研修医マッチングにおける「病院選び」はいつから始める?
研修医マッチング対策の中でも、多くの医学生が悩むのが「どの病院を選ぶか」という問題です。
医学部6年生の筆者自身は、4年生の夏頃からぼんやりと病院選びを意識し始め、本格的に情報収集を始めたのは5年生の冬でした。5年生から6年生にかけての春休みに病院見学を行うため、逆算して準備を進めることが重要だと感じました。
本記事では、研修医マッチング対策シリーズ第2回として、医学生向けに「病院の選び方」を具体的な手順に沿って解説します。
研修医マッチング対策② 病院選びの全体像
病院選びは、以下の3つのステップで進めると効率的です。
- 説明会に参加して情報を集める
- 見学を申し込む病院を絞り込む
- 実際に病院見学を申し込む
それぞれのステップについて、筆者の体験を交えながら詳しく見ていきましょう。

手順① 医学生向け病院説明会に参加する
研修病院の説明会は、大きく分けて対面説明会とオンライン説明会の2種類があります。
対面説明会の特徴
例年6月頃に、ビッグサイトなどの大型会場で開催されることが多く、多数の研修病院が一堂に会します。一度に多くの病院情報を得られる反面、来場者数も多く、短時間では病院を絞り切れないと感じる医学生も少なくありません。
オンライン説明会の特徴
マイナビやレジナビなどのサービスが、都道府県単位で定期的に開催しています。1回の説明会で5〜20病院程度の話を聞くことができ、落ち着いた環境で比較検討できる点が大きなメリットです。
筆者自身は、オンライン説明会を通じて興味のある病院を約7病院まで絞り込むことができました。
対面・オンラインともに「◯つの病院の説明を聞くとプレゼントあり」といったキャンペーンが行われていることも多いため、勉強の息抜きとして気軽に参加してみるのがおすすめです。
手順② 見学を申し込む病院を絞り込む
説明会で興味を持った病院を、すべて見学しようとするとスケジュールが非常にタイトになります。筆者は春休みの2週間で7病院を見学しましたが、正直かなり慌ただしく感じました。
医学生が病院選びで重視するポイント
病院を比較する際の主な判断基準には、以下のようなものがあります。
- 給与・福利厚生
- 立地(実家からの距離、通勤のしやすさ)
- 研修医寮の有無
- 採用研修医数
- 当直の回数
- 興味のある診療科の研修内容
- 指導医の人数や雰囲気
- 後期研修医の救急車対応数
すべての条件を満たす病院を探すのは難しいため、「これだけは譲れない条件」を2〜3個決めておくと選びやすくなります。
実際の病院見学でも、「何を重視して病院を選んでいますか?」と質問されることが多いため、自分なりの基準を言語化しておくことは非常に大切です。
手順③ 病院見学を申し込む際の注意点
見学を希望する病院が決まったら、病院の公式ホームページを確認しましょう。多くの場合、
- 見学申込専用フォーム
- 研修医担当者のメールアドレス
が掲載されています。
「見学希望日の2週間〜1か月前までに申し込み」と記載されていることが多いため、早めの行動が重要です。
春休みの病院見学で気をつけたいポイント
- 春休みは見学希望者が集中し、断られることがある
- 3月下旬は年度末業務のため、見学を受け付けていない病院も多い
そのため、旅行や遊びの予定より先に病院見学の日程を確保することを強くおすすめします。
まとめ|研修医マッチングの病院選びは「早めの準備」がカギ
研修医マッチングにおける病院選びは、情報収集から見学申し込みまで、意外と時間と労力がかかります。早めに動くことで、選択肢を広げ、納得のいく病院選びにつながります。
次回は、「研修医マッチング対策③ 病院見学の心構え」について詳しく解説します。病院見学を控えている医学生は、ぜひあわせてご覧ください。
文責:ProDoctorsインターンシップ生(医学部6年)






