研修医マッチング対策、いつから始めるべき?
医学生の皆さんは、研修医マッチング対策をいつ頃から意識し始めていますか?
医学部6年生の筆者自身は、4年生の夏頃から「そろそろ考えないといけないのかな」とぼんやり意識し始めましたが、本格的に対策を始めたのは5年生の冬でした。「何から手をつければいいかわからない」と感じている医学生も多いのではないでしょうか。

本記事では、研修医マッチング対策シリーズ第1回として、
- 研修医マッチングの仕組み
- 全体の流れとスケジュール
を中心に、医学生向けにわかりやすく解説します。
研修医マッチング対策シリーズの全体像
本シリーズでは、研修医マッチングに向けた準備を以下の流れで解説していく予定です。
- 研修医マッチングの流れ(本記事)
- 病院の選び方
- 病院見学の心構え
- エントリーシートの書き方
- 筆記試験・面接対策
- マッチング後の流れ/アンマッチになった場合の対応
まずは全体像を把握することが、マッチング対策の第一歩になります。
研修医マッチングとは?制度の基本を解説
研修医マッチング(医師臨床研修マッチング)とは、医師免許を取得予定の医学生(研修希望者)と、臨床研修を行う研修病院・研修プログラムを、双方の希望順位に基づいてコンピュータで組み合わせる制度です。
一定のアルゴリズムに従って、公平に組み合わせが決定される仕組みとなっています。 アルゴリズムの詳細については、医師臨床研修マッチング協議会の公式資料が非常に分かりやすいため、一度目を通しておくことをおすすめします。
研修医マッチングの流れとスケジュール
研修医マッチングの大まかな流れは、以下の通りです。
病院見学(4〜5年次〜6年次夏頃まで)
多くの医学生が、4〜5年生のうちから病院見学を始めます。6年生の夏頃までに、志望病院の雰囲気や研修内容を把握しておくことが重要です。
マッチング参加登録(6年次7月末まで)
研修医マッチングに参加するためには、期限までに参加登録を行う必要があります。登録忘れは致命的になるため、早めに確認しておきましょう。
各病院の選考(6年次7〜8月)
病院ごとに、筆記試験や面接などの選考が行われます。病院によって選考方法や日程が異なるため、スケジュール管理が重要になります。
希望順位表の提出(6年次10月上旬まで)
志望する研修プログラムを順位付けして提出します。ここがマッチング結果を左右する重要なポイントです。
マッチング結果発表(6年次10月下旬)
コンピュータによる組み合わせが行われ、研修先が決定します。
医学生が早めにマッチング対策を始めるべき理由
筆者がマッチングを意識し始めたきっかけは、4年生の夏から秋にかけて学内で開催された、マイナビやレジナビなどの説明会でした。この頃から、口コミサイトを活用して情報収集を始める同級生も徐々に増えていきました。
研修病院の情報収集には、
- HOKUTOレジデント
- 民間医局レジナビ
などのサービスが役立ちます。また、6年生の先輩に直接話を聞くことで、リアルな体験談を得られるのも大きなメリットです。
マッチングのスケジュールを見ると分かる通り、参加登録から結果発表までは非常に短期間です。その間に、Post-OSCE、東医体・西医体、卒業試験などが重なるため、6年生は想像以上に忙しくなります。
そのため、早めに情報収集を始め、自分なりのペースで準備を進めておくことが、後悔しないマッチング対策につながります。
まとめ|研修医マッチング対策は「流れを知る」ことから始まる
研修医マッチング対策では、いきなり病院を絞り込む必要はありません。まずは制度の仕組みと全体の流れを理解することが最も重要です。
本記事をきっかけに、少しずつ情報収集を始めてみてください。次回は、「研修医マッチング対策② 病院の選び方」について詳しく解説します。
文責:ProDoctorsインターンシップ生(医学部6年)






