本記事について
この科は、読者の段階によって「探しているもの」がまったく違います。 健診で腎機能や尿の異常を指摘された段階で探しているのは外来で、透析が始まる段階で探しているのは週3回通う場所です。本記事は、この2つを分けたうえで、医師が公式サイトで公表している資格と経歴、透析の体制が一次情報で確認できるかを軸に、鎌倉市内の3院を選びました。
掲載順はおすすめ順ではありません。記事の構成(透析を行わない外来の院 → 透析を行う院)に合わせています。 掲載料は受け取っていません(選定ポリシー)。運営元グループとの利害関係がある医療機関は、今回はありません(市内の診療所163院の開設者欄を全件確認しました)。
※市内の医療機関は厚生労働省 関東信越厚生局の保険医療機関一覧(令和8年9月1日現在)で全数を確認し、診療時間・資格・経歴・透析の体制は各院の公式サイトと厚生労働省「医療情報ネット」で確認しています。Google口コミは2026年9月28日時点。受診前に各院の公式サイト等で最新情報をご確認ください。
透析中の人が、すぐ連絡すべきサインは?
透析を受けている方は、この記事を読んで比べる前に、次のサインがあれば通院先の透析施設へ電話してください。 次の透析日を待たないほうがよい種類のものです。
- シャントの音が聞こえない・いつもの振動(スリル)を触れない——シャント(バスキュラーアクセス)は透析のための血液の出入り口で、詰まると透析そのものができなくなります。市内の透析施設である湘南クリニックも、公式サイトで「シャントは患者さまの命です」と書いています(出典:善仁会グループ「湘南クリニック」)
- シャントのある腕が腫れた・赤くなった・痛む・熱を持った
- 息が苦しくて横になれない、体重が急に増えた(水分がたまっている状態)
- 手足の力が入らない、しびれる、脈が飛ぶ
意識がはっきりしない、胸が強く痛む、呼吸が苦しくて言葉が続かない——このときは迷わず119番です。 救急車を呼ぶか迷うときは、かながわ救急相談センター #7119(直通 045-232-7119/045-523-7119)が24時間365日、看護師が緊急性を判断して、救急車の要請か受診のタイミングを助言します。県のページも「緊急時は迷わず119番へ」と書いています(出典:神奈川県「かながわ救急相談センター(♯7119)」)。
★市の休日夜間急患診療所は、透析やシャントのトラブルの受け皿ではありません。 診療科目は内科と小児科で、応急の診療を行う窓口です(出典:鎌倉市「鎌倉市の救急医療体制について」)。透析を受けている方の夜間・休日の窓口は、まず通院先です。 湘南クリニックは、通院している透析患者からの電話相談を24時間365日受けると公式サイトに記載しています。
透析を受けていない方でも、尿が急にほとんど出なくなった・全身がむくんで息苦しいときは、通常の外来を待たずに受診してください。
はじめに
鎌倉市内で、腎臓内科または人工透析内科を標榜している診療所は5院です。 厚生労働省 関東信越厚生局の保険医療機関一覧(令和8年9月1日現在)で、市内の診療所163院すべてを確認した数です。5院はすべて大船地域(大船1〜6丁目)にあり、鎌倉・腰越・深沢・玉縄の各地域には1院もありません。
5院のうち、本記事に載せたのは3院です。やっていることがはっきり分かれています。
- 腎臓専門医が外来で腎機能を守る院——北鎌倉かみじょう内科(大船4丁目)。透析は行っていません
- 泌尿器科専門医が「尿の通り道」の側から診る院——大船駅前なかしま腎泌尿器科クリニック(大船1丁目)。透析は行っていません
- 透析を行う院——湘南クリニック(大船2丁目・透析48台)
この分かれ方が、そのままこの記事の骨格です。 腎臓の病気は、「外来で腎機能を守る段階」と「透析を受ける段階」で、通う場所も、選ぶときに見るものも変わります。 前者では医師の資格と経歴、後者では台数・時間帯・送迎が効いてきます。週3回・1回4時間前後を何年も続けるので、通いやすさが生活そのものになるためです。
残る2院は掲載を見送りました。 若杉内科クリニックは、腎臓内科を担当してきた医師が2026年9月末で退職し、10月からの腎臓内科の体制が公式サイトで確定していません。しおのいり内科は、公式サイトを確認できませんでした。いずれも「ほかに、どんな選択肢がある?」で扱っています。
そして、透析だけは診療所の外にも選択肢があります。 市内では、湘南クリニックのほかに病院3つ(湘南鎌倉総合病院・ふれあい鎌倉ホスピタル・大船中央病院)が透析や血液浄化を行っていることを公式サイトで確認できました。病院は紹介が前提になりますが、通う場所を選ぶ段階では診療所と並べて見るのが自然なので、「鎌倉市で透析を受けられるのは、どこ?」の節で病院も含めて並べています。
えんちゃん健診で「尿たんぱく」「eGFRが低い」と言われた段階なら、まだ外来の話です。透析の情報を先に読み込んで不安になる前に、まず外来にかかってください。
Google口コミはどこまであてになる?
この科では、星も件数も判断材料になりません。 ほかの科とは理由が違います。透析は、病院の主治医の紹介で通う場所が決まることが多く、患者が地図アプリを見比べて選ぶ場面がほとんどありません。 件数が少ないのは評価が低いからではなく、選ばれ方が違うからです。件数が少なく星が低いことは、医療の質が低いという意味ではありません(選定ポリシー)。
掲載3院の件数は7件から8件まで開きがあります。 いちばん多いのは★4.5/8件の北鎌倉かみじょう内科、いちばん少ないのは大船駅前なかしま腎泌尿器科クリニック(7件)です。湘南クリニックはクチコミの投稿がありませんでした。件数が1桁〜10件台の星は、数人の投稿で大きく動きます。
星がいちばん高いのは★5.0/7件の大船駅前なかしま腎泌尿器科クリニック、いちばん低いのは★4.5/8件の北鎌倉かみじょう内科です。本記事がこの2院を載せた理由は、どちらも各院の節に書いた専門医資格と体制で、星の順位とは関係がありません。星を見て外すと、その院にしかない条件を落とすことがあります。
この科で口コミの代わりに見るべきものは、はっきりしています。 台数、透析の時間帯(とくに夕方以降に入れるか)、送迎の有無と範囲、治療法、シャントのトラブルにどこで対応するか——そして見学です。透析施設は見学を受け付けているのが普通で、湘南クリニックも公式サイトに見学の申し込み窓口を設けています。実際に通う曜日・時間帯の様子を見るのが、どの投稿よりも確かです。
口コミの内容は投稿者本人の経験に基づくもので、当編集部が診療の事実関係を確認したものではありません。 星の高い順には並べていません。
どの院がどう違う?(比較一覧)
| 北鎌倉かみじょう内科 | 大船駅前なかしま腎泌尿器科クリニック | 湘南クリニック | |
|---|---|---|---|
| 透析 | 行っていません(外来のみ) | 行っていません(外来のみ) | 48台・オンラインHDFを導入 |
| 段階 | 透析の前(外来で腎機能を守る)/透析方法の相談 | 尿の異常の入口(血尿・結石・前立腺など) | 透析を受ける(維持透析) |
| 医師の資格 | 院長=腎臓専門医・指導医、透析専門医・指導医、高血圧専門医、総合内科専門医・指導医、医学博士 | 院長=泌尿器科専門医、がん治療認定医(腎臓専門医の記載はありません) | 院長=腎臓専門医・指導医、透析専門医・指導医、内分泌代謝科専門医・指導医、総合内科専門医、医学博士 |
| いちばん遅い時間 | 16:30(受付16:00まで) | 17:30(最終受付17:00) | 月・水・金は夜間の枠あり(後述) |
| 休診日 | 木・日・祝、火土の午後 | 火・日・祝、土の午後 | 日曜(医療情報ネットの登録) |
| 送迎 | — | — | 無料(範囲は要相談) |
| 最寄り | 北鎌倉駅 臨時改札口 徒歩約11分/バス「小坂小学校前」徒歩1分 | 大船駅 徒歩1分 | 大船駅 東口 徒歩5分 |
| 駐車場 | 52台(入居する建物の駐車場) | 専用・提携駐車場なし(公式サイト内で記載が一致しません) | なし(医療情報ネットの登録) |
| 予約 | 予約優先(WEB予約。公式LINEあり) | WEB・LINE予約(予約なしでも受診可) | 透析は予約制。見学の申し込み可 |
| Google口コミ | ★4.5/8件 | ★5.0/7件 | 口コミなし |
※Google口コミの評価・件数は2026年9月28日時点。掲載順は記事の構成(外来の院→透析の院)に合わせたもので、おすすめ順ではありません。
鎌倉市で透析を受けられるのは、どこ?
市内で透析を行っていることを公式サイトで確認できたのは、診療所1院と病院3つです。 掲載していない病院も含めて並べます。公式サイトに記載がない項目は「記載なし」と書いています。体制がないことを意味しません——透析施設は公式サイトで詳しい条件を出さない傾向があります。
| 施設 | 種別 | 規模 | 透析の時間帯 | 送迎 | 特徴 |
|---|---|---|---|---|---|
| 湘南クリニック(大船2丁目) | 診療所 | 透析台数48台 | 月〜土。午前・午後に加え、月水金は夜間(後述) | 無料(比較的広いエリアと記載) | 維持透析専門。オンラインHDF。24時間365日の電話相談 |
| 湘南鎌倉総合病院(岡本) | 病院 | 血液透析 約200名近く・腹膜透析 70名が治療中と記載 | 記載なし | 記載なし | 血液透析・腹膜透析・腎移植。導入と合併症の治療 |
| ふれあい鎌倉ホスピタル(御成町) | 病院 | 透析ベッド18床 | 月〜土・午前8:30〜/午後13:00〜(入室時間) | 無料(通院が困難な方。範囲は事前相談) | 入院したまま透析を続ける長期療養、外来透析の方のショートステイ |
| 大船中央病院(大船6丁目) | 病院 | 記載なし | 記載なし | 記載なし | 腎臓内科の外来と血液浄化室あり(外来の維持透析の受け入れは確認できませんでした) |
病院の位置づけは、診療所とは違います。 湘南鎌倉総合病院の腎臓病総合医療センターは、血液透析(約200名近く)と腹膜透析(70名)の患者が治療を受け、2012年12月に初めての腎移植を行ったと記載しています。透析をしているために難しくなる外科系の治療のため、他の透析施設から紹介されてくる患者が常時30人ほどいるとも書いています(出典:湘南鎌倉総合病院「腎臓病総合医療センター」)。ふれあい鎌倉ホスピタルは、透析を続けながら長期に入院できる病院として、がん末期や指定難病などで医療処置が多い方の入院透析を受けると案内しています(出典:ふれあい鎌倉ホスピタル「透析センター」)。
つまり市内は、「導入・腹膜透析・移植・合併症は湘南鎌倉総合病院、通院の維持透析は湘南クリニック、入院しながらの透析はふれあい鎌倉ホスピタル」という分担に近い形です。 大船中央病院は腎臓内科の外来(院長が腎臓専門医)と血液浄化室を持っていますが、外来で週3回通う維持透析を受け付けているかは、公式サイトで確認できませんでした(出典:大船中央病院「内科」)。
夜間・土日・祝日は、どこに通える?
透析は、仕事を続けながら受けるかどうかで、選べる施設が変わります。
夕方以降の枠を持っているのは、市内では湘南クリニックです。 公式サイトの診療時間表は、午前9:00〜・午後14:00〜に加えて夜間17:00〜の枠を示し、院長のあいさつでも「仕事帰りに立ち寄っての透析ができます」と書いています。厚生労働省の医療情報ネットの登録では、月・水・金が14:00〜22:00、火・木・土が14:00〜19:00(午前はいずれも8:30〜13:00)です(出典:厚生労働省 医療情報ネット(ナビイ)「湘南クリニック」/最終更新 2026年3月2日)。公式サイトの表は曜日ごとの印が読み取りにくく、開始時刻も医療情報ネット(8:30)と公式サイト(9:00)で違います。夜の枠を前提に考えている方は、見学のときに曜日と時刻を確かめてください。
ふれあい鎌倉ホスピタルは月〜土の午前・午後の2クール(入室は午前8:30〜・午後13:00〜)で、夜間の枠は案内されていません。
土曜は、湘南クリニックとふれあい鎌倉ホスピタルが透析を行っています。 日曜は、どちらも休みです。 湘南クリニックは医療情報ネットで祝日も曜日どおりの時間で診療すると登録しています(休診は日曜と1月1日)。
外来のほうは、市内の選択肢が限られます。 北鎌倉かみじょう内科は平日の午後が16:30まで(受付16:00)で、火・土は午前のみ、木曜・日曜・祝日が休診です。大船駅前なかしま腎泌尿器科クリニックは平日17:30まで(最終受付17:00)、土曜は午前のみ、火曜・日曜・祝日が休診です。夕方以降や日曜・祝日に腎臓の外来を開けている診療所は、市内にありません。
健診で腎機能を指摘されたら、どうすればいい?
この記事を読んでいる方の多くは、まだ透析の段階ではないはずです。
厚生労働省の啓発資料は、健診結果の見るべき場所を2つ挙げています。 尿検査の「蛋白」が(1+/2+/3+)の場合と、腎機能の「eGFR」が60未満の場合は「医療機関の受診を」(資料には「40歳以上の場合は45未満」との注記もあります)。同じ資料は「eGFR=腎機能と考えてよいでしょう」と説明し、慢性腎臓病は初期には自覚症状に乏しく、早期から適切な治療を受けることで進行を遅らせることができるとしています(出典:厚生労働省「見逃していませんか? 腎臓からのSOS!」)。
急いでほしい理由は、失った腎機能は戻しにくいからです。 北鎌倉かみじょう内科も公式サイトで、慢性腎臓病は「進行すると元に戻すことは困難」で、治療の目標は進行を抑えることだと説明しています。むくみや尿の変化が出てからでは、かなり進んでいます。
では、どちらへ行けばいいのか。指摘された項目で分かれます。
- 尿たんぱく・eGFR低下・クレアチニン上昇・血圧——北鎌倉かみじょう内科。院長が日本腎臓学会の腎臓専門医・指導医と日本高血圧学会の高血圧専門医で、2026年10月以降も腎臓内科の外来を担う腎臓専門医を公式サイトで確認できる市内の診療所は、この院だけです(若杉内科クリニックの腎臓専門医・若杉春枝医師は2026年9月末で退任)。筋肉量の影響を受けにくい腎機能の指標シスタチンCを院内で迅速に測れる機器を置いており、腎生検が必要な場合は連携施設へ紹介するとしています
- 尿潜血・目に見える血尿・排尿の症状・背中や脇腹の痛み——大船駅前なかしま腎泌尿器科クリニックも選択肢です。血尿は腎臓だけでなく、尿管・膀胱・尿道のどこかで出血しているサインのこともあり、痛みのない血尿の陰に泌尿器のがんが隠れていることがあると同院は説明しています。院内で膀胱鏡の検査ができるのが泌尿器科の強みです。ただし同院の院長は泌尿器科専門医で、腎臓専門医の記載はありません。北鎌倉かみじょう内科も、無症状の血尿は糸球体腎炎・尿路がん・結石などが隠れている可能性があるとしています。尿たんぱくも一緒に出ているなら、腎臓内科を先に考えてください
糖尿病から腎臓が悪くなっている場合は、血糖の管理そのものが腎臓の治療になります。 北鎌倉かみじょう内科は糖尿病・代謝内科も掲げ、医師・看護師・管理栄養士による糖尿病・腎臓病教室を年4回開く予定とお知らせに掲載しています。かかりつけの内科全般は鎌倉市の一般内科の記事にまとめています。
腎臓内科・透析は、場面ごとにどう選ぶ?
- 健診で尿たんぱく・eGFRを指摘された → 北鎌倉かみじょう内科。予約優先制なので、WEB予約をしてから行ってください。駐車場52台で、車で通う方には市内でもっとも通いやすい条件です
- 血尿を指摘された・尿の出方がおかしい → 大船駅前なかしま腎泌尿器科クリニック。大船駅から徒歩1分で、予約なしでも受診できます(予約の人が優先)。女性専用の待合スペースがあります
- 主治医から「そろそろ透析の準備を」と言われた → まず、透析の方法そのものを選ぶ段階があります。 血液透析だけでなく、自宅で行う腹膜透析、腎移植、透析をしない保存的な治療という選択肢があり、北鎌倉かみじょう内科は「年齢や合併症、生活スタイルに応じた選択肢」を説明したうえで治療方針を提案するとしています。院長は日本赤十字社医療センターで腹膜透析の外来をまとめ、腹膜透析の本を書いてきた医師で、腎代替療法専門指導士でもあります。腹膜透析や腎移植を自院で行う市内の施設としては、湘南鎌倉総合病院が公式サイトに腹膜透析外来と腎移植外来を載せています
- 仕事を続けながら透析を受けたい → 湘南クリニック。市内で夜間の枠が確認できる唯一の施設です(医療情報ネットの登録では月・水・金の22:00まで)。大船駅東口から徒歩5分
- 通院の足がない → 湘南クリニック(通院が困難な患者向けの無料送迎・比較的広いエリアと記載)かふれあい鎌倉ホスピタル(通院が困難な方の無料送迎・範囲は事前相談)。いずれも無料なので、範囲と時間帯で選ぶことになります
- シャントのトラブルが繰り返している → 湘南クリニックは臨床工学技士が中心になって年間100件以上のシャントエコーを行っていると記載し、同じ善仁会グループの横浜第一病院 バスキュラーアクセスセンター(横浜駅東口)の案内を公式サイトに載せています。同センターは2023年にPTA(風船で血管を広げる治療)4,444件の実績を公表しています(出典:善仁会グループ「横浜第一病院 バスキュラーアクセスセンター」)
- 医療処置が多く、通院での透析が難しくなってきた → ふれあい鎌倉ホスピタル。入院したまま透析を続ける長期療養と、外来透析の方のショートステイを案内しています。相談窓口は医療社会サービス部(0467-23-1113)です
費用は、どれくらいかかる?
透析の医療費は高額ですが、窓口で支払う額には上限が決められています。
まず、健康保険の「特定疾病療養受療証」です。 人工透析を必要とする慢性腎不全は厚生労働大臣が指定する長期特定疾病で、受療証を提示すると自己負担限度額が1万円(70歳未満の上位所得者は2万円)になります。鎌倉市の国民健康保険の場合、申請には医師による「特定疾病認定意見書」などが必要で、窓口は市役所の保険年金課 国民健康保険担当(0467-61-3607)です(出典:鎌倉市「被保険者への給付の概要」/2026年7月25日更新。ほかの健康保険に加入している方は、加入先の保険者へ申請します)。
そのうえで、身体障害者手帳をお持ちの方は「自立支援医療(更生医療)」の対象になりえます。 障害を軽減・回復するための医療の自己負担(原則1割)に、世帯の所得に応じた月額上限を設ける公費負担の制度です(一定所得以上で「重度かつ継続」に当たらない場合は対象外)。鎌倉市では障害福祉課(0467-61-3974)が窓口で、人工透析を受けている方は特定疾病療養受療証も申請に持参するよう案内しています。交付の決定まで3か月程度かかります(出典:鎌倉市「自立支援医療(更生医療)」/2026年2月13日更新)。湘南クリニックは指定自立支援医療機関(更生医療)です。
制度は改正で変わります。 上記はいずれも各ページに記載された時点の内容です。申請の要否や必要書類は、通院先の相談員か市の窓口で確認してください。 湘南クリニックは、介護支援専門員・社会福祉士・看護師による生活相談を行うと記載しています。
院長は何をやってきた?
外来と透析では、経歴の読み方が変わります。
外来の段階で見るのは、腎臓そのものを専門としてきたかどうかです。 北鎌倉かみじょう内科の上條由佳院長は、日本赤十字社医療センターの腎臓内科で12年間、腹膜透析の外来をまとめ、腹膜透析や腎不全の診療についての本と英文論文を書いてきた医師です。腎臓・透析・高血圧・総合内科の4つで専門医を持ち、うち3つで指導医(後進を指導する立場の資格)です。大学病院・総合病院で透析に至るまでの経過を長く診てきた医師が、その手前の外来を開いている——これが同院の位置づけです。
大船駅前なかしま腎泌尿器科クリニックの中島健寛院長は、泌尿器科の側の医師です。 横浜市立大学の泌尿器科に入局し、横浜市立大学附属病院・横須賀共済病院・横浜栄共済病院などで手術や入院の診療を担当し、前立腺がんや腎がんの治療について学会発表を重ねてきました。腎臓内科を標榜していますが、公式サイトに記載されている資格は日本泌尿器科学会の泌尿器科専門医で、日本腎臓学会の腎臓専門医の記載はありません。 本記事は、腎臓の病気の治療そのものではなく、血尿や尿路の病気の入口としてこの院を載せています。
透析の段階で見るのは、少し違います。 透析そのものは臨床工学技士と看護師が支える医療で、医師の経歴より、その施設が何をどこまで自前でやるかが効いてきます。そのうえで、湘南クリニックの今福俊夫院長は腎臓専門医・透析専門医の両方で指導医を持ち、内分泌代謝科専門医・指導医と総合内科専門医でもあります。維持透析の施設の院長が、腎臓と透析の指導医を公表していることは、選ぶうえでの確かな材料です。
経歴を公表していないことは質が低いことを意味しません(選定ポリシー)。本記事では、学会の専門医資格や透析の体制を公式サイトで確認できなかった院は掲載を見送り、「ほかに、どんな選択肢がある?」に回しています。
北鎌倉かみじょう内科
大船4丁目、JR北鎌倉駅 臨時改札口から徒歩約11分(バス停「小坂小学校前」から徒歩1分)。腎臓・透析・高血圧の専門医が、透析になる手前の外来を開いている院です。透析は行っていません。 2025年11月に開院しました。
院長の上條由佳先生は、横浜市立大学医学部を卒業し、東京医科歯科大学(現・東京科学大学)大学院の博士課程を修了した医学博士です。横浜市立大学附属病院・附属市民総合医療センターを経て、2009〜2021年に日本赤十字社医療センター 腎臓内科で腎不全・腹膜透析(PD)外来を総括しました。その後、医療法人社団善仁会 中田駅前泉クリニック 院長(2021〜2023年)、草川クリニック 内科・循環器内科(2023〜2025年)を務め、2020〜2025年は医療法人社団ときわ サルスクリニック日本橋の統括ディレクターも兼ねて、2025年11月に開院しています。
資格は日本内科学会 総合内科専門医・指導医、日本腎臓学会 腎臓専門医・指導医、日本透析医学会 透析専門医・指導医、日本高血圧学会 高血圧専門医、日本腹膜透析医学会 認定医、腎代替療法専門指導士、多発性嚢胞腎協会 PKD認定医、難病指定医、日本腎臓リハビリテーション学会の腎臓リハビリテーション専門指導士、日本糖尿病協会 糖尿病認定医など。腹膜透析の学会で複数回の演題賞を受け、腹膜透析・腎移植のハンドブックや腎不全・PD診療の本を執筆しています。
腎臓高血圧内科のページで診る病気として挙げているのは、慢性腎臓病(CKD)・蛋白尿や血尿などの尿異常、eGFR低下やクレアチニン上昇、多発性嚢胞腎・IgA腎症・糸球体腎炎、電解質異常、むくみや夜間頻尿、二次性高血圧、そして透析・腎移植を検討中の方です。院内にはシスタチンC・HbA1c・CRPを迅速に測る機器、血液ガス分析装置、尿蛋白クレアチニン比を出せる尿分析装置、エコー、血管の硬さ(CAVI)、体組成計(InBody)、骨密度、ホルター心電図、睡眠時無呼吸の簡易検査があります。腎臓病に対応した栄養指導(予約制)も行っています。
診療は月・水・金が9時30分〜13時と14時〜16時30分、火・土は午前のみ。受付は午前が12時30分まで、午後が16時までです。休診は木曜・日曜・祝日。予約優先制で、WEB予約・WEB問診に対応し(公式LINEもあり)、安定した慢性疾患の3回目以降の再診はオンライン診療も使えます(糖尿病の方を除く)。入居している建物の駐車場は52台です。
口コミの傾向(★4.5/8件)
Googleのビジネス情報はオーナーが管理しています。Googleがまとめたクチコミの話題には「診断」などが挙がっています。件数が少ないため、数人の投稿で星は大きく動きます。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| クリニック名 | 北鎌倉かみじょう内科(2025年11月開院) |
| 院長 | 上條 由佳/医学博士・腎臓専門医/指導医・透析専門医/指導医・高血圧専門医・総合内科専門医/指導医 |
| 経歴 | 横浜市立大学医学部卒業/東京医科歯科大学大学院 博士課程修了/日本赤十字社医療センター 腎臓内科(腎不全・PD外来総括)/中田駅前泉クリニック 院長 |
| 透析 | 行っていません(外来のみ。透析・腎移植の方法選びの相談に対応) |
| 住所 | 〒247-0056 神奈川県鎌倉市大船4-17-18 クリエイト鎌倉大船店3階 |
| 最寄駅 | JR北鎌倉駅 臨時改札口から徒歩約11分/JR大船駅 東口から徒歩約18分/湘南モノレール 富士見町駅から徒歩約17分/バス停「小坂小学校前」から徒歩1分 |
| 診療科 | 総合内科・一般内科・腎臓高血圧内科・糖尿病・代謝内科・女性内科(公式サイトの表記) |
| 診療時間 | 月水金 9:30〜13:00・14:00〜16:30/火土 9:30〜13:00(受付は午前12:30・午後16:00まで) |
| 休診日 | 木曜・日曜・祝日(火曜・土曜は午後休診) |
| 予約方法 | 予約優先(WEB予約・WEB問診。公式LINEあり) |
| 対応 | シスタチンC迅速測定、血液ガス分析、尿蛋白クレアチニン比、エコー、CAVI、InBody、骨密度、ホルター心電図、栄養指導(予約制)、オンライン診療(再診) |
| 電話 | 0467-39-6610 |
| Google口コミ(参考) | ★4.5/8件 |
| 公式サイト | https://www.kitakamakamijoclinic.com/ |
このクリニックが向いている人:健診で尿たんぱく・eGFRの低下・血圧を指摘された方、透析や腎移植の方法を早めに相談しておきたい方、車で通いたい方。平日の夕方以降は診療していません。
大船駅前なかしま腎泌尿器科クリニック
大船1丁目、大船駅から徒歩1分(大船ミクリエ3階)。2026年6月に開業した、泌尿器科専門医の院です。血尿や尿の出方など「尿の通り道」の側から腎臓まわりを診ます。透析は行っていません。
院長の中島健寛先生は、2016年に信州大学医学部を卒業し、小田原市立病院での初期研修を経て横浜市立大学 泌尿器科学教室に入局しました。横浜市立大学附属病院、横須賀市立市民病院、横須賀共済病院、横浜栄共済病院に勤務し、2026年6月に開業しています。資格は日本泌尿器科学会 泌尿器科専門医、日本がん治療認定医機構 がん治療認定医、テストステロン治療認定医、緩和ケア研修修了。前立腺がん・尿路上皮がん・腎細胞がんの薬物治療や、レーザーによる前立腺肥大症・膀胱腫瘍の手術についての論文・学会発表があります。
★この院の「腎臓内科」について。 公式サイトの腎臓内科のページは、健診で尿たんぱく・尿潜血・eGFR低下・クレアチニン上昇を指摘された方を対象に、慢性腎臓病・糸球体腎炎・ネフローゼ症候群・腎盂腎炎など幅広い病名を挙げ、尿検査・血液検査・エコーで調べるとしています。ただし院長の資格欄に日本腎臓学会の腎臓専門医の記載はありません。 本記事がこの院を載せたのは、血尿・結石・前立腺・膀胱の病気など、泌尿器科として診る入口としてです。同院も、血尿は腎臓から尿道までのどこかで出血しているサインで、痛みのない血尿には泌尿器のがんが隠れていることもあると説明しています。
院内では膀胱鏡検査と尿流量測定(ウロフロメトリー)ができ、泌尿器がんの検査は連携する医療機関で受けられるとしています。連携病院には大船中央病院・湘南鎌倉総合病院・横浜栄共済病院・横浜市立大学附属病院などを挙げています。女性専用の待合スペースと女性専用トイレがあり、院内はバリアフリーです。2026年10月1日からインフルエンザ・新型コロナ・肺炎球菌・帯状疱疹の予防接種を始めると告知しています(インフルエンザと新型コロナは13歳以上が対象)。
診療は月・水・木・金の9時〜12時30分と14時〜17時30分(最終受付17時)、土曜は9時〜12時30分。休診は火曜・土曜午後・日曜・祝日です。WEB・LINEで24時間予約でき、急ぎの場合は予約なしで受付時間内に来院できます(予約の人が優先)。来院したら尿検査を行うことが多いので、排尿せずに受診するよう案内しています。支払いはクレジットカードにも対応しています。
駐車場について、公式サイト内で記載が一致していません。 アクセスの欄は「専用駐車場・提携駐車場はございません」として近隣のコインパーキングを案内していますが、同じページの検索結果向けの説明文(meta description)には「駐車場や駐輪場も完備」とあります。なお駐輪スペースにも限りがあり、近隣の駐輪場の利用を求めています。車で行く場合は、近隣のコインパーキングを前提にしてください。
口コミの傾向(★5.0/7件)
Googleのビジネス情報はオーナーが管理しています。Googleがまとめたクチコミの話題には「看護師」「待合室」「症状」などが挙がっています。件数が少ないため、数人の投稿で星は大きく動きます。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| クリニック名 | 大船駅前なかしま腎泌尿器科クリニック(2026年6月開業) |
| 院長 | 中島 健寛/日本泌尿器科学会 泌尿器科専門医・がん治療認定医(腎臓専門医の記載なし) |
| 経歴 | 信州大学医学部卒業/横浜市立大学 泌尿器科学 入局/横浜市立大学附属病院/横須賀市立市民病院/横須賀共済病院/横浜栄共済病院 |
| 透析 | 行っていません |
| 住所 | 〒247-0056 神奈川県鎌倉市大船1-22-26 大船ミクリエ3階 |
| 最寄駅 | JR・湘南モノレール 大船駅から徒歩1分 |
| 診療科 | 泌尿器科・腎臓内科 |
| 診療時間 | 月水木金 9:00〜12:30・14:00〜17:30(最終受付17:00)/土 9:00〜12:30 |
| 休診日 | 火曜・土曜午後・日曜・祝日 |
| 予約方法 | WEB・LINE予約(24時間)。予約なしでも受診可(予約優先) |
| 対応 | 尿検査、血液検査、超音波、膀胱鏡、尿流量測定、女性専用待合、予防接種(2026年10月1日開始) |
| 電話 | 0467-55-8500 |
| Google口コミ(参考) | ★5.0/7件 |
| 公式サイト | https://www.ofuna-uro.com/ |
このクリニックが向いている人:健診で尿潜血や血尿を指摘された方、排尿の悩みや前立腺・結石を相談したい方、大船駅で乗り降りする方。尿たんぱく・eGFRの低下が主な指摘なら、腎臓専門医の院も検討してください。
湘南クリニック
大船2丁目、大船駅東口から徒歩5分。透析台数48台、維持透析を専門にする施設です。市内で夜間の透析の枠が確認できるのはこの院だけです。
開設者は、神奈川県を中心に透析施設を運営する医療法人社団 善仁会です。 公式サイトの開院日は昭和51年11月1日で、院長のあいさつには「40年の長きにわたって」大船で透析を続けてきたとあります(厚生局の一覧の指定年月日は平成8年12月1日)。
院長の今福俊夫先生は医学博士で、日本透析医学会 透析専門医・指導医、日本腎臓学会 腎臓専門医・指導医、日本内分泌学会 内分泌代謝科専門医・指導医、日本内科学会 総合内科専門医、日本医師会 認定産業医。慶應義塾大学医学部の非常勤講師も務めています。医療情報ネットでも、総合内科専門医・腎臓専門医・透析専門医が各1人在籍と登録されています。
透析の中身として公式サイトに書かれているのは、オンラインHDFの導入と、厳しい水質管理のもとでの超純粋透析液、臨床工学技士が中心になった年間100件以上のシャントエコー、痛み止めのテープが使えない方への皮膚冷却装置、下肢の血流障害を防ぐための毎月のフットチェック、栄養士が出向いての個別の栄養相談です。建物は耐震構造で、地震後の津波が及びにくい立地だとも書いています。
時間帯は、公式サイトの表では午前9:00〜・午後14:00〜・夜間17:00〜の3つの枠があり、月曜〜土曜に診療します。厚生労働省の医療情報ネットの登録では、月・水・金が8:30〜13:00と14:00〜22:00、火・木・土が8:30〜13:00と14:00〜19:00で、祝日も曜日どおり、休診は日曜と1月1日です(最終更新 2026年3月2日)。公式サイトの表は曜日ごとの印が読み取りにくく、開始時刻も8:30と9:00で違います。 どちらかに寄せず両方を記しておきます。夜の枠を前提にする方は、見学のときに確かめてください。
送迎は無料で、「比較的広いエリア」を対象にしていると院長のあいさつにあります(患者サポートの欄では、通院が困難な患者の自宅とクリニックの間の送迎と案内)。範囲は電話で確認してください。駐車場は、医療情報ネットの登録では「無し」です。公式サイトは、入院が必要になったときの紹介先病院、通院している透析患者向けの24時間365日の電話相談、シャントのトラブル時のサポート、介護支援専門員・社会福祉士・看護師による生活相談、インターネットで透析の情報を確認できる「腎Webカルテ」を案内しています。見学は電話(0467-45-7490)かフォームで申し込めます。
口コミの傾向(口コミなし)
Googleマップには、2026年9月28日時点でクチコミの投稿がありませんでした。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| クリニック名 | 湘南クリニック(医療法人社団 善仁会) |
| 院長 | 今福 俊夫/医学博士・透析専門医/指導医・腎臓専門医/指導医・内分泌代謝科専門医/指導医・総合内科専門医 |
| 透析 | 透析台数48台・オンラインHDF・超純粋透析液・年間100件以上のシャントエコー |
| 透析の時間帯 | 公式サイト=午前9:00〜・午後14:00〜・夜間17:00〜(月〜土)/医療情報ネット=月水金 8:30〜13:00・14:00〜22:00、火木土 8:30〜13:00・14:00〜19:00、祝日も診療 |
| 休診日 | 日曜・1月1日(医療情報ネットの登録) |
| 送迎 | 無料(通院が困難な患者向け。比較的広いエリア。範囲は要確認) |
| 住所 | 〒247-0056 神奈川県鎌倉市大船2-6-14 |
| 最寄駅 | JR大船駅 東口から徒歩5分/湘南モノレール 大船駅から徒歩5分 |
| 診療科 | 人工透析内科 |
| 予約方法 | 透析は予約制(外来診察は行っていません)。見学は電話・フォームで申し込み |
| 対応 | 夜間透析、フットケア、栄養相談、生活相談、24時間365日の電話相談(通院患者)、指定自立支援医療機関(更生医療)、無料Wi-Fi |
| 電話 | 0467-45-7490 |
| Google口コミ(参考) | 口コミなし |
| 公式サイト | https://www.zenjinkai-group.jp/zenjinkai/clinic/shonan/ |
このクリニックが向いている人:仕事を続けながら夕方以降に透析を受けたい方、大船駅を通勤で使う方、送迎を使って通いたい方。日曜は休みです。
どのエリアに、どの院がある?
市内で腎臓内科・透析を標榜する5院は、すべて大船地域にあります。 大船駅の東口側に3院(大船1〜3丁目)、北鎌倉寄りの大船4丁目に1院、大船6丁目に1院です。
鎌倉駅の周辺・腰越・深沢・玉縄には、腎臓内科・透析を標榜する診療所がありません。 その代わり、鎌倉地域の御成町にふれあい鎌倉ホスピタル(透析18床)、玉縄地域の岡本に湘南鎌倉総合病院(腎臓病総合医療センター)があります。送迎の範囲が効いてくるのは、まさにこの部分です。
鎌倉市の腎臓内科・透析【全5院】
掲載した院にかぎらず、市内で腎臓内科・透析を標榜している診療所を地区別にすべて挙げます。厚生労働省 関東信越厚生局の保険医療機関一覧(令和8年9月1日現在)で確認した全数です。
| 地区 | 医院名 | 院長 | 標榜科 | 本記事 |
|---|---|---|---|---|
| 大船 | しおのいり内科 | 塩之入 温 | 内科・アレルギー科・循環器内科・糖尿病内科・腎臓内科・内分泌代謝内科・老年内科・呼吸器内科 | — |
| 大船 | 北鎌倉かみじょう内科 | 上條 由佳 | 内科・腎臓内科・代謝内科・女性内科 | 掲載 |
| 大船 | 湘南クリニック | 今福 俊夫 | 人工透析内科 | 掲載 |
| 大船 | 大船駅前なかしま腎泌尿器科クリニック | 中島 健寛 | 泌尿器科・腎臓内科 | 掲載 |
| 大船 | 若杉内科クリニック | 皆川 冬樹 | 内科・糖尿病内科・内分泌内科・腎臓内科・リウマチ科 | — |
※院長名・標榜科はこの一覧に基づきます。診療時間や休診日は各院の公式サイトでご確認ください(この表には含めていません)。この表は診療所の一覧です。 市内で透析を受けられる病院については、「鎌倉市で透析を受けられるのは、どこ?」の節に並べています。
市内の全診療所163院の分布は、鎌倉市の医療機関一覧にまとめています。
ほかに、どんな選択肢がある?
標榜5院のうち掲載しなかった2院と、選択肢になりうる市内の病院・近隣の施設を挙げます。
- 若杉内科クリニック(大船6-1-1 松竹ショッピングセンターB棟2F/0467-47-6755)——内科・糖尿病内科・内分泌内科・腎臓内科・リウマチ科を標榜し、腎臓内科のページでは尿・血液検査と腎臓のエコーで腎臓病を診断・治療するとしています。ただし、腎臓内科・膠原病を担当してきた顧問の若杉春枝医師(日本腎臓学会 腎臓専門医・日本透析医学会 透析専門医)が2026年9月末で退職し、お知らせでは腎臓内科・膠原病リウマチ内科は横浜市立大学 膠原病腎臓内科から派遣される医師が引き続き診療する予定で、詳細は確定次第知らせるとしています(10月からは金曜午前と第1・第2土曜にリウマチ・膠原病内科の外来を置くと告知)。10月以降の腎臓内科の担当医と資格を公式サイトで確認できないため、今回は掲載していません。院長の皆川冬樹先生は医学博士で、糖尿病・内分泌を主に診ています(公式サイトに専門医資格の記載はありません)
- しおのいり内科(大船3-1-3 セイショウナンビル4階/0467-42-7640)——厚生局の標榜に腎臓内科・糖尿病内科・内分泌代謝内科などを並べる院ですが、公式サイトを確認できませんでした。 医師の資格・経歴や診療時間を一次情報で確かめられないため掲載していません(厚生局の一覧では「現存」)
- 池田腎・泌尿器クリニック(大船1-10-16/0467-48-2211)——院名に「腎」とありますが、厚生局の標榜は泌尿器科のみで、公式サイトの内容を確認できませんでした。血尿や排尿の相談の選択肢として名前だけ挙げておきます
- 湘南鎌倉総合病院(岡本1370-1/0467-46-1717)——腎臓病総合医療センターに腎免疫血管内科(腎内)・血液浄化部(透析)・腎移植外科・腎移植内科の4科がまとまり、血液透析・腹膜透析・腎移植を行っています。外来担当表にはのう胞腎外来・腹膜透析外来・腎移植外来があり、予約・問い合わせの電話は平日13時〜16時と案内しています。透析の導入、腹膜透析、腎移植、透析中の合併症の治療という点で、市内でもっとも守備範囲が広い施設です
- ふれあい鎌倉ホスピタル(御成町9-5/0467-23-1111)——透析ベッド18床、月〜土の午前・午後の2クール。通院が困難な方の無料送迎、入院したままの長期の透析、外来透析の方のショートステイ。鎌倉駅の周辺から通える唯一の透析施設です。透析の相談は医療社会サービス部(0467-23-1113)
- 大船中央病院(大船6-2-24/0467-45-2111)——内科に腎臓内科の外来があり、須藤博院長は日本腎臓学会 腎臓専門医、血液浄化室長を置いています。外来の維持透析の受け入れは公式サイトで確認できませんでした
- 同じ法人の近隣の透析施設——湘南クリニックの公式サイトは、同じ善仁会グループの近隣施設として戸塚新クリニック(戸塚駅東口 徒歩3分)、上永谷クリニック(上永谷駅 徒歩2分)、中田駅前泉クリニック(中田駅 徒歩1分)を挙げています。引っ越しや転職で通いにくくなったときに、同じ法人の中で移れる余地があります
よくある質問
Q. 鎌倉市で人工透析を受けられるのはどこですか?
A. 診療所では湘南クリニック(大船2丁目・透析48台)です。病院では、湘南鎌倉総合病院(岡本・血液透析・腹膜透析・腎移植)とふれあい鎌倉ホスピタル(御成町・透析ベッド18床・入院透析)が透析を行っていることを公式サイトで確認できました。大船中央病院にも血液浄化室がありますが、外来の維持透析の受け入れは確認できませんでした。
Q. 仕事を続けながら、夕方以降に透析を受けられる施設はありますか?
A. 湘南クリニックです。 公式サイトに夜間17:00〜の枠があり、厚生労働省の医療情報ネットの登録では月・水・金が22:00まで、火・木・土が19:00までです。ただし公式サイトと医療情報ネットで書き方が違うため、見学のときに曜日と時刻を確かめてください。 ふれあい鎌倉ホスピタルは午前・午後の2クールで、夜間の枠は案内されていません。日曜はいずれの施設も休みです。
Q. 通院の送迎をしてくれる透析施設はありますか?
A. 湘南クリニック(無料・比較的広いエリアと記載)とふれあい鎌倉ホスピタル(通院が困難な方の無料送迎・範囲は事前相談)が送迎を行っています。いずれも範囲は施設に確認が必要です。
Q. 健診で「尿たんぱく」「eGFRが低い」と指摘されました。どこへ行けばいいですか?
A. 厚生労働省の啓発資料は、尿蛋白が(1+/2+/3+)の場合とeGFRが60未満の場合に医療機関の受診をすすめています。市内の診療所で腎臓内科の外来を掲げ、2026年10月以降も腎臓専門医を公式サイトで確認できるのは北鎌倉かみじょう内科です(予約優先制・木曜休診)。尿潜血や目に見える血尿が主な指摘なら、泌尿器科専門医の大船駅前なかしま腎泌尿器科クリニックも選択肢です。
Q. 透析の費用はどのくらいかかりますか?
A. 健康保険の「特定疾病療養受療証」により、自己負担限度額は1万円(70歳未満の上位所得者は2万円)です。鎌倉市の国民健康保険の場合、窓口は保険年金課 国民健康保険担当(0467-61-3607)です。身体障害者手帳をお持ちの方は自立支援医療(更生医療)の対象になりえます(窓口は障害福祉課・0467-61-3974)。
Q. シャントの調子がいつもと違うときは、どうすればいいですか?
A. 次の透析日を待たずに、通院先へ電話してください。 音が聞こえない、いつもの振動を触れない、腕が腫れた・赤くなった・痛む——これらは待たないほうがよいサインです。湘南クリニックは、通院している透析患者の電話相談を24時間365日受けると記載しています。意識がおかしい、胸が強く痛むなどのときは119番、迷ったら#7119です。
Q. 腹膜透析や腎移植も考えたいのですが、どこに相談すればいいですか?
A. 方法を選ぶ段階の相談なら、北鎌倉かみじょう内科が、保存的療法・腹膜透析・血液透析・腎移植の選択肢を説明して治療方針を提案するとしています。院長は日本赤十字社医療センターで腹膜透析の外来をまとめた医師です。腹膜透析や腎移植を実際に行う市内の施設は湘南鎌倉総合病院で、腹膜透析外来と腎移植外来があります。
選定方法と情報の出典
- 対象:鎌倉市内で腎臓内科・人工透析内科などを標榜しているクリニック(診療所)。ただしこの記事では、例外的に病院も「鎌倉市で透析を受けられるのは、どこ?」と「ほかに、どんな選択肢がある?」で扱っています。 透析は週3回・何年も通う医療で、通う場所を選ぶ段階では診療所と病院を並べて見るのが自然だからです。掲載3院は診療所です
- 市内の分布を先に確認しました:厚生労働省 関東信越厚生局の保険医療機関一覧(令和8年9月1日現在)で鎌倉市の診療所163院すべてを確認し、腎臓内科・人工透析内科・透析・腎臓泌尿器科・腎内のいずれかを標榜する5院を「どのエリアに、どの院がある?」に全院掲載しています。「内科」だけを標榜する院に腎臓専門医がいる場合も候補に含める方針で、当編集部が市内の一般内科の院の公式サイトを確認した記録も見直しましたが、腎臓専門医を公表している診療所は、標榜5院に含まれる北鎌倉かみじょう内科・湘南クリニック・若杉内科クリニック(腎臓専門医の若杉春枝医師は2026年9月末で退職)のほかに見つかりませんでした
- 軸:①透析を行っているかどうか(=読者がどの段階にいるか)②医師が公表している資格と経歴(腎臓専門医・透析専門医。指導医まで持っているか)③透析の体制(台数・時間帯・送迎・シャントへの対応)④尿の異常の入口として泌尿器科の側から診られるか
- 3院という数は、軸の数で決めています。 5や10に合わせて市外の院を足すことはしていません。大船駅前なかしま腎泌尿器科クリニックは、院長が泌尿器科専門医で腎臓専門医の記載がありません。 腎臓の病気そのものの治療先としてではなく、血尿・尿路の病気の入口という別の軸で掲載し、その旨を比較一覧と当該院の節に明記しています
- 掲載しなかった院:若杉内科クリニック(腎臓内科を担当してきた医師が2026年9月末で退職し、10月以降の腎臓内科の担当医と資格が公式サイトで確認できないため)、しおのいり内科(公式サイトを確認できないため)。「ほかに、どんな選択肢がある?」に記載しています
- 医師の資格・経歴はすべて各院の公式サイトで確認しました。 第三者の医療情報サイトの記載は根拠にしていません。湘南クリニックの在籍専門医は、厚生労働省の医療情報ネットの登録でも突き合わせています。院長名は厚生局の一覧(管理者欄)とも照合し、3院とも一致しました
- 公式サイトで確認できなかったことは、確認できなかったと書いています。 湘南クリニックの送迎の範囲、湘南鎌倉総合病院と大船中央病院の透析の台数・時間帯・送迎、大船中央病院の外来維持透析の受け入れがそれに当たります
- 食い違っているものは、両方書いています。 ①湘南クリニックの透析の時間帯(公式サイト「午前9:00〜・午後14:00〜・夜間17:00〜」/医療情報ネット「月水金 8:30〜13:00・14:00〜22:00、火木土 8:30〜13:00・14:00〜19:00」)②湘南クリニックの開院時期(公式サイト「昭和51年11月1日」/厚生局の指定年月日「平成8年12月1日」)③大船駅前なかしま腎泌尿器科クリニックの駐車場(アクセス欄「専用駐車場・提携駐車場はございません」/ページのmeta description「駐車場や駐輪場も完備」)
- 口コミの扱い:件数・評価は2026年9月28日にGoogleマップで確認した値です。星の高い順には並べていません。 件数は7件から8件まで開きがあり、星がいちばん高い院は7件、いちばん低い院は8件でした。 口コミの内容は投稿者本人の経験に基づくもので、当編集部が診療の事実関係を確認したものではありません
- 掲載順:記事の構成(透析を行わない外来の院 → 透析を行う院)に合わせています。 おすすめ順ではありません
- 診療時間は掲載の基準にしていません。 「夜間・土日・祝日は、どこに通える?」の節で、掲載していない病院も含めてまとめています
- 運営元との利害関係:厚生局の一覧163院の名称・開設者欄を全件確認し、本記事の掲載3院および「ほかに、どんな選択肢がある?」で挙げた施設に、運営元(株式会社EN/医療法人社団 季邦会)の運営院・関与先は含まれていません
- 医師による確認:記載内容は現役医師が確認しています
情報の出典(2026年9月28日確認)
- 厚生労働省 関東信越厚生局「保険医療機関・保険薬局の指定等一覧及び保険医・保険薬剤師の新規登録一覧」(市内の全医療機関・院長名・標榜科/令和8年9月1日現在の神奈川県・医科の一覧を使用)
- 厚生労働省 医療情報ネット(ナビイ)「湘南クリニック」(透析の時間帯・休診日・駐車場・在籍専門医/最終更新 2026年3月2日/2026年9月28日確認)
- 北鎌倉かみじょう内科 公式サイト(医師紹介・腎臓高血圧内科・当院の検査体制/2026年9月28日確認)
- 大船駅前なかしま腎泌尿器科クリニック 公式サイト(医師紹介・腎臓内科・医院紹介/2026年9月28日確認)
- 善仁会グループ「湘南クリニック」(2026年9月28日確認)
- 善仁会グループ「横浜第一病院 バスキュラーアクセスセンター」(2026年9月28日確認)
- 若杉内科クリニック 公式サイト(腎臓内科・リウマチ内科・若杉医師退職のお知らせ・リウマチ・膠原病内科のお知らせ/2026年9月28日確認)
- 湘南鎌倉総合病院「腎臓病総合医療センター」(2026年9月28日確認)
- ふれあい鎌倉ホスピタル「透析センター」(2026年9月28日確認)
- 大船中央病院「内科」(2026年9月28日確認)
- 厚生労働省「見逃していませんか? 腎臓からのSOS!」(2026年9月28日確認)
- 鎌倉市「被保険者への給付の概要」(特定疾病療養受療証/2026年7月25日更新/2026年9月28日確認)
- 鎌倉市「自立支援医療(更生医療)」(2026年2月13日更新/2026年9月28日確認)
- 鎌倉市「鎌倉市の救急医療体制について」(休日夜間急患診療所/2026年9月28日確認)
- 神奈川県「かながわ救急相談センター(♯7119)」(2026年9月28日確認)
- Googleマップ(各医療機関のクチコミ件数・評価/2026年9月28日確認)
