2026年2月7日〜8日に第120回医師国家試験が実施されました。
現4〜5年生の医学生の中には、「いよいよ自分たちの番だ」と感じている方も多いのではないでしょうか。
本記事では、医師国家試験対策シリーズの**STEP②「勉強開始時期と全体スケジュール」**として、
- 医師国家試験の勉強はいつから始めるべきか
- 学年ごとに何をしておくべきか
について、実際に国試を受験した医学部6年生の筆者が解説します。

医師国家試験の勉強開始時期
本結論から言うと、動画講義や過去問を使った本格的な医師国家試験対策は「5年生後半〜6年生初期」から始めるのが理想的です。
ただし、「国家試験の勉強」と意識していなくても、ポリクリ(臨床実習)を回っている4〜5年生の時点で、すでに国試対策は始まっていると言っても過言ではありません。
というのも、近年の医師国家試験ではポリクリでの臨床経験をもとにした問題が増えているためです。
例えば、第120回医師国家試験では
- D16:手術時の体位
- E17:抜糸の手技
といった、臨床実習で経験していれば理解しやすい内容が出題されました。
そのため、まず大切なのは
ポリクリに真剣に取り組むこと
だと筆者は考えています。
動画講義や過去問はいつから始める?
多くの医学生が気になるのは、
「動画講義や過去問を使った勉強はいつから始めるべきか?」
という点ではないでしょうか。
筆者のおすすめは、
5年生後半〜6年生初期に全体像を作り、6年生で完成させるという進め方です。
もし余裕があれば、
- ポリクリで回る診療科の予習として動画講義を視聴
- 診療科の確認テスト対策として国家試験過去問を解く
といった方法も非常に効果的です。
ポリクリを回りながら
- 循環器
- 呼吸器
- 消化器
といった臓器別の知識を浅くてもインプットしておき、年度末の進級試験のタイミングで過去問を網羅的に演習することで、国試レベルの基礎力が身についていきます。
医師国家試験対策の全体スケジュール
以上を踏まえると、医師国家試験対策のスケジュールはおおよそ次のようになります。
4年後半〜5年前半
・ポリクリで回る診療科の予習として、動画講義やCBT対策で使ったテキストを見直す
・ポリクリに真剣に取り組む(身体診察、症例発表、手技や手術見学など)
・確認テスト対策としてクエスチョンバンクなどで国家試験過去問に触れる
この時期は、「臨床を通して知識をインプットする時期」です。
5年後半
・年度末の進級試験に向けて国家試験過去問を繰り返し演習する
進級試験がない大学でも、5年生のうちにクエスチョンバンクをある程度進めておくと6年生でかなり楽になります。
6年生
・1年を通して国家試験過去問を繰り返し演習する
6年生の秋頃からは
- 国試模試
- 直前講義
- 卒業試験
などで時間が取られるようになります。
そのため、6年前半のうちにできるだけ多くの過去問を解いておくことをおすすめします。
まとめ:国試対策はポリクリ+5年後半から本格化
医師国家試験対策の流れをまとめると、次のようになります。
- 4〜5年生:ポリクリを通して臨床知識を身につける
- 5年生後半:過去問演習を本格的に開始
- 6年生:過去問を中心に国試対策を完成させる
まずはポリクリを大切にしながら、5年後半から国試を意識した勉強を始めることが理想的です。
次の記事
より具体的な勉強法については、
STEP③ 基礎知識をどう固めるか
STEP④ 過去問・問題演習の進め方
として解説していきます。
ぜひあわせてご覧ください。
文責:ProDoctorsインターンシップ生(医学部6年)






