書いています。院内で心理検査までを行い、脳波と脳画像は本院に渡すという役割分担が、はじめから決まっているということです。

診療案内のページは、うつ病/適応障害・不眠症/不安障害・パニック障害/大人の発達障害/統合失調症/認知症・軽度認知障害てんかんの7つ。てんかんの専用ページを持つ精神科・心療内科は、市内でこの院だけでした。

診療時間は月曜9時30分から12時と14時から17時、火曜は午前のみ水曜は9時30分から12時と14時から19時木曜は午後のみ(14時から18時30分・第4木曜は休診)、金曜は月曜と同じ。土曜・日曜・祝日が休診です。水曜の19時までは市内で2番目に遅い時間になります。予約は初診WEB予約と再診WEB予約が分かれていて、初診時は予約時間の15分前に来院する案内です。

なお、開院した年は公式サイトで確認できませんでした。 理事長就任の時期についても、トップページが「2020年、…医療法人社団聖美会の理事長に着任しました」、医師紹介ページが「昨年、…理事長に着任しました」と、同じ挨拶文の2つのバージョンが併存しています。どちらが現在の記述か確定できないため、両方を書いておきます。

口コミの傾向(★3.0/23件)

話題の上位は「先生」10件、「薬」8件、「診察」7件、「カウンセリング」4件。 診療の中身についての言及が上位を占めています。星は掲載6院のなかでもっとも低い一方、資格と経歴はもっとも厚い院です。 この記事が星の順に並べていない理由が、この1院にはっきり出ています。Googleのビジネス情報は管理されています。

項目内容
クリニック名調布聖美会クリニック(医療法人社団 聖美会・多摩中央病院のサテライトクリニック/開院年は公式サイトで確認できませんでした
院長大久保 善朗(理事長)/精神保健指定医/日本精神神経学会 精神科専門医・指導医・認知症診療医/てんかん学会認定医(臨床専門医)/日本医師会認定産業医
経歴東京医科歯科大学卒/同大学 精神科助教授・臨床生理学教授/日本医科大学 精神医学教室 教授(2003年〜)/医療法人聖美会 多摩中央病院 理事長
住所〒182-0026 東京都調布市小島町1-35-5 調布アミックスビル5階
最寄駅京王線 調布駅
診療科心療内科・精神科
診療時間月・金 9:30〜12:00/14:00〜17:00、火 9:30〜12:00、水 9:30〜12:00/14:00〜19:00、木 14:00〜18:30(第4木曜は休診
休診日火曜午後・木曜午前・第4木曜・土曜・日曜・祝日
予約方法完全予約制。初診WEB予約・再診WEB予約(初診は予約時間の15分前に来院)
対応うつ病・適応障害・不眠症・不安障害・パニック障害・大人の発達障害・統合失調症・認知症・軽度認知障害てんかん。血液検査と心理検査は院内、脳画像・脳波検査は本院または連携施設
電話042-426-7650
Google口コミ(参考)★3.0/23件(2026年9月9日時点)
公式サイトhttps://chofuseibikai-cl.com/

このクリニックが向いている人:てんかん、もの忘れ、大人の発達障害のように検査を挟んで診断をつけたい方。脳波や脳画像が必要になったときに本院へ渡す道筋が、はじめから決まっています。

博愛医院

布田1丁目、ダイアパレス調布の5階。公式サイトは1ページだけで、診療時間も書かれていません。 そのかわり、掲載6院のなかでもっとも厚い資格と、もっとも変わった初診の入口が書かれています。

院長の今津 清先生の資格は、精神保健指定医/医学博士(昭和63年 東京大学大学院修了)/日本専門医機構認定 精神科専門医/日本精神神経学会認定 精神科指導医・認知症診療医/日本医師会認定産業医掲載6院で「日本専門医機構認定」という表記まで書いているのはこの院だけです。標榜は内科・心療内科・精神科ですが、公式サイトは心療内科と精神科を太字で強調し、内科の診療内容については何も書いていません。 指定自立支援医療機関(精神通院医療)であることを明記しています。

診療方針が、そのまま初診の受け方になっています。 公式サイトは「ゆとりのある診療をめざします。このため、完全予約制」「お一人あたりの診察はおおよそ10分」「初診の場合は60分ほど」「治療薬の過剰投与および副作用に最大限の留意」「一般名処方」「予約料・キャンセル料等の追加のご負担は一切ありません」と書いています。

予約はメールです。 「メールでのご予約を申し受けます」とあり、追ってクリニックからメールで連絡があります。初診の場合は、そのあと一度電話があり、病状などを伺ったうえで自院で診察可能かを判断する流れです。電話番号は公表されていますが「常時対応はいたしかねます。メールでのご連絡をお願い申し上げます」と明記されています。転医の場合は現主治医の紹介状が必要です。

この入口は、合う人と合わない人がはっきり分かれます。 電話が苦手で、文章のほうが自分の状態を伝えやすい人には、むしろ他院より入りやすい入口です。一方で、いま今日どうにかしたいという段階では向きません。 また、曜日ごとの診療時間が公式サイトに記載されていないため、いつ通えるかは予約のやりとりのなかで確認することになります。

口コミの傾向(★5.0/1件)

件数は1件です。 内容も診療についてのものではありません。Googleのビジネス情報はオーナー未管理で、営業時間も登録されていません。つまりこの院は、Googleの口コミを集める運用をしていないということです。件数が1件であることは、医療の質とは関係がありません。 この記事で資格がもっとも厚い院が、口コミの件数がもっとも少ない院でもあった——というだけの話です。

項目内容
クリニック名博愛医院(開院年は公式サイトで確認できませんでした
院長今津 清/精神保健指定医/日本専門医機構認定 精神科専門医/日本精神神経学会認定 精神科指導医・認知症診療医/日本医師会認定産業医/医学博士
経歴医学博士(昭和63年 東京大学大学院修了)。そのほかの勤務歴は公式サイトで確認できませんでした
住所〒182-0024 東京都調布市布田1-26-12 ダイアパレス調布501号
最寄駅京王線 布田駅・調布駅
診療科内科・心療内科・精神科
診療時間公式サイトに記載がなく確認できませんでした(予約のやりとりでご確認ください)
休診日公式サイトに記載がなく確認できませんでした
予約方法完全予約制・メール(info@hakuai.tokyo)。初診は後日クリニックから電話があり、診察可能かを判断。転医は現主治医の紹介状が必要
対応初診は60分ほど・再診はおおよそ10分。治療薬の過剰投与と副作用に留意・一般名処方。予約料・キャンセル料なし。指定自立支援医療機関(精神通院医療)
電話042-440-8518(常時対応はしていないとの記載あり)
Google口コミ(参考)★5.0/1件・オーナー未管理(2026年9月9日時点)
公式サイトhttps://hakuai.tokyo/

このクリニックが向いている人電話をかけるのがつらく、文章で先に伝えたい方。初診に60分をあてる方針なので、経過が長い相談にも向きます。急いでいるとき、いま今日診てほしいときには向きません。

ほんまクリニック

調布駅中央口から徒歩1分、布田1丁目のマンション2階。公式サイトのほぼ全部が「うつ病」と「待ち時間をどう短くするか」の説明でできています。

院長の本間 正一先生は、平成元年に国立佐賀医科大学を卒業し、平成4年から東京慈恵会医科大学 精神医学講座に勤務。平成16年に鶴川サナトリウム病院、平成20年にこのクリニックを開院しました。資格は日本精神神経学会 精神科専門医/精神保健指定医

「診察のあとに待たされない」ことを設計として書いている院です。 公式サイトは「診察終了と同時に処方箋が発行され待ち時間がほとんどない」こと、待合室のイスがシングルシートであること、診察室に防音ドアがあることを挙げています。薬については「その方の体質に配慮し必要最小限とすることを心がけています」「専門外の疾病は他院の専門医を迅速に紹介」とも書いています。

うつ病についての記述は、この院の見立てとして読んでください。 公式サイトは「うつ病は治療により治る病気です。治療を短期間で終結させるためにも早期の受診をおすすめします」「2ヶ月程度で8〜9割の方が以前の元気な状態に回復」としています。この数字は同院の記載で、当編集部が原典で確認したものではありません。 実際の経過は人によって違い、うつ病以外の診断であれば話は別です。

通える時間には制約があります。 休診日は土曜午後・水曜・木曜・日曜祝日。 加えて平日の午後の診療は15時30分に終了(診療受付は15時10分まで)、土曜日は再診のみの受け付け(診療受付は12時40分まで)とお知らせに書かれています。つまり、初診で行けるのは月・火・金の午前と、午後の15時10分までです。 午前の診療開始時刻は公式サイトで確認できませんでした。予約方法についての記載もなく、公表されているのは電話番号のみです。駐車場はありません。

口コミの傾向(★3.6/10件)

話題の上位は「先生」4件、「精神科」2件、「処方」2件、「電話」2件。 件数は10件と少なめですが、Googleのビジネス情報は管理されています。 件数が少ないことは、この科では珍しくありません。

項目内容
クリニック名ほんまクリニック(平成20年開院)
院長本間 正一/日本精神神経学会 精神科専門医/精神保健指定医
経歴国立佐賀医科大学卒(平成元年)/東京慈恵会医科大学 精神医学講座(平成4年〜)/鶴川サナトリウム病院(平成16年〜)
住所〒182-0024 東京都調布市布田1-43-2 グレースメゾン谷中S棟203号
最寄駅京王線 調布駅 中央口から徒歩1分
診療科心療内科・精神科・内科
診療時間平日の午後は15:30終了(受付15:10まで)/土曜は再診のみ・受付12:40まで。午前の開始時刻は公式サイトで確認できませんでした
休診日水曜・木曜・土曜午後・日曜・祝日
予約方法公式サイトに記載がなく確認できませんでした(電話 042-444-1383 のみ公表)
対応うつ病を中心に。薬物療法は必要最小限。診察終了と同時に処方箋発行・待合室はシングルシート・診察室に防音ドア。専門外は他院の専門医を紹介。駐車場なし
電話042-444-1383
Google口コミ(参考)★3.6/10件(2026年9月9日時点)
公式サイトhttps://www.honmaclinic.com/

このクリニックが向いている人仕事の合間に短時間で通いたい方、待合室で人と並んで座るのがつらい方。土曜は再診のみなので、初診は月・火・金に行くことになります。

GEN MENTAL CLINIC

京王線 仙川駅前、仙川町1丁目のビル2階。2025年5月1日に開院した、掲載6院でもっとも新しい院です。院長が現役の大学の講師で、児童・思春期精神科を標榜し、予約は24時間WEBで取れます。

院長の西尾 崇志先生は、2013年に聖マリアンナ医科大学 医学部を卒業。同大学病院で初期臨床研修を経て、2015年4月に同 神経精神科 診療助手、同年10月から昭和大学 精神医学講座 助教(員外)。2022年9月に昭和大学大学院 医学研究科を修了して学位を取得し、2022年10月に兼任講師、2023年2月に助教、2024年11月に昭和大学 精神医学講座 講師。資格は精神保健指定医/臨床研修指導医/日本精神神経学会 精神科専門医・指導医大学病院での診療について「主にうつ病や双極性感情障害などの気分障害、統合失調症など一般的な精神疾患に加え、発達障害と様々な精神疾患の治療に尽力をつくして参りました」と書いています。

予約の入口が、市内でもっとも広い院です。 24時間受付のWEB予約で初診・再診の予約が取れ、予約後に問診票を記入する形。当日の初診についても「WEBでのご予約ができない場合でも、ご案内できる場合がございますので、お電話にてお問い合わせいただきますようお願いいたします」と案内しています。「今日か明日に診てほしい」に応えられる可能性がある院は、掲載6院でこことつつじヶ丘こころのクリニックだけでした。ただし「予約時間の10分前には必ず来院」「ご予約時間から10分以上遅れた場合、診療の状況によりご予約を取り直していただく場合がございます」という条件があります。

診療科目に「児童・思春期精神科」を掲げています。 「児童・思春期精神科は、保護者の方のご同伴をお願いいたします」と条件が明記されています。診療内容のページは適応障害・うつ病・双極性障害・不安障害・パニック障害・強迫性障害・不眠症・発達障害・身体表現性障害・統合失調症・認知症と幅が広く、公式サイトは「幅広い年齢層の患者様に対して」と書いています。

ADHDの薬については、行く前に確認が必要です。 公式サイトはコンサータ登録医の在籍を書いていますが、お知らせで「当院では新規のコンサータ錠の登録および処方は、当面の間見合わせております」「他院より転院された患者様につきましては、継続して処方することは可能でございますが、増量処方はできかねます。ご来院の際は、初診時に必ず紹介状・コンサータIDをご持参ください」と告知しています。

統合失調症などには持続性注射剤(LAI)を導入しており、精神科に特化した訪問看護ステーション「現」と医療提携しています(https://houkan-gen.jp/)。通院だけでは間が空いてしまう場合に、家に来てもらう手が用意されているということです。「学校、福祉施設、保健機関等との密接な連携」も掲げています。

診療時間は9時から12時が月・火・木・金(水曜の午前は休診)、14時から18時が月から金。土曜・日曜・祝日が休診です。自費のメニューとして、セカンドオピニオン15,000円(税込)、家族相談30分15,000円(税込・以降10分ごと5,000円)を公表しています。患者とスタッフを含めたすべての方にマスク着用を必須としています。

口コミの傾向(★3.3/15件)

話題の上位は「薬」5件、「先生」3件、「待合室」2件、「診断」2件。 Googleのビジネス情報はオーナー未管理で、投稿への返信もありません。開院から1年余りで15件なので、件数はこれから増える段階です。 星が低めに出ていることを、開院の新しさと切り離して読む材料は今のところありません。

項目内容
クリニック名GEN MENTAL CLINIC(2025年5月1日開院)
院長西尾 崇志/精神保健指定医/臨床研修指導医/日本精神神経学会 精神科専門医・指導医
経歴聖マリアンナ医科大学 医学部卒(2013年)/同大学病院 神経精神科 診療助手/昭和大学 精神医学講座 助教(2015年〜)/昭和大学大学院 医学研究科 修了(2022年・学位取得)/昭和大学 精神医学講座 講師(2024年11月〜)
住所〒182-0002 東京都調布市仙川町1-15-27 ウェルスクエアプラザ仙川2階
最寄駅京王線 仙川駅
診療科心療内科・精神科・児童・思春期精神科
診療時間月・火・木・金 9:00〜12:00/14:00〜18:00、水 14:00〜18:00
休診日水曜午前・土曜・日曜・祝日
予約方法24時間WEB予約+電話。当日の初診も電話で相談可(予約時間の10分前に来院)
対応適応障害・うつ病・双極性障害・不安障害・パニック障害・強迫性障害・不眠症・発達障害・身体表現性障害・統合失調症・認知症。持続性注射剤(LAI)精神科に特化した訪問看護ステーションと医療提携。★新規のコンサータ錠の登録・処方は当面見合わせ
電話03-5969-9360
Google口コミ(参考)★3.3/15件・オーナー未管理(2026年9月9日時点)
公式サイトhttps://gen-mental-clinic.jp/

このクリニックが向いている人できるだけ早く初診を受けたい方、中学生・高校生の相談先を探している保護者、通院と訪問看護を組み合わせたい方。ADHDの薬を新しく始める前提なら、コンサータの取り扱いを先に確認してください。

つつじヶ丘こころのクリニック

京王線 つつじヶ丘駅から徒歩1分、東つつじヶ丘1丁目のリビオつつじヶ丘 店舗棟2階。市内で唯一、日曜の午前に開いている精神科・心療内科です。そして、「診ない範囲」をもっとも詳しく公表している院でもあります。

院長の樋口 和義先生の資格は、精神保健指定医/日本医師会認定産業医学会認定の専門医資格については、公式サイトで記載を確認できませんでした。 経歴は「私は精神科一筋に、長年医師として治療の最前線にて経験を積んでまいりました。地方各地に赴き、さまざまな症状や疾患にお苦しみになられる患者さんのもとで治療をお支えし、最近では精神科専門病院の病院長という立場から多くの患者さんの病状回復に努めてまいりました」と書かれています。専門分野は統合失調症・依存症・うつ病で、長期にわたって研究を続けているテーマとしています。大学名や勤務した病院名は公式サイトに記載がなく、確認できませんでした。

それでもこの院を掲載したのは、書けることが他に3つあるからです。

1つめは、開いている時間です。 10時から13時が月・火・水・金・土、加えて第2・第4日曜の午前。15時から19時が月・火・金・土。休診は水曜午後・木曜・日曜(第2・第4を除く)・祝日で、最終受付は18時30分。土曜の午後も19時まで開いていて、第2・第4日曜の午前も診療している院は、市内でここだけでした。なお、平日18時以降・土曜12時以降・第2・第4日曜には夜間早朝等加算(初診・再診50点)第2・第4以外の日曜と祝日、年末年始(12月29日〜1月3日)には休日加算(初診250点・再診190点)がかかることも公表しています。

2つめは、初診枠が外から見えることです。 完全予約制でWEB予約が原則、電話は「WEBでのご予約が困難な方のみお受けします」。「WEB予約で初診枠に空きがない場合は、当院にお問い合わせいただいてもお受けできません」と明記されているので、電話を何度もかけ直す必要がありません。 診察時間の目安は初診30分・再診5〜10分、混雑時は会計まで1時間半程度かかる場合があるとしています。

3つめが、診ない範囲の明示です。 公式サイトは冒頭に「〜 男性医師による薬物療法が中心のクリニックです 〜」と書き、「女性医師による診療は行っておりません」としています。そのうえで、

  • 「希死念慮(自殺願望)のある方は、当院での治療は困難です。入院施設のある医療機関をご検討ください。」
  • 「カウンセリングや心理検査をご希望の方は、他の医療機関をご検討ください。」(公認心理師による心理カウンセリング、知能検査・性格検査、認知機能検査は行っていないと明記)
  • 「統合失調症が専門ですが、適応障害、気分障害など幅広く診療しております。児童(18歳未満)、薬物依存症、アルコール依存症、摂食障害、てんかん、認知症の方で症状が安定している方は当院をご受診いただけますが専門医ではありませんので専門的な治療が必要と判断した場合は他の医療機関への転院をお願いしております。」

と続きます。行ってから断られるのを避けられる書き方です。

ただし、対象年齢の記述は公式サイト内で3通りに分かれています。 初診の案内は「児童(18歳未満)…は当院をご受診いただけますが専門医ではありません」(条件つきで可)、同じページの別の箇所は「思春期からご高齢の方までを対象」、当院の特徴のページは「小児を除く精神疾患全般 診察可能」。未成年の受診を考えている場合は、予約の前に確認が必要です。 なお「※患者さんが未成年の場合は、保護者の同伴をお願いしております」とも書かれています。

統合失調症については、持続性注射剤(LAI)の専用ページを持っています。 また「一般的な内科的処方薬(一般的な風邪症状・胃腸炎・高血圧・糖尿病など)もあわせてお出しすることが可能です」としており、提携医療機関は杏林大学医学部付属病院(「ご希望に応じて全国どちらの病院でもご紹介可能です」)。支払いは現金・クレジットカード・電子マネー・QRコード決済に対応し、自立支援医療の指定医療機関です。

口コミの傾向(★3.8/20件)

話題の上位は「先生」5件、「診察」4件、「笑顔」3件、「症状」2件、「処方」2件。 星は掲載6院でもっとも高い数字です。Googleのビジネス情報は管理されています。なお同院は、SNSやGoogleの口コミに誹謗中傷が書き込まれた場合に法的手段を含む対応をとる旨を公式サイトに掲示しています。 本記事は個々の投稿の内容を取り上げていません。

項目内容
クリニック名つつじヶ丘こころのクリニック(開院年は公式サイトで確認できませんでした
院長樋口 和義/精神保健指定医/日本医師会認定産業医学会認定の専門医資格は公式サイトで確認できませんでした
経歴精神科での長年の勤務を経て、精神科専門病院の病院長を務めたのち開院。専門分野は統合失調症・依存症・うつ病(大学名・勤務病院名は公式サイトで確認できませんでした
住所〒182-0005 東京都調布市東つつじヶ丘1丁目3番地3 リビオつつじヶ丘店舗棟2階2号室
最寄駅京王線 つつじヶ丘駅から徒歩1分
診療科精神科・心療内科
診療時間月・火・金・土 10:00〜13:00/15:00〜19:00、水 10:00〜13:00、第2・第4日曜 10:00〜13:00(最終受付18:30)
休診日水曜午後・木曜・日曜(第2・第4を除く)・祝日
予約方法完全予約制・WEB予約が原則(24時間・初診枠の空きがWEBで見える)。電話はWEBが難しい方のみ
対応統合失調症が専門持続性注射剤(LAI)・適応障害・気分障害。内科的処方も可。カウンセリング・心理検査は行っていない希死念慮のある方は入院施設のある医療機関を案内。提携=杏林大学医学部附属病院。自立支援医療の指定医療機関
電話03-6909-1139
Google口コミ(参考)★3.8/20件(2026年9月9日時点)
公式サイトhttps://tsutsujigaoka-kokoro.clinic/

このクリニックが向いている人平日の夜か土日にしか通えない方、統合失調症で注射の薬を続けたい方、電話で予約が取れるか分からない不安を避けたい方。カウンセリングや心理検査を受けたい場合、希死念慮が強い場合は、この院ではなく別の院を検討してください(公式サイトにそう書かれています)。

どのエリアに、どの院がある?

調布市の精神科・心療内科【全27院】

掲載した6院にかぎらず、市内で精神科・心療内科を標榜している診療所を地区別にすべて挙げます。厚生労働省 関東信越厚生局の保険医療機関一覧(令和8年8月1日現在)で確認した全数です。

地区医院名院長標榜科本記事
仙川町せたがや仙川クリニック髙栁 佑輔内科・糖尿病内科・美容内科・皮膚科・美容皮膚科・神経内科・アレルギー科・精神科
仙川町仙川ムラタクリニック村田 慎一内科・精神科・神経科・心療内科このほかの選択肢
仙川町仙川駅前いたがきメンタルクリニック板垣 浩精神科・心療内科このほかの選択肢
仙川町くらしなクリニック倉品 克之精神科・神経科・心療内科このほかの選択肢
仙川町GEN MENTAL CLINIC西尾 崇志精神科・児童・思春期精神科・心療内科掲載
国領町調布こころの訪問クリニック三邉 佳意精神科・心療内科このほかの選択肢
国領町潤クリニック之口 潤一郎心療内科・精神科このほかの選択肢
国領町調布の森クリニック鈴木 優一心療内科・精神科掲載
国領町都丸メンタルクリニック都丸 義郎精神科・内科・心療内科
布田こころのクリニック調布伊藤 郁子精神科・児童精神科・心療内科このほかの選択肢
布田つゆくさ医院伊達 伯欣内科・漢方内科・アレルギー内科・心療内科・皮膚科・精神科
布田ほんまクリニック本間 正一内科・精神科・心療内科掲載
布田調布在宅クリニック田村 潮内科・外科・皮膚科・精神科
布田博愛医院今津 清内科・心療内科・精神科掲載
布田調布はしもとクリニック橋本 和幸精神科・心療内科
小島町スリープクリニック調布遠藤 拓郎内科・耳鼻いんこう科・精神科・心療内科
小島町悠翠会うえまつクリニック植松 淳一内科・外科・消化器内科・呼吸器内科・整形外科・皮膚科・精神科・腫瘍内科・緩和ケア内科・循環器内科
小島町調布メンタルクリニック龍野 玄樹精神科・心療内科このほかの選択肢
小島町調布聖美会クリニック大久保 善朗心療内科・精神科掲載
西つつじヶ丘しらかわ醫院白川 裕一循環器内科・内科・精神科
西つつじヶ丘つつじヶ丘メンタルクリニック菱沼 拓児心療内科・精神科このほかの選択肢
西つつじヶ丘井上博文クリニック井上 博文内科・精神科・皮膚科・循環器科・小児科・アレルギー科
上石原カラダとココロのクリニック西調布院西尾 有司血液内科・感染症内科・緩和ケア内科・心療内科・精神科このほかの選択肢
上石原青木病院附属青明クリニック飛鳥井 望内科・精神科・心療内科
東つつじヶ丘つつじヶ丘こころのクリニック樋口 和義精神科・心療内科掲載
入間町プライムクリニック佐藤 大介内科・神経内科・循環器内科・皮膚科・整形外科・精神科・児童精神科・放射線科このほかの選択肢
深大寺北町工藤ハートフル・クリニック工藤 眞内科・循環器内科・小児科・アレルギー科・心療内科・皮膚科

※院長名・標榜科はこの一覧に基づきます。診療時間や休診日は各院の公式サイトでご確認ください(この表には含めていません)。市内には精神科・心療内科を持つ病院もありますが、紹介や予約が前提となるため本記事では扱っていません。

分布はどこに寄っている?

布田6院・仙川町5院・国領町4院・小島町4院・西つつじヶ丘3院・上石原2院・東つつじヶ丘1院・入間町1院・深大寺北町1院。 27院すべてが京王線の沿線にあり、布田と小島町の10院=市内の3分の1以上が、調布駅と布田駅の徒歩圏に集まっています。

一方で、西部と北部には、この科を本体とする院がありません。 上石原の2院(カラダとココロのクリニック西調布院・青木病院附属青明クリニック)、深大寺北町の1院(工藤ハートフル・クリニック)、入間町の1院(プライムクリニック)は、いずれも他の科を本体とする院です。西調布・飛田給から通う場合、また深大寺・神代の側から通う場合は、調布駅まで出る前提になります。

標榜の並び順だけでは、実態が分かりません。 27院のうち、厚生局の一覧で標榜の先頭が精神科または心療内科なのは13院ですが、博愛医院とほんまクリニックは標榜の先頭が「内科」で、公式サイトは精神科・心療内科しか説明していません。 逆に、標榜に精神科があっても公式サイトに精神科の診療内容の記載がない院もあります。本記事が公式サイトを1院ずつ見たのは、この差を埋めるためです。

なお、標榜が変わった院もあります。 スリープクリニック調布は、2026年6月16日付で診療科の標榜を「内科、精神科、心療内科、耳鼻咽喉科」から「睡眠障害内科、睡眠障害精神科、睡眠障害耳鼻咽喉科、睡眠障害小児科」に変更したと公表しています(担当医師の変更はないとのこと)。上の表は厚生局の一覧(令和8年8月1日現在)に基づくため変更前の標榜が入っていますが、同院で診ているのは睡眠の病気です。

通い方で考える

仙川から

仙川町には5院あり、うちGEN MENTAL CLINIC・仙川駅前いたがきメンタルクリニック・くらしなクリニック・仙川ムラタクリニックの4院が仙川駅の徒歩圏です。 調布駅まで出ずに済むエリアで、市内でもっとも院が密集している駅でもあります。

つつじヶ丘・柴崎から

つつじヶ丘駅の東西に、つつじヶ丘こころのクリニックとつつじヶ丘メンタルクリニックがあります。 夜と土日に通いたい場合はつつじヶ丘こころのクリニック、成人期の発達障害を調べたい場合はつつじヶ丘メンタルクリニックが調べる先です。

調布・布田・国領から

10院が集まっているので、初診の受け方で選べます。 WEB予約なら調布聖美会クリニック、メールなら博愛医院、火曜の電話1時間なら調布の森クリニック、待ち時間の短さならほんまクリニック——という並びになります。

西調布・飛田給・深大寺から

この科を本体とする院はありません。 カラダとココロのクリニック西調布院(上石原)は、2026年4月2日付で精神科・心療内科を併設したことを公表し、非常勤の鈴木慈医師が月曜と木曜の午前のみ、完全予約制で担当しています。心療内科は院長の西尾有司先生も担当します。まず近くで相談したい場合の窓口になりますが、枠は週2回の午前だけです。

隣接する市も検討する

行政の境界は生活圏の境界とは一致しません。仙川からは世田谷区側、つつじヶ丘からは三鷹市側、西調布・飛田給からは府中市側が通える範囲に入ります。三鷹市と府中市の精神科・心療内科については、それぞれ三鷹市の精神科・心療内科クリニック5選府中市の精神科・心療内科クリニック5選にまとめています。

入院や専門的な治療が必要になったとき

まずはかかりつけの精神科・心療内科を受診してください。入院や、依存症・摂食障害のように専門の治療体制が必要と判断された場合は、そこから適切な医療機関へ紹介してもらう流れになります。本記事はクリニック(診療所)を対象としているため、紹介先となる病院は掲載していません。なお、掲載6院のうち複数が、入院が必要になりうる状態については自院では扱えないことを公式サイトに明記しています。

ほかに、どんな選択肢がある?

本記事は、医師が公表している資格と経歴、初診の受け方、診てもらえる範囲が公式サイトで確認できた6院を掲載しました。条件によっては次が答えになります。

  • こころのクリニック調布(布田/042-444-8527)— 小学生以下は院長の伊藤郁子先生(医学博士・精神科専門医・精神保健指定医・児童青年精神医学会認定医/専門は児童精神医学)、中学生以上は伊藤真人先生・柏倉美和子先生が担当という役割分担を公表。火曜と第1木曜に臨床心理士が心理検査(WISC-Ⅳ、WAIS-Ⅲ)とカウンセリングを実施。院長は調布市こども発達センター嘱託医・市立小学校校医・市立保育園園医。現在、院長・非常勤医とも新患予約をすべて止めているため掲載していません(再開はホームページで案内予定)
  • 潤クリニック(国領町/042-480-0556)— 院長の樋之口潤一郎先生は日本精神神経学会 認定医・指導医/日本森田療法学会 認定医/医学博士。東京慈恵会医科大学 第三病院 精神神経科 助教・入院森田療法病棟長・同大学講師。土曜13時30分から17時30分まで開いている数少ない院。「臨床心理士による専門的なカウンセリングなどは行っておりません」と明記。令和8年7月3日付で初診の受け入れ見合わせを告知し、2026年9月9日時点で再開の告知を確認できなかったため掲載していません(初診予約料4,400円・初診の電話受付は火・水・金の14時30分〜15時30分)
  • くらしなクリニック(仙川町/03-5313-3781)— 市内でもっとも詳しく心理職の体制を公表している院。臨床心理士・公認心理師の資格を持つ心理職が保険外でカウンセリング(50分8,000円)を担当し、初診時には20分程度の予診を行います。医師は全員が精神保健指定医。治療対象は18歳以上で高校生には対応せず、初診予約は本人の電話のみ(家族など代理の予約は不可)。院長の資格が「精神保健指定医、精神科指導医・専門医」と記されているものの認定学会名の記載がなく、学歴・職歴も公式サイトで確認できなかったため掲載していません
  • つつじヶ丘メンタルクリニック(西つつじヶ丘/042-442-8505)— 成人期の発達障害の専門外来を開設し、ASD・ADHDを中心に検査と診断を行っています(「学習障害の診断は、専門の検査が実施できないため行っておりません」と明記)。外来は毎週月曜、予約の際に受診希望を伝える方式。新患はWebの仮予約フォームからも申し込めます。医師4名の曜日別担当で、女性医師も在籍。菱沼拓児先生の資格は医学博士・精神保健指定医・精神科専門医とありますが認定学会名の記載がなく、曜日ごとの診療時間も公式サイトのテキストとして確認できなかったため掲載していません
  • 仙川ムラタクリニック(仙川町/03-5314-1630)— 2003年3月開院。院長の村田慎一先生は杏林大学医学部卒で、杏林大学病院 医長・講師(1993年4月〜2003年3月)、同 非常勤講師(2003年4月〜2011年3月)。 「当クリニックの医師はほぼ全員が精神保健指定医です」とし、対応できる疾患に認知症・てんかんを挙げています。担当医制(初診を担当した医師が継続)で、杏林大学他の関連病院への紹介が可能。予約は電話のみ。院長個人の学会認定資格の記載を公式サイトで確認できなかったため掲載していません
  • 調布メンタルクリニック(小島町/042-488-5432)— 木曜18時から19時30分に夜間の枠があり、市内でもっとも遅い時間です(ただし再診枠のみ)。金曜は初診のみの枠(9時10分〜13時)、土曜は9時から14時。18歳(大学生)以上を対象とし、「当院ではカウセリングや心理検査を行うことはできません」と明記(公式サイトの表記のまま)。完全予約制で当日診察は行っていません。院長の資格・経歴の記載を公式サイトで確認できなかったため掲載していません
  • 仙川駅前いたがきメンタルクリニック(仙川町/03-5315-5505)— 院長の板垣浩先生は医学博士・日本精神神経学会認定 精神科専門医・精神保健指定医火曜から土曜の午前と、火曜から金曜の午後(土曜は16時30分まで)で、月曜が休診。初診は電話予約のみの完全予約制。学歴・職歴・開院年の記載を公式サイトで確認できなかったため掲載していません
  • 調布こころの訪問クリニック(国領町/042-444-5547)— 精神科・心療内科に特化した往診・訪問診療。院長の三邉佳意先生は日本精神神経学会専門医・精神保健指定医(東京慈恵会医科大学卒、慈恵医大 精神医学講座、北辰病院・成仁病院を経て2023年5月開設)。「困ったときは24時間365日対応、迅速な入院調整」を掲げ、精神科訪問看護・訪問薬剤と連携。外来は月曜と金曜の午前(9時〜12時)のみで、本記事は外来の受診先を探す読者向けのため掲載していません。本人が外に出られない場合の相談先になります
  • カラダとココロのクリニック西調布院(上石原/042-498-0552)— 市内西部で唯一、精神科・心療内科の枠を新しく設けた院。2026年4月2日付で併設を公表し、非常勤の鈴木慈医師が月曜・木曜の午前のみ完全予約制で担当(心療内科は院長の西尾有司先生も担当)。本体は内科・血液内科で、院長は日本内科学会 認定内科医・日本血液学会 専門医・医学博士精神科としての診療内容と担当医の専門医資格の記載を確認できなかったため掲載していません
  • プライムクリニック(入間町/050-1746-1165)— 児童精神科・心理カウンセリング・プレイセラピーの専用ページを持ち、幼児から中学生を対象に不登校・ひきこもり・摂食障害・発達障害・ADHDを扱っています。公認心理師・臨床心理士によるWISCなどの知能検査・心理検査あり。本体は内科・総合診療と訪問診療で、日曜も内科・総合診療で開いています。児童精神科の担当医の初診受付を「現在、患者様の新規での受付が困難な状況となっているため、一時的に中止しております」と告知しているため掲載していません

市内の全院を地区別にまとめたページもあります → 調布市の医療機関一覧

体の症状のほうが強いときは、どこへ行く?

動悸がする、息が苦しい、おなかが痛い、めまいがする——体の症状が前に出ているときは、まず体のほうを調べたほうが早いことがあります。 この記事の掲載院のうち、つつじヶ丘こころのクリニックは一般的な内科的処方も行っていますが、検査が必要な段階では、それぞれの領域の記事のほうが役に立ちます。

体の検査で説明がつかなかったとき、あらためてこの記事に戻ってきてください。 その順番で困ることはありません。

よくある質問

Q. 調布市で日曜・祝日に診てもらえる精神科・心療内科は?

A. 日曜に開いているのは「つつじヶ丘こころのクリニック」の第2・第4日曜の午前(10時〜13時)だけです。それ以外の日曜と、祝日に開いている院は市内にありません。調布市休日夜間急患診療所の診療科目は「内科小児科系」で、精神科は対象の診療科として挙げられていません。夜間と休日の入口は、東京都 精神科二次救急受付窓口「ひまわり」03-5272-0303(平日・土曜17時〜翌9時、休日24時間)です。

Q. 初診の予約がなかなか取れません。どうすればいいですか?

A. 1院に絞らず、初診の受け方が違う院を2〜3院並べて見てください。 調布市内では、24時間WEB予約のGEN MENTAL CLINIC、初診枠の空きがWEBで見えるつつじヶ丘こころのクリニック、初診WEB予約の調布聖美会クリニック、メール予約の博愛医院、毎週火曜11時〜12時の電話のみの調布の森クリニックと、入口が完全に分かれています。なお、こころのクリニック調布と潤クリニックは、2026年9月9日時点で初診の受付を止めています。

Q. 子ども(中学生・高校生)を診てもらえる院はありますか?

A. GEN MENTAL CLINICが児童・思春期精神科を標榜し、保護者の同伴を条件に診療しています。 調布の森クリニックは院長が日本児童青年精神医学会の認定医ですが、中学生未満は対象外で、加えて2026年8月12日更新で高校生以下の初診受付を停止しています。こころのクリニック調布は小学生以下を院長、中学生以上を非常勤医が担当する体制ですが、新患予約を全医師とも止めています。くらしなクリニックは18歳以上で高校生には対応せず、調布メンタルクリニックは18歳(大学生)以上が対象です。

Q. カウンセリングや心理検査を受けられる院はどこですか?

A. 掲載院では、調布聖美会クリニックが必要に応じて心理検査を院内で行っています。 つつじヶ丘こころのクリニックと調布メンタルクリニックは、カウンセリングと心理検査を行っていないことを公式サイトに明記しています。掲載外では、くらしなクリニックが臨床心理士・公認心理師による保険外のカウンセリング(50分8,000円)を、こころのクリニック調布が火曜と第1木曜に心理検査(WISC-Ⅳ、WAIS-Ⅲ)とカウンセリングを公表しています(こころのクリニック調布は新患受付停止中)。

Q. 精神科と心療内科は、どちらを選べばいいですか?

A. 調布市内では分けて考える必要はほとんどありません。 標榜27院のうち21院が精神科と心療内科の両方を掲げており、掲載6院はすべて両方を標榜しています。分かれるのは看板ではなく医師の経歴なので、本記事は資格と経歴を並べています。なお精神保健指定医は厚生労働大臣が指定する国の資格精神科専門医は日本専門医機構のもとで日本精神神経学会が運用する学会の資格で、別のものです。

Q. 通院が長くなりそうです。費用を抑える制度はありますか?

A. 自立支援医療(精神通院医療)があります。 通院の医療費の自己負担が原則3割から1割に軽減され、さらに世帯の所得に応じて1か月あたりの負担上限が設けられます。支給を受けるには市町村等の支給認定が必要です。掲載6院のうち、博愛医院とつつじヶ丘こころのクリニックは指定自立支援医療機関であることを公式サイトに明記しています。 手続きの窓口は調布市の担当課になるので、通院先が決まったら主治医に相談してください。

選定方法と情報の出典

  • 対象:調布市内で精神科・心療内科を診療しているクリニック(診療所)病院は対象にしていません(紹介や予約が前提で、日常の受診先として直接選べる窓口ではないため)。特定の自由診療を専門とするクリニックも対象外です
  • 市内の分布を先に確認しました厚生労働省 関東信越厚生局の保険医療機関一覧(令和8年8月1日現在)で調布市の診療所201件すべてを確認し、精神科・心療内科を標榜する27院を「どのエリアに、どの院がある?」に地区別で全院掲載しています。標榜の区切りは全角の区切り文字で集計しており、複数科を標榜する院も取りこぼしていません
  • ①医師が公表している専門医資格と経歴 ②初診の受け方(電話のみ/WEB/メール、受付の曜日と時間、費用)③診てもらえる範囲(年齢・扱う疾患・自院では診ない範囲)この3つが公式サイトで確認できることを掲載の条件にしました選定ポリシー
  • 6院という数は、軸の数で決めています。 5や10に合わせて薄い院を足したり、軸のある院を落としたりはしていません
  • 初診の受付を止めている院は掲載していません。 2026年9月9日時点で公式サイトに初診停止の告知があったこころのクリニック調布潤クリニックプライムクリニック(児童精神科)は、「ほかに、どんな選択肢がある?」に、公表されている内容とともに記載しています。再開したら掲載の候補に戻ります
  • 資格が確認できない院を一律に外してはいません。 つつじヶ丘こころのクリニックは学会認定の専門医資格を公式サイトで確認できませんでしたが、精神保健指定医であること、精神科専門病院の病院長を務めた経歴、診ない範囲の明示、市内で唯一の日曜午前の診療という書けるものがあったため掲載しました。その旨は当該院の節と比較一覧にも明記しています。 一方、資格の記載が学会名のない略記だけで、学歴・職歴の記載もない院は掲載していません(くらしなクリニック・つつじヶ丘メンタルクリニック・仙川ムラタクリニック・調布メンタルクリニック・仙川駅前いたがきメンタルクリニック)
  • 医師の資格・経歴はすべて各院の公式サイトで確認しました。 第三者の医療情報サイトの記載は根拠にしていません。院長名は厚生局の一覧(管理者欄)でも突き合わせています
  • 診療時間は掲載の基準にしていません。 「夜間・土日・祝日は、どこで診てもらえる?」の節で、掲載していない院も含めてまとめています
  • 公式サイトで確認できなかったことは、確認できなかったと書いています。 博愛医院の診療時間・休診日、ほんまクリニックの午前の開始時刻と予約方法、つつじヶ丘こころのクリニックの大学名と勤務病院名、調布聖美会クリニック・博愛医院・つつじヶ丘こころのクリニックの開院年がそれに当たります
  • 食い違っているものは、両方書いています。 調布聖美会クリニックの理事長就任時期(トップページ「2020年」/医師紹介ページ「昨年」)と、つつじヶ丘こころのクリニックの対象年齢(3か所で「18歳未満も条件つきで可」「思春期からご高齢の方まで」「小児を除く精神疾患全般」)です
  • 口コミの扱い:件数・評価は2026年9月9日にGoogleマップで確認した値です。星の高い順には並べていません。 この科は患者と医師の関係がもっとも長く濃いため、星は下がる側に振れます(市内では件数最多の29件が★1.7、件数1件が★5.0でした)。口コミの内容は投稿者本人の経験に基づくもので、当編集部が診療の事実関係を確認したものではありません
  • 掲載順:京王線の駅の並び(国領・調布・布田・仙川・つつじヶ丘)を目安にしています。おすすめ順ではありません
  • 利害関係:厚生局の一覧201件の開設者欄を全件検索し、運営元(株式会社EN/医療法人社団 季邦会)の関係する医療機関は市内に1件もありませんでした
  • 医師による確認:記載内容は現役医師が確認しています

情報の出典(2026年9月時点・確認日 2026年9月9日)

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