本記事について
この科は、読者の段階によって「探しているもの」がまったく違います。 健診で腎機能を指摘された段階で探しているのは外来で、透析が始まった段階で探しているのは週3回通う場所です。本記事は、この2つを分けたうえで、医師が公表している腎臓・透析の専門医資格と経歴、透析の体制(時間帯・送迎・シャントの治療)が一次情報で確認できるかを軸に、小平市内の3院を選びました。
掲載順はおすすめ順ではありません。記事の構成(透析を行わない外来の院 → 透析を行う院)に合わせています。 掲載料は受け取っていません(選定ポリシー)。
※市内の医療機関は厚生労働省 関東信越厚生局の保険医療機関一覧(令和8年8月1日現在)で全数を確認し、資格・経歴・透析の体制は各院の公式サイトと厚生労働省「医療情報ネット」、日本透析医学会の専門医名簿で確認しています。受診前に各院の公式サイト等で最新情報をご確認ください。
透析中の人が、すぐ連絡すべきサインは?
透析を受けている方は、この記事を読んで比べる前に、次のサインがあれば通院先へ電話してください。 次の通院日を待たないほうがよい種類のものです。
- シャントの音が聞こえない、いつもの振動(スリル)を触れない——シャント(バスキュラーアクセス)は、透析のたびに血液を出し入れする血管です。詰まると透析そのものができません。 小平北口クリニックの公式サイトは、これを「命綱であると同時にアキレス腱」と表現しています。毎日ご自分で触って聴いて、いつもと違えば連絡するのが基本です
- シャントのある腕が腫れた・赤くなった・痛む・熱を持った
- 息が苦しくて横になれない、体重が急に増えた(水分がたまっている状態)
- 手足の力が入らない、しびれる、脈が飛ぶ
意識がはっきりしない、胸が強く痛む、呼吸が苦しくて言葉が続かない——このときは迷わず119番です。 判断に迷うときは、東京消防庁救急相談センター #7119(多摩地区からは 042-521-2323 でもつながります。24時間365日、医師・看護師・救急隊経験者等の相談医療チームが対応)に電話できます(出典:東京消防庁「東京消防庁救急相談センター」)。
そして小平市の休日応急診療・準夜応急診療は、診療科目が内科と小児科です(一般社団法人小平市医師会 応急診療所・小平市学園東町1-19-12 小平市健康センター内/042-346-3706)。透析やシャントのトラブルを診る場所ではありません。 市が案内している救急病院は一橋病院(042-343-1311)・公立昭和病院(042-461-0052)・むさしの救急病院(042-313-5520)の3院です(出典:小平市「休日・準夜応急診療と救急病院」)。
透析を受けていない方でも、尿が急にほとんど出なくなった・全身がむくんで息苦しいときは、通常の外来を待たずに連絡してください。
はじめに
小平市内で、腎臓内科または人工透析内科を標榜している診療所は4院です。 厚生労働省 関東信越厚生局の保険医療機関一覧(令和8年8月1日現在)で、市内の診療所125件すべてを確認した数です。同じ市の内科(81院)と比べると、市内で最も少ない部類の科です。
4院を公式サイトで調べると、やっていることがはっきり分かれました。
- 透析を行っていない外来の院が1院——糖尿病・腎・高血圧の内科クリニック(学園東町)
- 透析を行っている院が2院——花小金井きのしたクリニック(花小金井南町)、小平北口クリニック(大沼町)
- 厚生局の一覧では腎臓内科を標榜しているが、公式サイトの診療科目に腎臓内科が無い院が1院——小平駅前いしかわ内科クリニック(美園町。「ほかに、どんな選択肢がある?」で扱います)
この分かれ方が、そのままこの記事の骨格です。 腎臓の病気は、「外来で腎機能を守る段階」と「透析を受ける段階」で、通う場所も、選ぶときに見るものも変わります。 前者では医師の資格と経歴、後者では時間帯・送迎・シャントのトラブルにどこで対応するかが効いてきます。週3回・1回4時間前後を何年も続けるので、通いやすさが生活そのものになるためです。
そして小平市には、腎臓・透析の専門医資格を持つ院長が3人います。 掲載した3院の院長は、いずれも日本透析医学会の透析専門医で、日本透析医学会の専門医名簿(2026年4月1日現在)にも氏名が載っています。 このうち小平北口クリニックの小澤尚院長は、日本腎臓学会と日本透析医学会の両方で「指導医」(専門医を教える側の資格)を公表しています。
透析だけは、診療所の外にも選択肢があります。 市内では一橋病院と公立昭和病院も透析室を持っています。病院は紹介や予約が前提になりますが、通う場所を選ぶ段階では診療所と並べて見るのが自然なので、本記事では「小平市で透析を受けられるのは、どこ?(4施設)」の節で病院も含めて並べています。
えんちゃん健診で「尿タンパク」「eGFRが低い」と言われた段階なら、まだ外来の話です。透析の情報を先に読み込んで不安になる前に、まず外来にかかってください。
Google口コミはどこまであてになる?
この科では、星も件数も判断材料になりにくいと考えています。 ほかの科とは理由が違います。
透析は、病院の主治医の紹介で通う場所が決まることが多く、患者が地図アプリを見比べて選ぶ場面がほとんどありません。 当編集部が同じ方法で調べた西東京市では、57床の透析施設に投稿が2件しかなく、そのうち1件は受診していない近隣の方からの送迎車についての投稿でした(西東京市の腎臓内科・透析の記事)。件数が少ないのは評価が低いからではなく、選ばれ方が違うからです。外来と透析を同じ院でやっている場合、星がどちらについた評価なのかも区別できません。
掲載3院の数字(2026年9月29日時点):糖尿病・腎・高血圧の内科クリニック★4.8/10件、花小金井きのしたクリニック★3.7/18件、小平北口クリニック★3.5/4件。件数は4件から18件まで開きがあり、ビジネスオーナーが管理していないのは小平北口クリニックです。星の差は、医師の資格や院内でできる検査の差とは対応していません。 件数が10件に満たない院は、数字そのものがまだ意味を持ちません。
この科で口コミの代わりに見るべきものは、はっきりしています。 透析の時間帯(とくに夕方以降に入れるか)、送迎の有無と範囲、治療法、シャントのトラブルにどこで対応するか——そして見学です。小平北口クリニックは「患者さま、ご家族の方の見学を随時受け付けて」いると明記し、花小金井きのしたクリニックも見学の問い合わせを受け付けています。 実際に通う時間帯の様子を見るのが、どの投稿よりも確かです。
口コミの内容は投稿者本人の経験に基づくもので、当編集部が診療の事実関係を確認したものではありません。 星の高い順には並べていません(選定ポリシー)。
どの院がどう違う?(比較一覧)
| 糖尿病・腎・高血圧の内科クリニック | 花小金井きのしたクリニック | 小平北口クリニック | |
|---|---|---|---|
| 透析 | 行っていません(外来のみ) | 行っています(全患者に後希釈オンラインHDF〈Post HDF〉と公表) | 行っています(61床) |
| 段階 | 透析の前(外来で腎機能を守る) | 透析の前から透析まで | 透析を受ける(外来は予約制) |
| 院長の資格 | 医学博士・総合内科専門医・日本腎臓学会 腎臓専門医・日本透析医学会 透析専門医 | 日本内科学会 内科認定医・日本透析医学会 透析専門医 | 医学博士・総合内科専門医・日本腎臓学会 専門医・指導医/日本透析医学会 専門医・指導医 |
| いちばん遅い時間 | 18:00(受付) | 外来の受付15:30 | 月水金は夜間透析あり(医療情報ネットの登録は23:00まで) |
| 送迎 | — | 無料送迎あり(小平市・西東京市・東久留米市・小金井市・東村山市など) | 無料送迎・車椅子対応(クリニックから半径約3km) |
| シャントの対応 | — | 記載を確認できませんでした | 血管アクセス治療センターを併設。PTA(風船で広げる治療)の累計2,500件以上、造設・修復の日帰り手術 |
| 最寄り | 一橋学園駅 北口 徒歩1分 | 花小金井駅 徒歩5分 | 小平駅 |
| 駐車場 | 記載を確認できませんでした | 無料7台(医療情報ネット) | 20台 |
| 予約 | WEB・LINE・電話 | 一般内科・腎臓内科は予約受診への協力を案内 | 初診・再診とも完全予約制 |
| Google口コミ(参考) | ★4.8/10件 | ★3.7/18件 | ★3.5/4件 |
小平市で透析を受けられるのは、どこ?(4施設)
本記事が公式サイトで確認できた、市内で血液透析を受けられる施設は、診療所2院と病院2つの4施設です。 掲載していない病院も含めて並べます。公式サイトに記載がない項目は「記載なし」と書いています。体制がないことを意味しません——透析施設は公式サイトで詳しい条件を出さない傾向があります。
| 施設 | 種別 | ベッド数・装置 | 透析の時間帯 | 送迎 | シャントの治療 |
|---|---|---|---|---|---|
| 小平北口クリニック(大沼町) | 診療所 | 61床 | 月水金=9:30〜・夕方〜(夜間透析あり)/火木土=9:00〜・14:30〜 | 無料・車椅子対応(半径約3km) | 併設の血管アクセス治療センターでPTA・造設・修復 |
| 花小金井きのしたクリニック(花小金井南町) | 診療所 | 記載なし | 月水金・火木土の週3回(医療情報ネットの登録は9:00〜12:00・13:00〜17:00) | 無料(範囲は電話で相談) | 記載なし |
| 一橋病院(学園西町) | 病院 | 透析装置19台(全台オンラインHDF対応) | 月〜土の午前(8:30〜9:00開始)・午後(13:00〜14:00開始)の2クール。夜間透析は行っていません | 無料 | 記載なし |
| 公立昭和病院(花小金井) | 病院 | 記載なし | 記載なし(透析導入と重症合併症の透析が目的。新たな維持透析には対応していません) | 記載なし | 記載なし |
病院2つの位置づけは、はっきり違います。 公立昭和病院は「透析導入時の対応や、重症合併患者さんの透析」を主な目的とし、「新たな維持透析については対応していません」。導入後はおおむね1か月を目安に、透析を専門とするクリニックへ転院するのが原則です(出典:公立昭和病院「透析室」)。一方、一橋病院は外来の維持透析を受け入れており、入院透析、家族の都合による短期入院(レスパイト入院)、旅行・臨時透析にも対応しています。治療は血液透析(HD)と血液透析濾過(オンラインHDF・I-HDF)が中心です(出典:一橋病院「透析センター」)。
つまり市内は、「導入は公立昭和病院、維持透析は診療所2院と一橋病院」という形になっています。 公立昭和病院で透析を始めた方は、導入から1か月ほどで通う先を決めることになります。その時点で見るのが、この表の時間帯・送迎・シャントの列です。
夜間・土日・祝日は、どこで診てもらえる?
透析は、仕事を続けながら受けるかどうかで、選べる施設が変わります。
夕方以降の枠を案内しているのは、小平北口クリニックだけです。 公式サイトは月・水・金の透析を「9:30〜、17:30〜 夜間透析あり」と案内しています。ただし同じページの上部の時間表は「17:00〜」で、30分の食い違いがあります。厚生労働省「医療情報ネット」の登録は、人工透析内科が月水金 16:30〜23:00、火木土 14:30〜20:00です(出典:医療法人社団 欅会「小平北口クリニック」/厚生労働省「医療情報ネット(ナビイ)」医療法人社団欅会 小平北口クリニック)。夜の枠を前提に考えている方は、開始時刻を電話で確認してください。
一橋病院は「夜間透析は行っておりません」と明記しています。花小金井きのしたクリニックは、医療情報ネットの登録で人工透析が9:00〜12:00・13:00〜17:00です。
土曜は、3施設とも透析を行っています(小平北口クリニック・花小金井きのしたクリニックは火木土のクール、一橋病院は月〜土)。日曜に透析を行っている施設は、公式サイトでは確認できませんでした。 花小金井きのしたクリニックは、医療情報ネットに「人工透析:祝日、年末年始も診察」と登録しています。
外来のほうは、市内の選択肢が限られます。 糖尿病・腎・高血圧の内科クリニックは月・火・水・金が9:00〜12:00と14:30〜18:00、土曜は9:00〜12:30、木曜・日曜が休診です。標榜4院のうち、日曜に外来を開けている院はありません。
急に具合が悪くなったときの窓口は、透析を受けている方は通院先が第一です。 それ以外の時間帯は、#7119(多摩地区は 042-521-2323)と、東京都医療機関案内サービス「ひまわり」03-5272-0303(24時間)が入口になります。前述のとおり、小平市の休日・準夜応急診療は内科と小児科で、透析は扱いません。
健診で腎機能を指摘されたら、どうすればいい?
この記事を読んでいる方の多くは、まだ透析の段階ではないはずです。
厚生労働省の啓発資料は、受診の目安を2つの数字で示しています。 尿蛋白が(1+/2+/3+)の場合と、eGFRが60未満の場合(同資料の注記では40歳以上は45未満)は「医療機関の受診を」。同資料は「健康な人のeGFRはおおよそ100であり、悪くなると低下します」と説明しています(出典:厚生労働省「見逃していませんか? 腎臓からのSOS!」)。
急いでほしい理由は、失った腎機能が戻らないからです。 糖尿病・腎・高血圧の内科クリニックの腎臓内科のページも、「腎臓の細胞が一度壊れてしまうと、残念ながら今の医学では元に戻すことはできません」と書いています。健診で指摘された段階でできるのは、これ以上落とさないことです。自覚症状はほとんど出ません。
では、かかりつけの内科でいいのか、腎臓内科なのか。 市内で腎臓の専門医が外来を診ている診療所は、本記事の3院です。
- 糖尿病・腎・高血圧の内科クリニック——透析を行わない外来の院。健診の再検査では、尿タンパクの量・尿中アルブミン、eGFRやシスタチンCなどを追加で調べると公表しています。腎臓エコー検査も院内でできます(出典:糖尿病・腎・高血圧の内科クリニック「腎臓内科」)
- 花小金井きのしたクリニック——透析を行っている院の腎臓内科外来。クレアチニンは筋肉量や食事の影響を受けやすいとして、シスタチンC検査を積極的にすすめると書いています(出典:花小金井きのしたクリニック「腎臓内科」)
- 小平北口クリニック——外来は火・木・金のみで、初診・再診とも完全予約制。透析の施設に併設された外来という性格です
シスタチンCは、筋肉量の影響を受けにくい腎機能の指標です。2院が公式サイトで名前を挙げていることは、この段階の外来として一つの目安になります。
糖尿病から腎臓が悪くなっている場合は、血糖の管理そのものが腎臓の治療になります。 血糖の管理を軸に選ぶなら、まずは糖尿病を診ている内科が入口になります(市内の内科は小平市の一般内科の記事にまとめています)。
目的別には、どう選べばいい?
- 健診で尿タンパク・eGFR・クレアチニンを指摘された → 糖尿病・腎・高血圧の内科クリニック。一橋学園駅北口から徒歩1分、土曜の午前も診ています。予約はWEB・LINE・電話です
- ほかの医院に通っているが、腎臓のことだけ相談したい → 糖尿病・腎・高血圧の内科クリニックは「他院に通院中でも腎臓のことだけでも構いません」と明記しています
- 主治医から「そろそろ透析」と言われ、別の専門医の意見も聞きたい → 糖尿病・腎・高血圧の内科クリニックが、透析導入に関するセカンドオピニオンを行っています。自費で20分以内・8,000円(税込)・完全予約制で、紹介状や直近の血液・尿検査の結果、お薬手帳などを持参します。健康保険は適用されません
- 透析が始まる前から、同じ院で診てほしい → 花小金井きのしたクリニック。腎臓内科のページで、透析導入のタイミングの判断、導入前後のサポート、透析専門医による継続管理まで一貫して診ると書いています
- 仕事を続けながら透析を受けたい → 小平北口クリニック。市内で夜間透析を案内している唯一の施設です(月・水・金)。開始時刻の書き方が2通りあるので電話での確認が要ります
- 通院の足がない・車いすで通う → 小平北口クリニック(無料・車椅子対応・半径約3km)、花小金井きのしたクリニック(無料・範囲は電話で相談)、一橋病院(無料)。3施設とも無料なので、範囲と時間帯で選ぶことになります
- シャントのトラブルが繰り返している → 小平北口クリニック。血管アクセス治療センターを併設し、公式サイトは「累計2500件以上の透析シャントPTA治療実績」と、シャント造設や修復の日帰り外科手術を挙げています
- 旅行や出張のあいだ、入院中も透析を受けたい → 一橋病院が旅行・臨時透析と入院透析に対応しています。公立昭和病院も、他施設で透析を受けている方の、入院が必要な検査や手術に伴う臨時の透析については相談に応じるとしています
- 腹膜透析(在宅で行う透析)を考えている → 小平北口クリニックは、医療情報ネットに腹膜透析(CAPD)と在宅自己腹膜灌流指導管理を登録しています。在宅で行う治療なので、対応施設は限られます。 主治医に相談してください
費用は、どれくらいかかる?
透析の医療費は高額ですが、窓口で支払う額には上限が決められています。
健康保険の「特定疾病療養受療証」です。 人工透析が必要な慢性腎不全は対象で、医療機関の窓口での本人負担は月1万円が限度です。人工透析者のうち、70歳未満の上位所得者(同一世帯のすべての国保加入者の所得の合計額が600万円を超える世帯の方)は月2万円が限度です。小平市の国民健康保険では、特定疾病に関する医師の意見書(または疾病の記載された証明書)と来庁者の本人確認書類を持って、市役所1階の保険年金課(042-346-9529)で申請します(出典:小平市「マル長 厚生労働大臣の指定する特定疾病の場合」/2025年10月1日更新。国民健康保険の場合。ほかの健康保険に加入している方は、加入先の保険者へ申請します)。
制度は改正で変わります。 上記は2026年9月時点で市のページに記載されている内容です。申請の要否や必要書類、そのほかの助成の対象になるかは、通院先の医療ソーシャルワーカーか市の窓口で確認してください。 小平北口クリニックは、医療福祉専門の職員が透析患者の環境整備を支援すると公式サイトに書いています。
院長は何をやってきた?
医療の質を患者が評価するのは、ほぼ不可能です。 そこで各院に、医師の学会認定資格と経歴を載せました。何を何年やってきたかは、口コミよりは中身に近い情報です。ただし医師の優劣ではありません。 経歴や資格を公表していないことは質が低いことを意味しません(選定ポリシー)。
外来と透析では、経歴の読み方が変わります。
外来の段階で見るのは、腎臓そのものを専門としてきたかどうかです。 糖尿病・腎・高血圧の内科クリニックの中野寿洋院長は、東京女子医科大学 第4内科(腎臓内科)と亀田総合病院 腎臓高血圧内科を経て、日本腎臓学会の腎臓専門医と日本透析医学会の透析専門医の両方を持っています。論文も腎臓と透析の領域で公表しています。
透析の段階で見るのは、少し違います。 透析そのものは臨床工学技士と看護師が支える医療で、医師の経歴に加えて、その施設が何をどこまで自前でやるかが効いてきます。小平北口クリニックの小澤尚院長は、東邦大学 腎臓学教室の出身で、日本腎臓学会と日本透析医学会の両方の指導医です。そのうえで同院は、血管外科部長の大竹裕志医師が率いる血管アクセス治療センターを併設しています。腎臓と透析を教える立場の医師と、血管を扱う外科医が同じ施設にいる——標榜4院のうち、この体制を公表しているのは同院だけです。
花小金井きのしたクリニックの木下卓哉院長は、長崎大学病院 第2内科(腎臓内科)を経て、緑風荘病院の透析部長を務めた医師です。公式サイトの資格は日本内科学会 内科認定医と日本透析医学会 透析専門医。医療情報ネットには、腎臓専門医1人・透析専門医1人の在籍が登録されています。
糖尿病・腎・高血圧の内科クリニック
西武多摩湖線 一橋学園駅 北口から徒歩1分。2026年5月1日開院。腎臓専門医と透析専門医の両方を持つ院長が、透析になる前の段階を診る院です。透析は行っていません。
一橋学園駅前ビルの3階で、1階はスーパーのマルエツ。マルエツ店内のエレベーターで3階へ上がります。
院長の中野寿洋先生は、獨協医科大学医学部医学科を2010年に卒業(在学中の2008年にUniversity of California, San Diegoで研修)。東京女子医科大学病院の初期研修を経て、2012年に同 第4内科(腎臓内科)に入局。2013年から亀田総合病院 腎臓高血圧内科、2016年から東京女子医科大学 大学院として自治医科大学 抗加齢医学研究部に国内留学し、2020年3月に第4内科を退局しました。栃木県の内科透析クリニック 副院長、神奈川県の内科クリニック・訪問診療クリニックなどを経て開院しています。資格は医学博士、日本内科学会 認定医・総合内科専門医、日本腎臓学会 腎臓専門医、日本透析医学会 透析専門医。慢性腎臓病・急性腎障害・透析についての論文や著作も公式サイトに並んでいます。
この院の特徴は、「透析をできるだけ避ける」ことを目標に外来を組んでいることです。 腎臓内科のページは、尿検査(蛋白尿・尿潜血)で指摘された、クレアチニンが高い、eGFRが低い、むくみが続く、尿が泡立つといった場面を受診の目安に挙げています。健診の再検査では、尿タンパクの量や尿中アルブミン、血液検査ではeGFRやシスタチンCを追加し、腎臓エコー検査も行うとしています。日本腎臓学会のCKD(慢性腎臓病)診療ガイドラインに沿った治療を方針として掲げ、CTやMRI、専門性の高い治療が必要なときは高度医療機関と連携します。
透析導入に関するセカンドオピニオンも行っています。 他院で腎臓病の治療を受けていて、主治医から透析の開始や腎代替療法の説明を受けた方が対象です。自費(健康保険は適用されません)で20分以内・8,000円(税込)・完全予約制。紹介状、直近の血液・尿検査の結果、画像資料、お薬手帳などを持参します。体調が急に悪化しているときはセカンドオピニオンではなく、主治医か救急医療機関へと明記されています。
標榜は内科・糖尿病内科・腎臓内科・内分泌内科・循環器内科・呼吸器内科。 甲状腺外来、睡眠時無呼吸症候群外来、発熱外来もあり、発熱のある方の専用入口と専用の待合室を設けています。院内では血液・尿・心電図・超音波(エコー)・レントゲン・骨密度・ホルター心電図の検査ができます。尿のたんぱく・糖・潜血は数分で確認できるとしています。
診療は月・火・水・金が9:00〜12:00と14:30〜18:00、土曜は9:00〜12:30。 木曜・日曜が休診です(祝日の扱いは公式サイトで確認できませんでした)。予約はWEB・LINE・電話に対応し、オンライン診療もあります。
口コミの傾向
Googleマップでは★4.8・10件(2026年9月29日時点)です。ビジネスオーナーによる管理(「ビジネス オーナーですか?」の表示が出ない状態)がされています。Googleが投稿から自動で拾う「クチコミの話題」には「看護師」・「健診」が並びます。個々の投稿の内容は、本記事では取り上げません。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| クリニック名 | 糖尿病・腎・高血圧の内科クリニック(2026年5月1日開院) |
| 院長 | 中野 寿洋/医学博士・日本内科学会 認定医・総合内科専門医・日本腎臓学会 腎臓専門医・日本透析医学会 透析専門医 |
| 経歴 | 獨協医科大学医学部医学科卒業(2010年)/University of California, San Diego 研修(2008年)/東京女子医科大学病院 初期研修/同 第4内科(腎臓内科)/亀田総合病院 腎臓高血圧内科/東京女子医科大学 大学院・自治医科大学 抗加齢医学研究部 国内留学/栃木県の内科透析クリニック 副院長/神奈川県の内科クリニック・訪問診療クリニックなど |
| 透析 | 行っていません(外来のみ) |
| 住所 | 〒187-0043 東京都小平市学園東町1-4-6 一橋学園駅前ビル3階(1階マルエツ店内のエレベーターで3階へ) |
| 最寄り | 西武多摩湖線「一橋学園」駅 北口 徒歩1分 |
| 診療科 | 内科・糖尿病内科・腎臓内科・内分泌内科・循環器内科・呼吸器内科(厚生局の一覧) |
| 診療時間 | 月・火・水・金 9:00〜12:00/14:30〜18:00、土 9:00〜12:30 |
| 休診日 | 木曜・日曜(祝日の扱いは公式サイトで確認できませんでした) |
| 腎臓の検査 | 尿検査(たんぱく・糖・潜血は数分)/尿中アルブミン/eGFR・シスタチンC/腎臓エコー |
| セカンドオピニオン | 透析導入について。自費・20分以内・8,000円(税込)・完全予約制 |
| 予約方法 | WEB予約・LINE・電話 |
| 電話 | 042-312-3365 |
| Google口コミ(参考) | ★4.8/10件 |
| 公式サイト | https://www.kodaira-naika.clinic/ |
このクリニックが向いている人:健診で尿タンパクやクレアチニン、eGFRを指摘された方。高血圧や糖尿病があって腎臓も心配な方。主治医から透析の話が出ていて、別の専門医の意見を聞きたい方。一橋学園駅から歩いて通いたい方。木曜が休診で、透析は行っていません。
花小金井きのしたクリニック
西武新宿線 花小金井駅から徒歩5分。内科・腎臓内科・人工透析内科を標榜し、透析の前の外来から透析までを同じ院で診ます。
院長の木下卓哉先生は、久留米大学医学部の卒業。長崎大学病院 第2内科(腎臓内科)に入局し、佐世保総合医療センターなど長崎県内の病院に勤務したのち、緑風荘病院の透析部長を務めました。資格は日本内科学会 内科認定医と日本透析医学会 透析専門医。所属学会として日本内科学会・日本腎臓病学会・日本透析学会を挙げています(公式サイトの表記のまま。現在の名称は日本腎臓学会・日本透析医学会)。日本透析医学会の専門医名簿(2026年4月1日現在・東京都)にも氏名が載っています。
厚生労働省の医療情報ネットには、腎臓専門医1人・透析専門医1人の在籍が登録されています(出典:厚生労働省「医療情報ネット(ナビイ)」花小金井きのしたクリニック/最終更新 2026年3月11日)。公式サイトの院長の資格欄に腎臓専門医の記載は無いため、腎臓専門医が院長か、ほかの医師かは確認できませんでした。 公式サイトの診療時間表では、第2〜5水曜日を非常勤の腎臓内科の医師、第1・2・4・5土曜日を非常勤の循環器の医師が担当しています。
この院がほかと違うのは、透析の方法を「全員に同じ標準」として公表していることです。 公式サイトは、「すべての患者様に後希釈血液ろ過透析(Post HDF)を提供する透析専門施設」と書き、これを「標準治療」として全患者に提供するとしています。透析効率(Kt/V)、β2ミクログロブリンの除去量、除水量、血圧の変動、透析中の症状、血液検査を毎回確認して設定を調整する、とも書いています。透析中の症状(かゆみ・倦怠感・血圧の乱れ・食欲低下)を「透析だから仕方ない」とせず、原因を評価するという方針です。透析室は無料Wi-Fi・テレビ視聴可。
腎臓内科の外来は、健診の段階から診ます。 クレアチニンは筋肉量や食事の影響を受けやすいとしてシスタチンC検査を積極的にすすめること、SGLT2阻害薬などを使った糖尿病性腎臓病の治療、IgA腎症のステロイドパルス治療にも対応することを挙げています。透析導入のタイミングの判断、導入前後のサポート、透析専門医による継続管理まで一貫した診療体制をとる、としています。
送迎は無料です。 範囲は電話での相談で、小平市・西東京市・東久留米市・小金井市・東村山市などを例に挙げています。医療情報ネットには無料駐車場7台が登録されています。
外来の受付は月〜土の8:30〜10:30と13:30〜15:30(診療は午前9:00〜、午後14:00〜)。日曜・祝日が休診です。一般内科・腎臓内科は予約受診への協力を求めており、発熱・かぜ症状のある方は15時からの発熱外来(完全予約制・当日予約のみ)の案内になります。透析は月水金・火木土の週3回。医療情報ネットには、人工透析は祝日・年末年始も診察と登録されています。ほかに、令和8年8月から液体窒素によるいぼの治療、巻き爪の治療、小平市の特定健康診査にも対応しています。
★透析のベッド数と、シャントのトラブルへの対応(自院で治療するか、紹介するか)は、公式サイトと医療情報ネットで確認できませんでした。 見学や問い合わせは受け付けているので、この2点は見学のときに確かめてください。
口コミの傾向
Googleマップでは★3.7・18件(2026年9月29日時点)です。ビジネスオーナーによる管理(「ビジネス オーナーですか?」の表示が出ない状態)がされています。Googleが投稿から自動で拾う「クチコミの話題」には「病院」・「運転手」・「電話」・「透析」が並びます。個々の投稿の内容は、本記事では取り上げません。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| クリニック名 | 花小金井きのしたクリニック(医療法人社団 藤希会) |
| 院長 | 木下 卓哉/日本内科学会 内科認定医・日本透析医学会 透析専門医 |
| 経歴 | 久留米大学医学部卒業→長崎大学病院 第2内科(腎臓内科)→佐世保総合医療センターなど長崎県内の病院→緑風荘病院 透析部長 |
| ほかの医師 | 非常勤=腎臓内科(第2〜5水曜)・循環器(第1・2・4・5土曜)。医療情報ネットの登録は腎臓専門医1人・透析専門医1人 |
| 透析 | 月水金・火木土の週3回。全患者に後希釈オンラインHDF(Post HDF)と公表。透析室は無料Wi-Fi・テレビ。ベッド数は確認できませんでした |
| 送迎 | 無料(小平市・西東京市・東久留米市・小金井市・東村山市など。範囲は電話で相談) |
| 住所 | 〒187-0003 東京都小平市花小金井南町1-15-29 |
| 最寄り | 西武新宿線「花小金井」駅 徒歩5分 |
| 診療科 | 内科・腎臓内科・人工透析内科(厚生局の一覧) |
| 外来の受付時間 | 月〜土 8:30〜10:30/13:30〜15:30(診療は午前9:00〜・午後14:00〜)。発熱外来は15時〜(完全予約制) |
| 休診日 | 日曜・祝日(人工透析は祝日・年末年始も実施と医療情報ネットに登録) |
| 駐車場 | 無料7台(医療情報ネット) |
| 電話 | 042-466-6600 |
| Google口コミ(参考) | ★3.7/18件 |
| 公式サイト | https://www.hanako-kinoshita.jp/ |
このクリニックが向いている人:透析になる前から、同じ院で腎臓を診てもらいたい方。透析の方法やデータの説明を重視したい方。送迎を使って通いたい方。花小金井駅の周辺で通いたい方。夜間の枠は案内されていません。ベッド数とシャントの対応は見学で確かめてください。
小平北口クリニック
西武新宿線 小平駅が最寄り。1997年10月開院、透析ベッド61床。本記事が確認した市内の透析4施設のうち、夜間透析を案内している唯一の施設です。
運営は医療法人社団 欅会で、同じ法人が田無南口クリニック(西東京市)、東大和南街クリニック、東久留米クリニック、東久留米駅前クリニック、久米川透析内科クリニック、上北台透析クリニックを運営しています。小平北口クリニックは、1997年に法人がはじめて開いた施設です。
院長の小澤尚先生は、法人の理事長でもあります。 昭和55年 東海大学医学部卒業、東邦大学 腎臓学教室、横浜市立市民病院 内科医長などを経て、平成11年から現職。資格は医学博士、日本内科学会 総合内科専門医、日本腎臓学会 専門医・指導医、日本透析医学会 専門医・指導医。日本病態栄養学会 評議員でもあります(出典:医療法人社団 欅会「欅会について」)。市内で腎臓内科・人工透析内科などを標榜する4院のうち、腎臓と透析の両方で「指導医」を公表しているのはこの院長だけでした。医療情報ネットには、総合内科専門医2人・腎臓専門医2人・透析専門医2人・心臓血管外科専門医1人が登録されています。
この院がほかと違うのは、シャントの治療を自前で持っていることです。 院内に血管アクセス治療センターを併設し、血管外科部長の大竹裕志医師が担当しています。公式サイトは「累計2500件以上の透析シャントPTA治療実績があり、透析シャント造設や修復の日帰り外科手術も多数の治療実績があります」と書いています。PTAは、狭くなったシャントの血管を風船で広げる治療です。シャント超音波検査を定期的に行い、早期発見・早期治療に取り組むともしています。
時間帯は、月・水・金に夜間の枠があります。 公式サイトの施設概要は「月水金 9:30〜 17:30〜 夜間透析あり/火木土 9:00〜 14:30〜」。★ただし同じページ上部の時間表では、月水金の夕方の開始が「17:00〜」となっています。医療情報ネットの登録は、人工透析内科が月水金 16:30〜23:00、火木土 14:30〜20:00です。どちらかに寄せず、両方を記しておきます。
送迎は無料で、車椅子に乗ったまま乗れる車両があります。範囲はクリニックから半径約3km(正確な範囲は問い合わせ)。自身で通院が難しいか、家族が送迎を希望する場合が対象です。駐車場は20台。
透析のほかに、生活を支える職種がそろっています。 管理栄養士による栄養指導、理学療法士による透析前・透析中の運動療法(無料)、医療福祉専門の職員による環境整備の支援。感染対策委員会・防災委員会を置いて、勉強会や災害時訓練を定期的に行っています。医療情報ネットには、腹膜透析(CAPD)と在宅自己腹膜灌流指導管理も登録されています。希望により有料のお弁当もあります。
見学は随時受け付けています。 転院するときは、現在透析を受けている医療機関からの紹介状を持参します。入院が必要になったときは地域の医療機関と連携する、としています。
外来は火曜9:30〜15:00、木曜9:30〜12:00(第5週は休診)、金曜9:30〜15:00。 初診・再診に関わらず完全予約制で、必ず電話で確認してから来院するよう求めています。一般内科(高血圧・糖尿病・脂質異常症など)と、腎臓病に特化した診療を行っています。医療情報ネットの休診日は日曜・祝日・年末年始です。
口コミの傾向
Googleマップでは★3.5・4件(2026年9月29日時点)です。ビジネスオーナーによる管理はされていません(「ビジネス オーナーですか?」の表示が出ます)。件数が少なく、Googleの「クチコミの話題」は表示されていません。4件では傾向を読み取れる数ではありません。個々の投稿の内容は、本記事では取り上げません。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| クリニック名 | 小平北口クリニック(医療法人社団 欅会/1997年10月開院) |
| 院長 | 小澤 尚(欅会 理事長)/医学博士・総合内科専門医・日本腎臓学会 専門医・指導医・日本透析医学会 専門医・指導医 |
| 経歴 | 昭和55年 東海大学医学部卒業→東邦大学 腎臓学教室→横浜市立市民病院 内科 医長など→平成11年より現職 |
| ほかの医師 | 血管外科部長 大竹 裕志(血管アクセス治療センター)。医療情報ネットの登録=総合内科専門医2人・腎臓専門医2人・透析専門医2人・心臓血管外科専門医1人 |
| 透析 | 61床。月水金=9:30〜・夕方〜(夜間透析あり。夕方の開始は公式サイト内で「17:00〜」「17:30〜」の2通り。医療情報ネットは16:30〜23:00)/火木土=9:00〜・14:30〜 |
| シャント | 併設の血管アクセス治療センターでPTA(累計2,500件以上)・造設・修復の日帰り手術。定期的なシャント超音波検査 |
| 送迎 | 無料・車椅子対応(クリニックから半径約3km) |
| そのほか | 管理栄養士の栄養指導/理学療法士の運動療法(無料)/医療福祉相談/腹膜透析(CAPD)の登録あり(医療情報ネット)/見学は随時 |
| 住所 | 〒187-0001 東京都小平市大沼町2-2-11 |
| 最寄り | 西武新宿線「小平」駅 |
| 診療科 | 内科・腎臓内科・血管外科・人工透析内科・精神科・泌尿器科(厚生局の一覧) |
| 外来の診療時間 | 火 9:30〜15:00、木 9:30〜12:00(第5週休診)、金 9:30〜15:00。初診・再診とも完全予約制 |
| 休診日 | 日曜・祝日・年末年始(医療情報ネット) |
| 駐車場 | 20台 |
| 電話 | 042-347-0211 |
| Google口コミ(参考) | ★3.5/4件 |
| 公式サイト | https://keyaki-med.com/facilities/kodaira/ |
このクリニックが向いている人:仕事を続けながら夕方以降に透析を受けたい方。シャントのトラブルを繰り返している方。車椅子で送迎を使いたい方。車で通いたい方。栄養や運動も含めて透析生活を支えてほしい方。外来は火・木・金のみで完全予約制です。飛び込みの受診は想定されていません。
どのエリアに、どの院がある?
市内の4院は、花小金井南町・美園町・学園東町・大沼町に1院ずつ。 駅でいうと、花小金井駅(花小金井きのしたクリニック)、小平駅(小平北口クリニック・小平駅前いしかわ内科クリニック)、一橋学園駅(糖尿病・腎・高血圧の内科クリニック)です。
市の西側(小川町・小川西町・たかの台など)と、鷹の台駅・新小平駅の周辺には、腎臓内科・人工透析内科を標榜する診療所がありません。 この地域から透析に通う場合、学園西町の一橋病院が近い選択肢になります。送迎の範囲が効いてくるのは、まさにこの部分です。
小平市の腎臓内科・透析【全4院】
掲載した院にかぎらず、市内で腎臓内科・透析を標榜している診療所を地区別にすべて挙げます。厚生労働省 関東信越厚生局の保険医療機関一覧(令和8年8月1日現在)で確認した全数です。
| 地区 | 医院名 | 院長 | 標榜科 | 本記事 |
|---|---|---|---|---|
| 花小金井南町 | 花小金井きのしたクリニック | 木下 卓哉 | 内科・腎臓内科・人工透析内科 | 掲載 |
| 美園町 | 小平駅前いしかわ内科クリニック | 石川 将史 | 内科・消化器内科・肝臓内科・内視鏡内科・腎臓内科 | このほかの選択肢 |
| 学園東町 | 糖尿病・腎・高血圧の内科クリニック | 中野 寿洋 | 内科・糖尿病内科・腎臓内科・内分泌内科・循環器内科・呼吸器内科 | 掲載 |
| 大沼町 | 小平北口クリニック | 小澤 尚 | 内科・腎臓内科・血管外科・人工透析内科・精神科・泌尿器科 | 掲載 |
※院長名・標榜科はこの一覧に基づきます。診療時間や休診日は各院の公式サイトでご確認ください(この表には含めていません)。この表は診療所の一覧です。 市内で透析を受けられる病院2つについては、「小平市で透析を受けられるのは、どこ?(4施設)」の節に並べています。
※市内の全125院は小平市の医療機関一覧【全125院・地区別】にまとめています。
ほかに、どんな選択肢がある?
- 小平駅前いしかわ内科クリニック(美園町1-6-1 グリーンプラザ1階/042-344-0077)— 厚生局の一覧では腎臓内科を標榜していますが、公式サイトの診療科目は「内科・消化器内科・肝臓内科・内視鏡内科」で、腎臓内科の記載がありません。 院長の石川将史先生の資格は総合内科専門医・消化器病専門医・肝臓専門医・消化器内視鏡専門医などで、腎臓・透析の専門医資格の記載もありませんでした。 そのため本記事の軸(腎臓・透析の専門医と体制)では掲載を見送りました。生活習慣病の管理や健診の相談は総合内科専門医にできる院で、小平市の一般内科と消化器内科・内視鏡の記事で紹介しています
- 一橋病院(学園西町1-2-25/042-343-1311)——透析装置19台(全台オンラインHDF対応)、月〜土の午前・午後の2クール、無料送迎、入院透析・レスパイト入院・旅行/臨時透析に対応。夜間透析は行っていません。 東京都指定の二次救急医療機関でもあります。市の西側から通う場合の近い選択肢です
- 公立昭和病院(花小金井8-1-1/042-461-0052)——透析導入と重症合併症の透析が目的で、新たな維持透析には対応していません。 当院で透析導入を考えている方は腎臓内科の外来に相談するよう案内しています。導入後は1か月ほどを目安に、透析を専門とするクリニックへ転院するのが原則です
- 子どもの腎臓(学校検尿で指摘されたとき)——小児科のどんぐりこどもクリニック花小金井の院長は、日本腎臓学会 腎臓専門医と日本透析医学会 透析専門医を持つ小児科専門医です。本記事は大人の外来と透析を対象にしているため、小平市の小児科の記事で紹介しています
- 市外へ広げる場合——小平北口クリニックと同じ医療法人社団 欅会の田無南口クリニック(西東京市)は57床で、火・木・土に夜の枠を案内しています。西東京市の腎臓内科・透析クリニックの記事で紹介しています。花小金井・小平駅の東側からは、西東京市のほうが近いことがあります
市内で腎臓内科・人工透析内科などを標榜する4院は、本記事の「どのエリアに、どの院がある?」に地区別ですべて載せています。
よくある質問
Q. 小平市で人工透析を受けられるのはどこですか?
A. 本記事が公式サイトで確認できたのは、診療所2院と病院2つの4施設です。 診療所は小平北口クリニック(大沼町・61床)と花小金井きのしたクリニック(花小金井南町)。病院は一橋病院(学園西町・透析装置19台)と公立昭和病院(花小金井)です。ただし公立昭和病院は透析導入と重症合併症の透析が目的で、新たな維持透析には対応していません。 通い続ける先は、診療所2院と一橋病院から選ぶことになります。
Q. 仕事を続けながら、夕方以降に透析を受けられる施設はありますか?
A. 小平北口クリニックだけです。 公式サイトは月・水・金を「9:30〜 17:30〜 夜間透析あり」と案内していますが、同じページの時間表では夕方の開始が「17:00〜」です。医療情報ネットの登録は月水金 16:30〜23:00。書き方が複数あるので、夜の枠を前提に考えている方は必ず電話で確認してください。 一橋病院は「夜間透析は行っておりません」と明記しています。
Q. 健診で「尿タンパク」「eGFRが低い」と指摘されました。どこへ行けばいいですか?
A. 透析を行わない外来の院としては、糖尿病・腎・高血圧の内科クリニック(学園東町・一橋学園駅北口 徒歩1分)です。 院長が日本腎臓学会の腎臓専門医と日本透析医学会の透析専門医を持ち、再検査では尿中アルブミンやシスタチンCなどを追加で調べると公表しています。花小金井きのしたクリニックにも腎臓内科の外来があります。 厚生労働省の啓発資料は、尿蛋白が(1+/2+/3+)の場合とeGFRが60未満の場合に医療機関の受診をすすめています。
Q. 透析の送迎をしてくれる施設はありますか?
A. 3施設が無料の送迎を案内しています。 小平北口クリニックは車椅子対応で、クリニックから半径約3km。花小金井きのしたクリニックは小平市・西東京市・東久留米市・小金井市・東村山市などで、範囲は電話で相談。一橋病院も無料の送迎サービスを提供しています。いずれも無料なので、範囲と時間帯で選ぶことになります。
Q. 透析の費用はどのくらいかかりますか?
A. 健康保険の「特定疾病療養受療証」を使うと、医療機関の窓口での本人負担は月1万円が限度です。人工透析者のうち70歳未満の上位所得者(同一世帯の国保加入者の所得の合計が600万円を超える世帯)は月2万円。小平市の国民健康保険では、市役所1階の保険年金課(042-346-9529)で、医師の意見書などを持って申請します。ほかの健康保険の方は加入先へ申請します。
Q. シャントの調子がいつもと違うときは、どうすればいいですか?
A. 次の通院日を待たずに、通院先へ電話してください。 音が聞こえない、いつもの振動を触れない、腕が腫れた・赤くなった・痛む——これらは待たないほうがよいサインです。市内では、小平北口クリニックが血管アクセス治療センターを併設し、PTA(累計2,500件以上)とシャントの造設・修復の日帰り手術を公表しています。
Q. 透析を始めるかどうか、別の医師の意見を聞けますか?
A. 糖尿病・腎・高血圧の内科クリニックが、透析導入に関するセカンドオピニオンを行っています。 主治医から透析の開始や腎代替療法の説明を受けた方が対象で、自費・20分以内・8,000円(税込)・完全予約制。紹介状や直近の検査結果、お薬手帳などを持参します。体調が急に悪くなっているときは、セカンドオピニオンではなく主治医か救急医療機関へ相談してください。
選定方法と情報の出典
- 対象:小平市内で腎臓内科・人工透析内科などを標榜しているクリニック(診療所)。ただしこの記事では、例外的に病院も「小平市で透析を受けられるのは、どこ?(4施設)」と「ほかに、どんな選択肢がある?」で扱っています。 透析は週3回・何年も通う医療で、通う場所を選ぶ段階では診療所と病院を並べて見るのが自然だからです。掲載3院は診療所です
- 市内の分布を先に確認しました:厚生労働省 関東信越厚生局の保険医療機関一覧(令和8年8月1日現在)で小平市の診療所125件すべてを確認し、腎臓内科・人工透析内科・透析・腎臓泌尿器科・腎内のいずれかを標榜する4院を「どのエリアに、どの院がある?」に地区別で全院掲載しています。内科の標榜の院にいる腎臓の専門医も候補に入れました。 本サイトの一般内科の記事で市内の内科81院を調べた際、腎臓を専門としてきた院長として挙がったのは糖尿病・腎・高血圧の内科クリニック(腎臓内科も標榜)の1院で、腎臓内科を標榜していない内科の診療所で、腎臓・透析の専門医を公表している院は確認できませんでした(小児科ではどんぐりこどもクリニック花小金井の院長が腎臓専門医です)
- 軸:①透析を行っているかどうか(=読者がどの段階にいるか)②医師が公表している腎臓・透析の専門医資格と経歴 ③透析の体制(時間帯・送迎・シャントの治療)。この科では読者の需要が「外来で腎機能を守る段階」と「透析を受ける段階」の2つに分かれるため、記事の構成も2つに分けています(選定ポリシー)
- 3院という数は、軸の数で決めています。 標榜4院のうち、腎臓・透析の専門医と、その領域の診療内容を公式サイトで確認できた3院を掲載しました。5や10に合わせて市外の院を足すことはしていません
- 小平駅前いしかわ内科クリニックを掲載しなかった理由:厚生局の一覧では腎臓内科を標榜していますが、公式サイトの診療科目に腎臓内科が無く、腎臓・透析の専門医資格の記載もありませんでした(院長の資格は総合内科・消化器・肝臓・消化器内視鏡など)。公式サイトと公的な記録が食い違っているため、寄せずに両方を書いています
- 医師の資格は、各院の公式サイト(小平北口クリニックは運営法人・医療法人社団 欅会の公式サイト)で確認し、厚生労働省「医療情報ネット」の登録専門医数と、日本透析医学会「専門医名簿(都道府県別)」(2026年4月1日現在)とも突き合わせました。 小澤尚院長・木下卓哉院長は東京都の欄に、中野寿洋院長は栃木県の欄に氏名があります(同名簿は、住所が変わった方は次回更新まで旧住所で掲載すると注記しています)。民間の医療情報ポータルや口コミサイトの記載は根拠にしていません。院長名は厚生局の一覧(管理者欄)と突き合わせ、住所・電話も4院すべてで一致することを確認しています
- 公式サイトで確認できなかったことは、確認できなかったと書いています。 花小金井きのしたクリニックの透析のベッド数とシャントのトラブルへの対応、医療情報ネットに登録された腎臓専門医が院長かほかの医師か、糖尿病・腎・高血圧の内科クリニックの祝日の扱いと駐車場、公立昭和病院の透析のベッド数と時間帯がそれに当たります
- 食い違っているものは、両方書いています。 ①小平北口クリニックの月水金の夕方の透析開始(同じ公式ページ内で「17:00〜」と「17:30〜」/医療情報ネットは16:30〜23:00)②小平駅前いしかわ内科クリニックの腎臓内科(厚生局の一覧は標榜あり/公式サイトの診療科目に記載なし)③花小金井きのしたクリニックが記載する学会名(公式サイト「日本腎臓病学会」「日本透析学会」/現在の名称は日本腎臓学会・日本透析医学会)
- 口コミの扱い:件数・評価はGoogleマップで確認した値です。星の高い順には並べていません。 掲載3院の件数は4〜18件で(2026年9月29日時点)、10件未満の院も星の数字だけで判断しないよう本文で注記しています。 口コミの内容は投稿者本人の経験に基づくもので、当編集部が診療の事実関係を確認したものではありません
- 利害関係:本記事の掲載3院と「ほかに、どんな選択肢がある?」に挙げた医療機関に、本サイトの運営元(株式会社EN/医療法人社団 季邦会)の運営院・関与先は含まれません。 厚生局の一覧にある小平市の診療所125件の開設者欄を全件照合し、該当が0件であることを確認しています
- 掲載順:記事の構成(透析を行わない外来の院 → 透析を行う院)に合わせています。 おすすめ順ではありません
- 診療時間は掲載の基準にしていません。 「夜間・土日・祝日は、どこで診てもらえる?」の節で、掲載していない病院も含めてまとめています
- 医師による確認:記載内容は現役医師が確認しています
情報の出典(2026年9月時点)
- 厚生労働省 関東信越厚生局「保険医療機関・保険薬局の指定等一覧及び保険医・保険薬剤師の新規登録一覧」(市内の全医療機関・院長名・標榜科/令和8年8月1日現在。2026年9月29日確認)
- 糖尿病・腎・高血圧の内科クリニック 公式サイト(院長紹介・医院紹介=経歴・資格・論文・検査機器/腎臓内科=検査項目・治療方針・透析導入に関するセカンドオピニオン。開院日・受付時間・お知らせはトップページ。2026年9月29日確認)
- 花小金井きのしたクリニック 公式サイト(院長紹介=経歴・資格/人工透析=Post HDF・個別化透析・送迎/腎臓内科=シスタチンC・CKD・透析導入/院内設備。診療時間・非常勤医師の担当日・お知らせはトップページ。2026年9月29日確認)
- 医療法人社団 欅会「小平北口クリニック」(透析時間・外来時間・61床・駐車場20台・無料送迎〈半径約3km〉・血管アクセス治療センター・見学。2026年9月29日確認)
- 医療法人社団 欅会「欅会について」(理事長 小澤尚先生の経歴・資格、法人の沿革。2026年9月29日確認)
- 小平駅前いしかわ内科クリニック 公式サイト(医師紹介=院長の資格。診療科目はトップページ。2026年9月29日確認)
- 厚生労働省「医療情報ネット(ナビイ)」の機関詳細(登録専門医数・診療科目別の診療時間・駐車場・休診日・腹膜透析の登録。2026年9月29日確認):花小金井きのしたクリニック(最終更新 2026年3月11日)/医療法人社団欅会 小平北口クリニック(最終更新 2026年3月12日)
- 日本透析医学会「専門医名簿(都道府県別)」(2026年4月1日現在。2026年9月29日確認)
- 一橋病院「透析センター」(透析装置19台・2クール・夜間透析なし・無料送迎・入院透析・旅行/臨時透析。2026年9月29日確認)
- 公立昭和病院「透析室」(透析導入と重症合併症が目的・新たな維持透析には対応していない・導入後の転院。2026年9月29日確認)
- 厚生労働省「見逃していませんか? 腎臓からのSOS!」(尿蛋白とeGFRの受診の目安。2026年9月29日確認)
- 小平市「マル長 厚生労働大臣の指定する特定疾病の場合」(特定疾病療養受療証・自己負担の上限・申請に必要なもの・窓口。2025年10月1日更新。2026年9月29日確認)
- 小平市「休日・準夜応急診療と救急病院」(休日・準夜応急診療の診療科目(内科・小児科)、救急病院3院の電話、#7119・ひまわりの案内。2026年9月7日更新。2026年9月29日確認)
- 東京消防庁「東京消防庁救急相談センター」(#7119・多摩地区の042-521-2323・24時間365日。2026年9月29日確認)
- Googleマップ(各医療機関のクチコミ件数・評価・オーナー管理の有無)
