中国医学留学を考えているけれど、「中国語に自信がない」という方も多いのではないでしょうか?
実は近年、中国の医学部には英語プログラムが増えており、英語を中心に受験・授業を受けられる大学が増えています。 ただし、「完全に中国語不要」というわけではない点に注意が必要です。 この記事では、英語プログラムの基本情報から、メリット・デメリット、卒業後のキャリアまで、わかりやすく解説します。
中国の英語プログラム医学部とは?
中国の医学部には、留学生向けの英語授業プログラムがあります。
特徴は以下の通りです
・授業は英語(ただし、基礎中国語科目が必修の大学が多い)
・出願から卒業まで英語メインで対応(願書、面接、試験など)
・臨床実習では中国語が必要な場合あり ・WHOの「World Directory of Medical Schools」(WDOMS)に掲載されている大学が多い(※ただし、掲載校でも母国での免許取得には追加条件あり)
必ず確認すべきこと
・志望校が[WDOMS公式リスト](https://search.wdoms.org/)に掲載されているか
・母国(日本など)で卒業資格が認められるか
英語で学べる主な大学一覧
※注意点※
・大学によって募集状況が変わる
・学費・入試要件は変更されるため、必ず大学公式サイトで最新情報を確認
英語プログラムのメリット vs. デメリット
メリット
・中国語が苦手でも入学可能(大学によるが出願・授業は英語がメイン)
・欧米に比べて学費・生活費が安い
・国際色豊かな学習環境(世界中から留学生が集まる)
・卒業後は世界各国で活躍可能(WDOMS掲載校ならアメリカUSMLE・イギリスPLAB・オーストラリアAMCなどの各国の医師資格試験に挑戦する道が開かれます)
ただし、USMLEはWDOMS掲載+ECFMG認証が必要。
デメリット
・臨床実習で中国語が必要(患者とのコミュニケーションに困る場合あり)
・日本で医師免許を取るのが難しい
・国によっては卒業後の試験が必須
卒業後のキャリアは?
- 中国国内で働く
外国人向けの臨床研修プログラムがある(ただし中国語力が必要)。 - 母国(日本など)で医師免許を取得
ただし日本ではハードルが高い。
卒業後、厚生労働省の個別審査を受け、医師国家試験予備試験→国家試験というルートが必要な可能性が高い。 - 第三国(米国・英国・オーストラリアなど)でライセンス取得
WDOMS掲載校ならUSMLE(米国)・PLAB(英国)・AMC(豪州)の受験資格を得られる。ただし、インターンシップなどの追加要件がある国が多い。また、 USMLEはWDOMS掲載+ECFMG認証が必要。
まとめ
中国の英語プログラム医学部では、英語をメインに医学を学ぶことができます。
しかし、中国語がまったく不要というわけではありません。特に臨床実習や卒業後のキャリアを考えると、基礎的な中国語力は必要不可欠です。
ただし、日常生活や実習などを通して中国語を習得していけば、英語・中国語・日本語という三言語を自在に使いこなせるようになります。これは将来、グローバルな医療現場やビジネスシーンで大きなアドバンテージとなるでしょう。
また、中国医学留学には、学費や生活費が比較的安いこと、そして国際色豊かな環境で学べるという大きなメリットがあります。一方で、卒業後の進路や資格取得ルートについては、事前に慎重に検討することが重要です。
後悔しないためにも、しっかりと情報を集め、自分に合った道を見つけましょう!
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