【2026年版】西東京市の腎臓内科・透析クリニック3選|標榜3院を、外来と透析で分けて見る

本記事について

この科は、読者の段階によって「探しているもの」がまったく違います。 健診で腎機能を指摘された段階で探しているのは外来で、透析が始まった段階で探しているのは週3回通う場所です。本記事は、この2つを分けたうえで、医師が公表している資格と経歴・透析の体制・通いやすさが一次情報で確認できるかを軸に、西東京市内の3院を選びました。

掲載順はおすすめ順ではありません。記事の構成(透析を行わない外来の院 → 透析を行う院)に合わせています。 掲載料は受け取っていません(選定ポリシー)。運営元グループとの利害関係がある医療機関は、今回はありません(市内の診療所153件の名称と開設者欄を全件検索して確認しました)。

※市内の医療機関は厚生労働省 関東信越厚生局の保険医療機関一覧(令和8年8月1日現在)で全数を確認し、診療時間・資格・経歴・透析の体制は各院の公式サイトと厚生労働省「医療情報ネット」で確認しています。Google口コミは2026年9月18日時点。受診前に各院の公式サイト等で最新情報をご確認ください。

目次

透析中の人が、すぐ連絡すべきサインは?

透析を受けている方は、この記事を読んで比べる前に、次のサインがあれば通院先へ電話してください。 次の通院日を待たないほうがよい種類のものです。

  • シャントの音が聞こえない/いつものスリル(血管の振動)を触れない——バスキュラーアクセス(シャント)は透析の命綱で、詰まると透析そのものができません。日本透析医学会のガイドラインは、狭窄部ではスリルが弱まって拍動状になり、血管雑音(シャント音)の聞こえ方が変わることを所見として挙げています(出典:日本透析医学会「慢性血液透析用バスキュラーアクセスの作製および修復に関するガイドライン」/2011年版)。毎日ご自分で触って聴いて、いつもと違えば連絡するのが基本です
  • シャントのある腕が腫れた・赤くなった・痛む・熱を持った
  • 息が苦しくて横になれない、体重が急に増えた(水分がたまっている状態)
  • 手足の力が入らない、しびれる、脈が飛ぶ(電解質の異常で起こることがあります)

意識がはっきりしない、胸が強く痛む、呼吸が苦しくて言葉が続かない——このときは迷わず119番です。 判断に迷うときは、東京消防庁救急相談センター #7119(多摩地区からは 042-521-2323 でもつながります。24時間365日、医師・看護師・救急隊経験者の相談医療チームが対応)に電話できます(出典:東京消防庁「救急相談センター」)。

透析を受けていない方でも、尿が急にほとんど出なくなった・全身がむくんで息苦しいときは、通常の外来を待たずに連絡してください。

はじめに

西東京市内で、腎臓内科または人工透析内科を標榜している診療所は3院です。 厚生労働省 関東信越厚生局の保険医療機関一覧(令和8年8月1日現在)で、市内の診療所153件すべてを確認した数です。市内で最も少ない部類の科で、たとえば同じ市の内科は91院、皮膚科は28院あります。

3院は、やっていることがはっきり分かれています。

  • 透析を行っていない外来の院が1院——こみち内科クリニック(南町)
  • 透析を行っている院が2院——田無南口クリニック(南町・57床)、佐々整形外科・透析クリニック(田無町・15床)

この分かれ方が、そのままこの記事の骨格です。 腎臓の病気は、「外来で腎機能を守る段階」と「透析を受ける段階」で、通う場所も、選ぶときに見るものも変わります。 前者では医師の資格と経歴、後者ではベッド数・時間帯・送迎が効いてきます。週3回・1回4時間前後を何年も続けるので、通いやすさが生活そのものになるためです。

そして、透析だけは診療所の外にも選択肢があります。 市内で透析を受けられるのは、この2院に病院2つ(西東京中央総合病院・保谷厚生病院)を加えた全4施設です。病院は紹介や予約が前提になりますが、通う場所を選ぶ段階では診療所と並べて見るのが自然なので、本記事では「西東京市で透析を受けられるのは、どこ?(全4施設)」の節で病院も含めて並べています。

この病気は、数のうえでも珍しいものではありません。 日本透析医学会の統計では、わが国の慢性透析患者は337,414人、2024年の1年間に新たに透析を導入した患者は36,404人で、導入の原因でもっとも多いのは糖尿病性腎症(37.6%)、導入時の平均年齢は71.69歳です(出典:日本透析医学会「わが国の慢性透析療法の現況(2024年12月31日現在)」)。

えんちゃんえんちゃん

健診で「尿タンパク」「eGFRが低い」と言われた段階なら、まだ外来の話です。透析の情報を先に読み込んで不安になる前に、まず外来にかかってください。

Google口コミはどこまであてになる?

この科では、星も件数も判断材料になりません。 ほかの科とは理由が違います。

市内の3院を件数と星で並べると、こうなります(2026年9月18日時点)。

院星件数オーナーの管理
佐々整形外科・透析クリニック★4.38件あり(投稿・返信あり)
こみち内科クリニック★2.522件なし
田無南口クリニック★1.02件あり

まず、件数がありません。 市内最大の透析施設(57床)に2件しか投稿がなく、市内で唯一の外来専門の院でも22件です。当編集部が同じ方法で調べた市内の他科では、内科で49件、整形外科で82件、精神科で47件という院がありました。透析は、病院の主治医の紹介で通う場所が決まることが多く、患者が地図アプリを見比べて選ぶ場面がほとんどありません。 件数が少ないのは、評価が低いからではなく選ばれ方が違うからです。

次に、中身が診療と関係していません。 田無南口クリニックの★1.0は2件の平均で、うち1件は「送迎車の路上駐車が迷惑だ」という、受診していない人からの投稿でした。57床・送迎車6台という規模の施設は、通っていない近隣の人の目にも触れます。 これを「評判の悪い透析施設」と読むのは、明らかに誤りです。

逆に、★4.3の佐々整形外科・透析クリニックの8件は、読むとほとんどが整形外科とリハビリの受診でした。同じ院で整形外科と透析をやっているため、星は整形外科の評価としてついています。

この科で口コミの代わりに見るべきものは、はっきりしています。 ベッド数、透析の時間帯(とくに夕方以降に入れるか)、送迎の有無と範囲、オンラインHDFなどの治療法、シャントのトラブルにどこで対応するか——そして見学です。透析施設は見学を受け付けているのが普通で、実際に通う時間帯の様子を見るのが、どの投稿よりも確かです。

口コミの内容は投稿者本人の経験に基づくもので、当編集部が診療の事実関係を確認したものではありません。 星の高い順には並べていません。

どの院がどう違う?(比較一覧)

こみち内科クリニック田無南口クリニック佐々整形外科・透析クリニック
透析行っていません(外来のみ)57床(うち個室1床)15床(うち個室2床)
段階透析の前(外来で腎機能を守る)透析を受ける透析を受ける
医師の資格院長=内科学会認定医・透析療法学会専門医・認定産業医/副院長=日本透析医学会 指導医・専門医院長=医学博士・心臓血管外科専門医・透析バスキュラーアクセスインターベンション治療医学会専門医公式サイトに記載を確認できませんでした(後述)
透析の治療法—全台オンラインHDF・ウルトラピュア透析液全台オンラインHDF+I-HDF・ウルトラピュア透析液
いちばん遅い時間18:30(皮膚科は19:30)火・木・土は夜まで(後述/法人サイトは23:00と記載)17:00
送迎—車イス対応の送迎車6台・無料無料(片道30分程度の範囲)
シャントの対応—院長がバスキュラーアクセスの専門医。血管外科の外来あり。定期的に超音波検査定期的にシャントエコー→バスキュラアクセスセンターへ紹介
最寄り田無駅 南口 徒歩11分田無駅 南口 徒歩3分田無駅(ONE FOR ALL西東京 2階)
駐車場なし記載を確認できませんでしたあり(台数に限りあり・事前相談)
予約予約外診察 可能。腎臓内科の初診のみ予約制初診・再診とも電話での事前相談が必要透析は患者ごとに入室時間を設定
併設・連携内科・循環器内科・皮膚科/訪問診療看護小規模多機能・訪問介護・居宅介護支援/法人内に透析施設6か所整形外科・脳神経MRIセンター/同じ建物に在宅・訪問看護・健診/グループ病院=西東京中央総合病院
Google口コミ★2.5/22件★1.0/2件★4.3/8件

西東京市で透析を受けられるのは、どこ?(全4施設)

市内で血液透析を受けられるのは、診療所2院と病院2つの、全4施設です。 掲載していない施設も含めて並べます。公式サイトに記載がない項目は「記載なし」と書いています。体制がないことを意味しません——透析施設は公式サイトで詳しい条件を出さない傾向があります。

施設種別ベッド数透析の時間帯送迎シャントの手術
田無南口クリニック診療所57床(個室1床)月水金=午前9:00〜・午後14:00〜/火木土=午前9:00〜・午後16:00〜車イス対応6台・無料院長がバスキュラーアクセスの専門医。血管外科の外来あり
佐々整形外科・透析クリニック診療所15床(個室2床)月〜土=午前8:30〜13:00・午後13:00〜17:00(日曜休)無料(片道30分程度)バスキュラアクセスセンターへ紹介
西東京中央総合病院(芝久保町)病院20床月〜土=8:40〜13:30・14:00〜19:00(日曜・祝日・年末年始休)車いす対応・無料内シャント・人工血管・カフ型長期留置カテーテルの設置、PTAを実施
保谷厚生病院(栄町)病院記載なし記載なし記載なし記載なし(透析導入から入院透析までと記載)

病院2つの位置づけは、診療所とは違います。 西東京中央総合病院は外来通院透析と入院透析の両方を行い、シャントを作る手術やPTA(風船で血管を広げる治療)まで自院で実施しています(出典:戸田中央メディカルケアグループ「西東京中央総合病院 透析室」)。保谷厚生病院は「腎機能障害に対する診断・治療、並びに透析導入から通院可能な入院透析まで」と案内しています(出典:保谷厚生病院「診療科目」)。

つまり市内は、「導入と手術は病院、維持透析は診療所」という分担になっています。 佐々整形外科・透析クリニックは同じ医療法人社団東光会の西東京中央総合病院がグループ病院で、この分担がそのまま法人の中に収まっています。一方、田無南口クリニックは院長自身がバスキュラーアクセスの専門医で、血管外科の外来も持っています。 ここが2院のいちばん大きな違いです。

夜間・土日は、どこに通える?

透析は、仕事を続けながら受けるかどうかで、選べる施設が変わります。

平日のいちばん遅い枠を持っているのは、田無南口クリニックです。 院の公式サイトでは、人工透析の午後の開始が月水金は14:00、火木土は16:00と案内されています。法人(医療法人社団 欅会)の施設紹介ページでは、人工透析内科の診療時間を「月水金 9:00〜20:00/火木土 9:00〜23:00」と書いており、火・木・土に夜間の枠があることを示しています。(出典:田無南口クリニック「アクセス案内」/医療法人社団 欅会「田無南口クリニック」)。書き方が2通りあるので、夜の枠を前提に考えている方は、必ず電話で確認してください。

佐々整形外科・透析クリニックは午後17:00までで、夜間の枠は案内されていません。西東京中央総合病院は19:00までです。

土曜は、3施設とも透析を行っています。 田無南口クリニック(午前9:00〜・午後16:00〜)、佐々整形外科・透析クリニック(午前8:30〜・午後13:00〜)、西東京中央総合病院(8:40〜13:30・14:00〜19:00)。日曜はいずれも休みです。

外来のほうは、市内の選択肢が限られます。 こみち内科クリニックは平日18:30まで(皮膚科は19:30まで)、土曜は9:30〜14:30、火曜午後と日曜・祝日が休診です。日曜・祝日に腎臓内科の外来を開けている診療所は市内にありません。

急に具合が悪くなったときの窓口は、透析を受けている方は通院先が第一です。 それ以外の時間帯は、東京消防庁救急相談センター #7119(多摩地区は 042-521-2323)と、西東京市の休日診療が入口になります(出典:西東京市「休日診療」)。ただし休日診療所の診療科目に腎臓内科・透析は含まれていません。

健診で腎機能を指摘されたら、どうすればいい?

この記事を読んでいる方の多くは、まだ透析の段階ではないはずです。

厚生労働省の啓発資料は、受診の目安を2つの数字で示しています。 尿蛋白が(1+/2+/3+)の場合と、eGFRが60未満の場合は「医療機関の受診を」。同資料は「健康な人のeGFRはおおよそ100であり、悪くなると低下します」「eGFR=腎機能と考えてよいでしょう」と説明しています(出典:厚生労働省「見逃していませんか? 腎臓からのSOS!」)。

急いでほしい理由は、失った腎機能が戻らないからです。 健診で指摘された段階でできるのは、これ以上落とさないことです。自覚症状はほとんど出ません。むくみや尿の変化が出てからでは、かなり進んでいます。

では、かかりつけの内科でいいのか、腎臓内科なのか。 市内では、こみち内科クリニックが「腎臓内科」の看板を掲げて外来を行っている唯一の診療所です。同院の腎臓内科のページは、尿潜血・蛋白尿・慢性腎臓病(CKD)・急性腎障害・高血圧性腎硬化症・慢性糸球体腎炎・ネフローゼ症候群・多発性嚢胞腎・全身疾患に伴う腎障害・糖尿病性腎症を挙げ、「透析が必要であると言われたため、透析の開始時期や方法、腎臓移植について聞きたい」という相談も受診の検討項目として並べています(出典:こみち内科クリニック「腎臓内科」)。透析を自院では行っていない院が、透析の相談を受ける窓口として立っているのが、この院の位置づけです。

田無南口クリニックにも腎臓内科の外来がありますが、枠が限られます(後述のとおり週2回・半日以下で、曜日の書き方が公式サイトと法人サイトで食い違っています)。透析の施設に併設された外来という性格です。

糖尿病から腎臓が悪くなっている場合は、血糖の管理そのものが腎臓の治療になります。 透析導入の原因の第1位が糖尿病性腎症(37.6%)であることは前述のとおりです。血糖の管理を軸に選ぶなら、まずは糖尿病を診ている内科が入口になります(市内の内科は西東京市の一般内科の記事にまとめています)。

目的別には、どう選べばいい?

  • 健診で尿タンパク・eGFRを指摘された → こみち内科クリニック。市内で腎臓内科の外来を掲げている唯一の診療所です。腎臓内科の初診だけは予約制(厚生労働省 医療情報ネットの登録で「初診時予約:実施」。内科・循環器内科・皮膚科は未実施)なので、電話してから行ってください
  • 主治医から「そろそろ透析」と言われた → まず、通う場所を決めるのは導入の後でもかまいません。 導入とシャントの手術は病院で行われるのが一般的で、市内では西東京中央総合病院が内シャント・人工血管・カフ型カテーテルの設置とPTAまで行っています。診療所2院はどちらも維持透析が中心です
  • 仕事を続けながら透析を受けたい → 田無南口クリニック。市内で夕方以降の枠が案内されている唯一の施設です(火・木・土)。ただし書き方が2通りあるので電話での確認が要ります
  • 通院の足がない・車いすで通う → 田無南口クリニック(車イス対応の送迎車6台・無料)か佐々整形外科・透析クリニック(無料・片道30分程度の範囲)。西東京中央総合病院も車いす対応の無料送迎を行っています。3施設とも無料なので、範囲と時間帯で選ぶことになります
  • シャントのトラブルが繰り返している → 田無南口クリニック。院長が透析バスキュラーアクセスインターベンション治療医学会の専門医で、血管外科の外来も持っています。佐々整形外科・透析クリニックは定期的なシャントエコーで早期に見つけ、バスキュラアクセスセンターへ紹介する方式です
  • 旅行や出張のあいだも透析を受けたい → 佐々整形外科・透析クリニックが臨時(旅行)透析への対応を明記しています
  • 整形外科やリハビリにも同時にかかりたい/健診も同じ場所で受けたい → 佐々整形外科・透析クリニック。同じ建物(ONE FOR ALL西東京)に在宅クリニック・訪問看護ステーション・ドック健診センター・健康支援施設が入っています
  • 通院が難しくなってきた → 田無南口クリニックは看護小規模多機能・訪問介護・居宅介護支援を法人で持ち、佐々整形外科・透析クリニックは同じ建物に在宅クリニックと訪問看護があります。透析は続けながら、生活のほうを支える体制があるかどうかは、長く通ううえで効いてきます

費用は、どれくらいかかる?

透析の医療費は高額ですが、窓口で支払う額には上限が決められています。

まず、健康保険の「特定疾病療養受療証」です。 人工透析を必要とする慢性腎不全は対象で、1か月あたりの自己負担限度額は10,000円(食費を除く)。70歳未満で世帯の総所得が600万円を超える場合は20,000円です。申請には医師の意見書などが必要で、西東京市では田無庁舎2階の保険年金課国保給付係などが窓口です(出典:西東京市「特定疾病療養受療証」/2026年1月20日更新。国民健康保険の場合。ほかの健康保険に加入している方は、加入先の保険者へ申請します)。

そのうえで、東京都の助成があります。 東京都に住所がある「人工透析を必要とする腎不全」の方は、特定疾病療養受療証を使ったあとの自己負担分について、1医療機関等につき月額1万円を限度に助成を受けられます(生活保護受給中の方を除く)。西東京市の窓口は障害福祉課(042-420-2806)です(出典:西東京市「特殊医療費等助成制度(人工透析・先天性血液凝固因子欠乏症等)」/2024年11月28日更新)。

制度は改正で変わります。 上記はいずれも各ページに記載された時点の内容です。申請の要否や必要書類は、通院先のソーシャルワーカーか市の窓口で確認してください。 透析施設には医療ソーシャルワーカーがいることが多く、田無南口クリニックは送迎の範囲についてもMSW(医療ソーシャルワーカー)に相談するよう案内しています。

医師は何をやってきた?

外来と透析では、経歴の読み方が変わります。

外来の段階で見るのは、腎臓そのものを専門としてきたかどうかです。 こみち内科クリニックは、副院長が日本透析医学会の指導医・専門医で、聖マリアンナ医科大学の腎臓高血圧内科と米国シカゴ大学を経ています。院長も日本透析療法学会専門医(公式サイトの表記のまま。現在の学会名は日本透析医学会)を掲げ、日本腎臓病学会・日本透析療法学会に所属しています。夫婦2人の診療所に、腎臓と透析の専門性が2人分ある——市内ではここだけの体制です。

透析の段階で見るのは、少し違います。 透析そのものは臨床工学技士と看護師が支える医療で、医師の経歴より、その施設が何をどこまで自前でやるかが効いてきます。そのうえで例外がひとつ、シャントです。 田無南口クリニックの大竹裕志院長は心臓血管外科の側から透析に入ってきた医師で、透析バスキュラーアクセスインターベンション治療医学会の専門医を持っています。血管を扱うことが本業だった医師が、透析施設の院長をしている——これは市内で唯一です。

一方、佐々整形外科・透析クリニックについては、医師の資格を公式サイトで確認できませんでした。 新倉一彦院長・渥美敬名誉院長のお名前は出ていますが、学会の専門医資格の記載がありません。院がGoogleビジネスプロフィールに自ら掲載している案内(2026年6月22日付)には「日本透析医学会 指導医」資格を持つ医師が在籍すると書かれていますが、公式サイトでは裏が取れていません。本記事はこの点を確認できていないものとして扱います。

こみち内科クリニック

西武新宿線 田無駅 南口から徒歩11分。市内で唯一、腎臓内科の外来を掲げている診療所です。透析は行っていません。

この院の特徴は、腎臓と透析の専門性が2人分あることです。 院長の大湊佳子先生は昭和62年に聖マリアンナ医科大学を卒業し、同大学病院第一内科に入局。救命センター、帝京大学病院第二内科のCCU病棟修練生、衣笠病院、浮間中央病院と老人保健施設を経て当院の院長です。資格は日本内科学会認定医、日本透析療法学会専門医、認定産業医。 所属学会は日本内科学会、日本腎臓病学会、日本透析療法学会、日本抗加齢医学会です。

副院長の大湊政之先生は昭和61年に同じく聖マリアンナ医科大学を卒業し、同大学・大学院、米国シカゴ大学、聖マリアンナ医科大学 腎臓高血圧内科、赤羽中央総合病院を経ています。資格は日本内科学会認定医と、日本透析医学会の指導医・専門医。 指導医は後進を指導する立場の資格で、市内の腎臓・透析の領域でこれを公表しているのは同院だけです。

※学会名の表記について。 公式サイトは「日本透析療法学会」「日本腎臓病学会」と記載しています。現在の名称は日本透析医学会・日本腎臓学会ですが、本記事では公式サイトの表記のまま引用しました。

腎臓内科のページが受け付けている相談の範囲は、はっきり書かれています。 尿潜血、蛋白尿、慢性腎臓病(CKD)、急性腎障害、高血圧性腎硬化症、慢性糸球体腎炎、ネフローゼ症候群、多発性嚢胞腎、全身疾患に伴う腎障害、糖尿病性腎症。さらに「透析が必要であると言われたため、透析の開始時期や方法、腎臓移植について聞きたい」という項目も並んでいます。 自院で透析を行わない院が、透析をどうするかの相談窓口に立っている構えです。

腎臓内科の初診だけ、予約の扱いが違います。 厚生労働省の医療情報ネットでは、腎臓内科は「初診時予約:実施」、内科・循環器内科・皮膚科は「未実施」と登録されています。予約外の診察はいずれの科も「可能」。 腎臓内科にかかるつもりなら、先に電話してください(出典:厚生労働省 医療情報ネット(ナビイ)「こみち内科クリニック」/最終更新 2026年1月13日)。

診療時間は9:30〜12:30と14:00〜18:30(皮膚科の午後は19:30まで)、土曜は9:30〜14:30の短縮診療。火曜午後・日曜・祝日が休診で、曜日ごとに担当医が変わります。 内科一般・循環器内科・腎臓内科・皮膚科のほか、生活習慣病、健康診断、予防接種、訪問診療、自費診療に対応しています。

通いやすさは、はっきり分かれます。 バリアフリーは整っています——施設入口と施設内、車椅子・杖等の利用者に配慮したバリアフリートイレの設置が、医療情報ネットに登録されています。一方、駐車場はありません。 田無駅南口から徒歩11分で、掲載3院のうち駅からいちばん遠い院です。車で通いたい方には向きません。

Google口コミは★2.5・22件で、掲載3院では件数が最多です。この院はGoogleビジネスプロフィールがオーナー未管理でした。

項目内容
所在地〒188-0012 西東京市南町6-9-19
電話042-450-6731
公式サイトhttps://www.komichi-cl.com/
診療科内科・循環器内科・腎臓内科・皮膚科
院長大湊 佳子(日本内科学会認定医・日本透析療法学会専門医・認定産業医)
副院長大湊 政之(日本内科学会認定医・日本透析医学会 指導医・専門医)
透析行っていません(外来のみ)
診療時間9:30〜12:30/14:00〜18:30(皮膚科の午後は19:30まで)、土曜9:30〜14:30
休診日火曜午後・日曜・祝日
予約予約外診察 可能。腎臓内科の初診は予約制
アクセス西武新宿線 田無駅 南口 徒歩11分/駐車場なし/バリアフリー対応(入口・施設内・バリアフリートイレ)
備考訪問診療あり。厚生局の指定年月日は令和4年5月1日

田無南口クリニック

西武新宿線 田無駅 南口から徒歩3分。57床は市内最大の透析施設で、市内で唯一、夕方以降の枠が案内されています。

この院がほかと違うのは2点です。 1つは規模と時間帯、もう1つは院長がシャント(バスキュラーアクセス)の専門医であること。 どちらも市内では他に例がありません。

透析ベッドは57床(うち個室1床)。 全台でオンラインHDFに対応し、血液透析と血液透析濾過(HDF)が可能です。透析液はウルトラピュアの水準を維持していると記載されています。内シャントについては定期的に超音波検査を行い、トラブルの早期発見・早期治療に努めていると案内されています(出典:田無南口クリニック「人工透析」)。

送迎は、市内でもっとも手厚い形です。 車イス対応の送迎車を6台持ち、維持透析の患者向けに無料で通院支援を行っています。範囲はMSW(医療ソーシャルワーカー)に確認する形です。透析時には、希望により有料でお弁当の提供もあります。

院長の大竹裕志先生は、心臓血管外科の側から透析に入ってきた医師です。 金沢大学医学部を卒業後、ドイツ留学を経ています。資格は医学博士、日本外科学会 専門医・指導医、心臓血管外科専門医・修練指導医、そして透析バスキュラーアクセスインターベンション治療医学会 専門医。 日本血管外科学会・日本脈管学会・日本血管内治療学会の評議員でもあります。血管そのものを扱ってきた医師が透析施設の院長を務めていることが、シャントの管理という点でこの院の性格を決めています。血管外科の外来も金曜午前に置かれています。

★透析の時間帯は、公式サイトと法人サイトで書き方が違います。 院の「アクセス案内」ページは人工透析=月水金は午前9:00〜・午後14:00〜、火木土は午前9:00〜・午後16:00〜。一方、医療法人社団 欅会の施設紹介ページは人工透析内科=月水金 9:00〜20:00/火木土 9:00〜23:00と、終了時刻まで書いています。火・木・土に夜の枠があることは両方から読み取れますが、具体的な時刻は食い違っています。 どちらかに寄せず、両方を記しておきます。夜間の透析を前提に考えている方は、必ず電話で確認してください。

★腎臓内科の外来の曜日も、2通りあります。 院のアクセス案内ページは月曜11:00〜13:00、金曜9:30〜12:00(第2・4週は休診)。法人サイトは月曜(第1・3)9:30〜12:30、金曜9:30〜12:00。「月曜は隔週で半日」という点は共通していますが、時刻が違います。 こちらも電話での確認が要ります。

予約について、院ははっきり書いています。 「当院は予約制になります。初診・再診を問わず、必ずお電話にてご相談の上、ご来院下さい」。 飛び込みの受診は想定されていません。

法人の広がりも、通う場所を考えるうえで材料になります。 医療法人社団 欅会は、小平北口・東大和南街・東久留米・東久留米駅前・久米川透析内科・上北台透析の各クリニックを運営しています。引っ越しや転職で通いにくくなったときに、同じ法人の中で移れる余地があります。 また同じ建物・法人で看護小規模多機能「ゆいなの森」、訪問介護「ゆいな」、居宅介護支援「ゆいな」を運営しており、通院が難しくなってからの受け皿を法人内に持っています。

Google口コミは★1.0・2件です。 前述のとおり、2件のうち1件は送迎車の路上駐車についての、受診していない方からの投稿でした。57床の施設に投稿が2件しかないこと自体が、この科の選ばれ方を表しています。 星を根拠にこの施設を判断することはできません。

項目内容
所在地〒188-0012 西東京市南町5-1-15
電話042-464-5711
公式サイトhttps://tanashi-cl.com/
診療科人工透析内科・腎臓内科・内科・血管外科・外科・循環器科・精神科
院長大竹 裕志(医学博士・心臓血管外科専門医・修練指導医・外科専門医・指導医・透析バスキュラーアクセスインターベンション治療医学会専門医)
開設法人医療法人社団 欅会(理事長 小澤 尚)
透析57床(うち個室1床)・全台オンラインHDF・ウルトラピュア透析液
透析の時間帯月水金=午前9:00〜・午後14:00〜/火木土=午前9:00〜・午後16:00〜(法人サイトは月水金9:00〜20:00・火木土9:00〜23:00と記載。食い違いあり)
腎臓内科の外来月曜11:00〜13:00・金曜9:30〜12:00(第2・4週休診)/法人サイトは月曜(第1・3)9:30〜12:30・金曜9:30〜12:00と記載
血管外科の外来金曜9:30〜12:00
送迎車イス対応の送迎車6台・無料(維持透析の患者向け/範囲はMSWに確認)
予約初診・再診を問わず、事前に電話での相談が必要
アクセス西武新宿線 田無駅 南口 徒歩3分(駅南口を出て線路沿いに花小金井方面へ直進)
備考希望により有料の弁当提供。看護小規模多機能・訪問介護・居宅介護支援を併設。厚生局の指定年月日は令和3年2月1日

佐々整形外科・透析クリニック

西武新宿線 田無駅から、複合施設「ONE FOR ALL西東京」の2階。2024年12月に開設された、市内でもっとも新しい透析施設です。

この院の特徴は、建物と法人の作りそのものにあります。 同じ建物に、1階=佐々在宅クリニック・佐々訪問看護ステーション・健康支援センター TMGFit西東京、3階=佐々健康管理クリニック(ドック・健診センター)が入っています。透析に通いながら、在宅医療・訪問看護・健診・運動が同じ建物で完結する構えです。そして医療法人社団東光会のグループ病院が、市内の西東京中央総合病院です。

透析は15床(うち個室2床)。 全自動透析装置で、全台がオンラインHDFに対応し、I-HDF(間歇補充型血液透析濾過)にも対応。透析液はウルトラピュア(超高純度)の状態に維持管理していると記載されています。15床すべてがベッドでゆとりのある間隔をとり、全ベッドに液晶テレビ(無料)、Wi-Fiも無料です(出典:佐々整形外科・透析クリニック「腎透析センター」)。

時間帯は、月〜土の午前8:30〜13:00と午後13:00〜17:00(日曜休診)。患者ごとに入室時間を設定する方式です。夜間の枠は案内されていません。

送迎は無料で、「当施設を中心に、片道30分程度」を範囲としています。駐車場も利用できますが、台数に限りがあるため事前の相談を求めています。

シャントの扱いは、田無南口クリニックとは対照的です。 定期的にシャントエコー検査を行って早期に見つけ、必要があればバスキュラアクセスセンターへ紹介する方式をとっています。自院で手術まで行うのではなく、見つけて送るという分担です。同じ法人の西東京中央総合病院が、内シャント・人工血管・カフ型長期留置カテーテルの設置とPTAを行っているので、グループの中で受け皿が用意されている形になります。フットケアと末梢動脈疾患の対策にも力を入れていると記載されています。

旅行や出張のときの臨時(旅行)透析に対応していることも明記されています。市内で臨時透析への対応を公表しているのは、この院だけです。

★医師の資格については、公式サイトで確認できませんでした。 院長は新倉一彦先生、名誉院長は渥美敬先生(整形外科。2026-2027年「The Best Doctors in Japan」選出と記載)で、透析を担当する医師の学会専門医資格の記載がありません。 院がGoogleビジネスプロフィールに自ら掲載している案内(2026年6月22日付)には、「日本透析医学会 指導医」資格を持つ医師と、経験豊かな看護師・臨床工学技士が連携すると書かれていますが、公式サイトでは裏を取れていません。 本記事は、確認できていないものとして扱います。

★開設の時期も食い違っています。 公式サイトは2024年12月1日開設、厚生局の保険医療機関としての指定年月日は令和7年1月1日です。どちらかに寄せず、両方を記しておきます。

整形外科も同じフロアにあります。 午前9:00〜12:30(受付8:30〜11:30、初診は11:00まで)、午後14:00〜17:00(受付13:00〜16:00)、土曜午後と日曜・祝日は休診。脳神経MRIセンターも併設されています(午前10:00〜12:00/午後13:30〜16:00)。透析の通院と、腰や膝の治療を同じ場所で受けられるのは、高齢の患者にとって実際的な利点です。

Google口コミは★4.3・8件で、掲載3院のうち星は最高です。ただし読める投稿はほとんどが整形外科とリハビリの受診についてのもので、透析についての評価ではありません。 オーナーが投稿に返信している、管理された状態でした。

項目内容
所在地〒188-0011 西東京市田無町4-15-12 ONE FOR ALL西東京 2階
電話042-439-5337(FAX 042-439-5427)
公式サイトhttps://ofa-nishitokyo.com/clinic/
診療科整形外科・人工透析内科・腎臓内科・脳神経外科・リハビリテーション科
院長新倉 一彦(専門医資格の記載を公式サイトで確認できませんでした)
開設法人医療法人社団東光会(理事長 中村 毅)。グループ病院=西東京中央総合病院
透析15床(うち個室2床)・全台オンラインHDF+I-HDF・ウルトラピュア透析液・全ベッドに液晶テレビ(無料)・Wi-Fi無料
透析の時間帯月〜土=午前8:30〜13:00・午後13:00〜17:00(日曜休診)。患者ごとに入室時間を設定
送迎無料(施設を中心に片道30分程度の範囲)
シャント定期的にシャントエコー→バスキュラアクセスセンターへ紹介
整形外科午前9:00〜12:30(受付8:30〜11:30・初診11:00まで)/午後14:00〜17:00(受付13:00〜16:00)。土曜午後・日祝休
アクセス西武新宿線 田無駅/駐車場あり(台数に限りあり・事前相談)
備考臨時(旅行)透析に対応。同じ建物に在宅クリニック・訪問看護ステーション・ドック健診センター・健康支援センター。開設は公式サイト「2024年12月1日」/厚生局の指定年月日「令和7年1月1日」

どのエリアに、どの院がある?

市内の3院は、田無町に1院、南町に2院。すべて田無駅の徒歩圏か、その周辺です。

保谷駅・ひばりヶ丘駅の側には、腎臓内科・人工透析内科を標榜する診療所がありません。 市の北側(ひばりが丘・下保谷・住吉町など)から通う場合、診療所を選ぶなら田無まで出るか、栄町の保谷厚生病院が近い選択肢になります。送迎の範囲が効いてくるのは、まさにこの部分です。

西東京市の腎臓内科・透析【全3院】

掲載した院にかぎらず、市内で腎臓内科・透析を標榜している診療所を地区別にすべて挙げます。厚生労働省 関東信越厚生局の保険医療機関一覧(令和8年8月1日現在)で確認した全数です。

地区医院名院長標榜科本記事
田無町佐々整形外科・透析クリニック新倉 一彦整形外科・人工透析内科・脳神経外科・腎臓内科・リハビリ科掲載
南町こみち内科クリニック大湊 佳子内科・循環器内科・腎臓内科・皮膚科掲載
南町田無南口クリニック大竹 裕志内科・腎臓内科・血管外科・人工透析内科・外科・精神科・循環器科掲載

※院長名・標榜科はこの一覧に基づきます。診療時間や休診日は各院の公式サイトでご確認ください(この表には含めていません)。この表は診療所の一覧です。 市内で透析を受けられる病院2つについては、「西東京市で透析を受けられるのは、どこ?(全4施設)」の節に並べています。

市内の全診療所153院の分布は、西東京市のクリニック一覧にまとめています。

ほかに、どんな選択肢がある?

この科は標榜が3院しかないため、「掲載しなかった診療所」がありません。 代わりに、選択肢になりうる市内の病院と、隣接する自治体を挙げます。

  • 西東京中央総合病院(芝久保町2-4-19/042-464-1511)——透析20床。月〜土の8:40〜13:30と14:00〜19:00(日曜・祝日・年末年始休)。Online HDF・I-HDF対応装置を備え、車いす対応の無料送迎を行っています。外来通院透析と入院透析の両方に対応し、バスキュラーアクセス(内シャント・人工血管・カフ型長期留置カテーテル)の設置とPTAまで自院で実施しています。透析の導入とシャントの手術という点では、市内でもっとも守備範囲が広い施設です。なお腹膜透析は「当院では施行できませんので他院をご紹介させていただきます」と明記されています
  • 保谷厚生病院(栄町1-17-18/042-424-6640)——「腎機能障害に対する診断・治療、並びに透析導入から通院可能な入院透析まで」と案内しています。腎臓内科部長は河野洋平先生、泌尿器科・透析は小林克己先生(1974年卒・透析学会専門医)。ベッド数や時間帯の記載は確認できませんでした。 市の北側から通える唯一の透析施設です
  • 佐々総合病院(田無町4-24-15)——佐々整形外科・透析クリニックと同じ医療法人社団東光会の病院ですが、公式サイトの診療科目一覧(18科)に腎臓内科・透析科は挙げられていません。 グループの透析は診療所と西東京中央総合病院が担う形です
  • 腹膜透析(PD)を希望する場合——市内の診療所2院はいずれも血液透析で、腹膜透析の実施を公表していません。 西東京中央総合病院も紹介の扱いです。在宅で行う治療なので、対応施設は限られます。 主治医に相談してください
  • 市外へ広げる場合——三鷹市の腎臓内科・透析クリニック(全6院・掲載4院)の記事があります。西東京市の南側からは、三鷹・武蔵野方面のほうが近いことがあります

領域別の専門は別の記事で

内科の領域は科ごとに記事を分けています。西東京市では次の記事を公開しています。

よくある質問

Q. 西東京市で人工透析を受けられるのはどこですか?

A. 診療所2院と病院2つの、全4施設です。 診療所は田無南口クリニック(南町・57床)と佐々整形外科・透析クリニック(田無町・15床)。病院は西東京中央総合病院(芝久保町・20床)と保谷厚生病院(栄町)です。透析の導入とシャントの手術まで自院で行っているのは西東京中央総合病院で、診療所2院はいずれも維持透析が中心です。

Q. 仕事を続けながら、夕方以降に透析を受けられる施設はありますか?

A. 田無南口クリニックだけです。 同院の公式サイトでは人工透析の午後の開始が火・木・土は16:00と案内され、法人(医療法人社団 欅会)の施設紹介ページでは火木土 9:00〜23:00と記載されています。ただし公式サイトと法人サイトで書き方が違うため、夜間の枠を前提に考えている方は必ず電話で確認してください。 佐々整形外科・透析クリニックは17:00まで、西東京中央総合病院は19:00までです。日曜はいずれの施設も透析を行っていません。

Q. 通院の送迎をしてくれる透析施設はありますか?

A. 3施設が無料の送迎を行っています。 田無南口クリニックは車イス対応の送迎車6台で維持透析の患者向けに無料(範囲は医療ソーシャルワーカーに確認)、佐々整形外科・透析クリニックは施設を中心に片道30分程度の範囲で無料、西東京中央総合病院も車いす対応の無料送迎です。いずれも無料なので、範囲と時間帯で選ぶことになります。

Q. 健診で「尿タンパク」「eGFRが低い」と指摘されました。どこへ行けばいいですか?

A. 市内で腎臓内科の外来を掲げている診療所は、こみち内科クリニックの1院です。 厚生労働省の啓発資料は、尿蛋白が(1+/2+/3+)の場合とeGFRが60未満の場合に医療機関の受診をすすめています。こみち内科クリニックは腎臓内科の初診だけが予約制(内科・循環器内科・皮膚科は予約なしで受診可)なので、先に電話してください。 なお糖尿病から腎臓が悪くなっている場合は、血糖の管理そのものが腎臓の治療になります。

Q. 透析の費用はどのくらいかかりますか?

A. 健康保険の「特定疾病療養受療証」により、1か月あたりの自己負担限度額は10,000円(食費を除く)です。70歳未満で世帯の総所得が600万円を超える場合は20,000円。さらに東京都に住所がある方は、特定疾病療養受療証を適用したあとの自己負担分について、1医療機関等につき月額1万円を限度に助成が受けられます(生活保護受給中の方を除く)。西東京市の窓口は、特定疾病療養受療証が保険年金課国保給付係(国民健康保険の場合)、都の助成が障害福祉課(042-420-2806)です。 手続きは通院先の医療ソーシャルワーカーにも相談できます。

Q. シャントの調子がいつもと違うときは、どうすればいいですか?

A. 次の通院日を待たずに、通院先へ電話してください。 日本透析医学会のガイドラインは、狭窄がある部分ではスリル(血管の振動)が弱まって拍動状になり、血管雑音の聞こえ方が変わることを所見として挙げています。音が聞こえない、いつもの振動を触れない、腕が腫れた・赤くなった・痛む——これらは待たないほうがよいサインです。市内では、田無南口クリニックの院長が透析バスキュラーアクセスインターベンション治療医学会の専門医で血管外科の外来も持っており、佐々整形外科・透析クリニックは定期的なシャントエコーで早期に見つけてバスキュラアクセスセンターへ紹介する方式です。シャントを作る手術やPTAは、市内では西東京中央総合病院が実施しています。

Q. 旅行や出張のあいだも透析を受けられますか?

A. 佐々整形外科・透析クリニックが「臨時(旅行)透析」への対応を明記しています。 市内で臨時透析への対応を公表しているのは、同院だけです。受け入れの条件や申し込みの時期は施設ごとに違うので、通院先と受け入れ先の両方に早めに相談してください。

選定方法と情報の出典

  • 対象:西東京市内で腎臓内科・人工透析内科などを標榜しているクリニック(診療所)。ただしこの記事では、例外的に病院も「西東京市で透析を受けられるのは、どこ?(全4施設)」と「ほかに、どんな選択肢がある?」で扱っています。 透析は週3回・何年も通う医療で、通う場所を選ぶ段階では診療所と病院を並べて見るのが自然だからです。掲載3院は診療所です
  • 市内の分布を先に確認しました:厚生労働省 関東信越厚生局の保険医療機関一覧(令和8年8月1日現在)で西東京市の診療所153件すべてを確認し、腎臓内科・人工透析内科・透析・腎臓泌尿器科・腎内のいずれかを標榜する3院を「どのエリアに、どの院がある?」に地区別で全院掲載しています。標榜の区切りは全角の区切り文字で集計しており、複数科を標榜する院も取りこぼしていません
  • 軸:①透析を行っているかどうか(=読者がどの段階にいるか)②透析の体制(ベッド数・治療法・時間帯・送迎)③シャントのトラブルにどこで対応するか④医師が公表している資格と経歴。この科では読者の需要が「外来で腎機能を守る段階」と「透析を受ける段階」の2つに分かれるため、記事の構成も2つに分けています
  • 3院という数は、市内の標榜が3院だからです。 5や10に合わせて市外の院を足すことはしていません。 標榜3院はすべて掲載しました。「掲載しなかった診療所」はこの科にはありません
  • ★医師の資格は各院の公式サイトで確認しました。ただし1院で確認できていません。 こみち内科クリニックと田無南口クリニックは、公式サイトに院長・副院長の資格と経歴の記載があり、そのまま引用しています。一方、佐々整形外科・透析クリニックは、公式サイトに医師の学会専門医資格の記載がありません。 同院がGoogleビジネスプロフィールに自ら掲載している案内(2026年6月22日付)には「日本透析医学会 指導医」資格を持つ医師が在籍すると書かれていますが、公式サイトでは裏を取れていないため、本記事は確認できていないものとして扱っています。 その旨は当該院の節と比較一覧にも明記しています
  • 佐々整形外科・透析クリニックを掲載した理由:市内に透析施設が4つしかなく、うち診療所は2院だけです。資格の記載がないことを理由に外すと、市内の維持透析の選択肢の半分が読者に届かなくなります。 透析の体制(15床・全台オンラインHDF+I-HDF・ウルトラピュア透析液・無料送迎・臨時透析・グループ病院との分担)は公式サイトで確認できるため、確認できないことは確認できないと書いたうえで掲載しました
  • 院長名は厚生局の一覧(管理者欄)でも突き合わせています。 3院とも公式サイトの院長名と一致しました。佐々整形外科・透析クリニックについては、公益社団法人 西東京市医師会の医療機関詳細情報でも「(医社)東光会/新倉 一彦」を確認しています
  • 公式サイトで確認できなかったことは、確認できなかったと書いています。 佐々整形外科・透析クリニックの医師の資格、田無南口クリニックの駐車場の有無、保谷厚生病院の透析ベッド数と時間帯がそれに当たります
  • 食い違っているものは、両方書いています。 ①田無南口クリニックの透析の時間帯(院の公式サイト「月水金 午前9:00〜・午後14:00〜/火木土 午前9:00〜・午後16:00〜」/法人サイト「月水金 9:00〜20:00/火木土 9:00〜23:00」)②田無南口クリニックの腎臓内科の外来(院「月11:00〜13:00・金9:30〜12:00/第2・4週休診」/法人「月(第1・3)9:30〜12:30・金9:30〜12:00」)③佐々整形外科・透析クリニックの開設時期(公式サイト「2024年12月1日」/厚生局の指定年月日「令和7年1月1日」)④こみち内科クリニックが記載する学会名(公式サイト「日本透析療法学会」「日本腎臓病学会」/現在の名称は日本透析医学会・日本腎臓学会)
  • 口コミの扱い:件数・評価は2026年9月18日にGoogleマップで確認した値です。星の高い順には並べていません。 この科は、星が低いのではなく件数がそもそもありません(市内最大の57床の施設で2件)。透析は病院の主治医の紹介で通う場所が決まることが多く、患者が地図アプリを見比べて選ぶ場面がほとんどないためです。内容が診療と関係していない投稿も混ざります(田無南口クリニックの2件のうち1件は送迎車の路上駐車についての、受診していない方からの投稿でした)。口コミの内容は投稿者本人の経験に基づくもので、当編集部が診療の事実関係を確認したものではありません
  • 掲載順:記事の構成(透析を行わない外来の院 → 透析を行う院)に合わせています。 おすすめ順ではありません
  • 診療時間は掲載の基準にしていません。 「夜間・土日は、どこに通える?」の節で、掲載していない病院も含めてまとめています
  • 利害関係:厚生局の一覧153件の名称・開設者欄・管理者欄を全件検索し、運営元(株式会社EN/医療法人社団 季邦会)の関係する医療機関は市内に1件もありませんでした
  • 医師による確認:記載内容は現役医師が確認しています

出典・参考文献

すべて2026年9月18日に確認しました。 医療機関の情報は閉院・移転・診療時間の変更で変わります。受診前に各院へ直接ご確認ください。

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